パワームーブが過ぎる『君と世界が終わる日に』シーズン4・第1話の感想とツッコミ(ネタバレあり)

『君と世界が終わる日に』シーズン4が配信開始となりましたね。

Huluの2022年の閲覧ランキング(だっけ?)で堂々の一位だったらしいけど。マジで?

本気で見てる人?竹内涼真(や、その他俳優さんの)のファンの人?ゾンビドラマだから見てる人?ヲチ目的で見てる人?あと誰がいるのかしら??

今まではシーズン1はロードムービー&自衛隊基地、シーズン2はセレブの集まるシェルター、シーズン3は食肉要素ありのカルト教団、そしてシーズン4は刑務所を舞台にしているそう。

刑務所で戦うの、思いっきりウォーキング・デッドだね。とか、謎のヘリが出てくるの、やっぱりウォーキング・デッドだね。とかはいいんです!!!!

ドラマの冒頭は彷徨う男(なんと橋本じゅんさん)が登場。仲間に「ユートピアは本当にある…」と言い残し、そのまま錯乱状態に。というより発狂???

これってもう、楳図かずお先生の『漂流教室』じゃん!富士山のふもとに天国がある…富士山のふもとに天国がある… のシーンじゃん!と勝手に盛り上がりましたね。

(学校を追われたスケバングループが1人だけ帰還し、そう言い残して死亡。生徒たちは自然発生した毒ガスに追われて学校を後にし、本当に富士山を目指して砂漠と化した道なき道を歩き始める…という展開があるのですよ)

いや、このドラマは本当に面白いよね。飽きさせないよね。日本テレビの昔のドラマにあった荒唐無稽だけど熱量が高すぎて病みつきになってきちゃう、そんな感覚を持ち合わせている気がする。

このドラマについて「ゾンビドラマなんて今更~」とか「韓国のドラマと比べると~」とかいうの、やっぱナンセンス。こんなにゲラゲラ笑ったの久しぶり。

 

そういえば、誰が脱落して誰が生き残っているのかもうよくわからなくなってきましたが(そもそも生きていてもレギュラー出演しなくなるパターンあるし)。響の嫁である来美、響の親友・等々力(笠松将が脱落したのはつくづく惜しい)、あと女医・ジアンも脱落しましたね。あと子役の結月ちゃんはカルト教団の生き残りと生活するといってシリーズ卒業したし。

ということで、今回は主人公の響、そして響が昔好きだったけどむくわれず、次に好きになった等々力も死んでしまった佳奈恵ちゃん(飯豊まりえ)が続投。あと、体術に優れた詐欺師・伊織(桜井日奈子)、まだ1話には出てきてないけど今後の黒幕っぽいムーブをかますシンジ(須賀健太)もたぶん続投。

そして新キャラに、突然出てきた財団グループのお嬢さま・明日葉(玉城ティナ)、明日葉に忠実な部下・宗一(溝端淳平)。刑務所の囚人として出てくる残酷兄弟の陸斗と海斗(姜暢雄と前田公輝)が主要キャストかな。財団グループに遠藤雄弥さんがいたのはびっくりしたけど、佐野ひなこがいたのもこれまた驚いた。

エンドロールを見ると、飯豊まりえと玉城ティナがダブルヒロインでした。

囚人軍団はもしかして共闘するのかな~とは思います。ほぼほぼ全滅して、主要キャストだけでユートピア目指すのかなと妄想。

とりあえず、このドラマはすごく実況向きなのですが、それでいてテレビで放映されてもそこまで盛り上がらなさそうなのが悲しい。冷めた反応が多そう。ニコニコみたいにコメントが画面上を流れる仕様が合ってそうなんですけどね。

 

で、本編なんですけど。

響が襲撃されて、子供を連れ去られて20ヶ月後。

に、20ヶ月後…!?すげー中途半端っすね。

  • 響はフラフラしているところを捕まり、刑務所に連れてこられる。刑務所の中では、監禁されたままの囚人と、逃げ込んできた財団グループの生き残りが共存していた。
  • グループに入れてもらっていた佳奈恵と再会するも、錯乱していて誰にでもつかみかかる響。娘を探し回るあまり、会話もできない状態で暴れまわる。
  • メガネの修繕を頼むというしょうもない理由で、囚人を外に出してしまう財団グループ。案の定、囚人たちの下剋上(ちょっと言い回しがジョイマンみたい)。
  • 明日葉は外に脱出。響に助けられるも、彼はコミュニティにいた子供を自分の子だと勘違いしてまだまだ暴れまくる。未来が持っているはずの来美の結婚指輪を持っていた明日葉を問い詰める響だが、それはユートピアから持ち帰られたものだった。
  • 逃げようとする明日葉と手錠でつながり、刑務所の中に戻る響。ユートピアから戻ってきた男・折田に会うため、潜入する。
  • 錯乱した折田は救護室で寝かされていた。有益な情報が聞き出せないまま、響の目の前で彼は囚人たちに殺されてしまう。
  • 財団グループの仲間を支配する囚人たち。食料や物資のある倉庫の鍵を求め、宗一を人質にとって響と明日葉と交渉する。だが、響は宗一を銃で撃って逃げる。おまけに、倉庫にある物資はもう残り僅かだとわかる。
  • かすり傷だった宗一は響たちと逃走。その頃、囚人たちの前に現れたのは伊織だった。海斗と伊織は顔見知りのようで…?
  • そして彼らの頭上にヘリコプターが現れて…? そのヘリコプターには明日葉とその弟の胸についているバッジと同じマークがついていた…?

 

ということで、話がまっったく進まない感じだったんですけど、要は刑務所の物資がつきかけているからしょうがないユートピアを目指すという展開なんですね。響は娘を探すため、ということか。しかし、最初に辿りついた折田は「俺たちは入る資格がなくて入れてもらえなかった」って言ってましたけど、そこがキーワードなんでしょうか。

いや、そんなことはいいんだ。日本の刑務所でオレンジの囚人服は着ないのではないか?とか、兄弟が同じ刑務所に入れられることはないと思うぞ、とか、なんで女がいるんだよ(ひとりだけ女囚がいる。調べたら元櫻坂46の子でした)とか、ツッコミどころが満載過ぎる。

数年間刑務所で監禁されてたわりには、囚人が強すぎて元気すぎるし。普通、急に走ったら膝とか腰がポキポキいって走れなさそう。栄養足りてないだろうし。グルコサミンでも飲んでたんか。

女囚の後ろにぴったりついているロン毛の男性は掟ポルシェさん?と思ってたけど、違いましたね。

刑務所の設定があまあまなのはおいといて。

もう2つスゲーつっこみどころがありました。

①折田の死に様

響の必死の形相に応えるように、ユートピアの情報を絞り出す折田。しかし、突然彼の頭に弓が刺さる!そのままベッドに倒れ込む折田!

って、この矢の刺さり方が左から右にぷっすり、マンガみたいにキレイに刺さってるの。『すべてに射矢ガール』やんけ…(知ってます?この漫画)。

まず、どこから弓を射たらこうなるんだよ?とか、金属製じゃなさそうな矢がこんなに簡単に頭を貫通するのかね?とか、倒れてそのままベッドにきちんと倒れるのコント?(枕にそのまま頭乗せて寝た)とか、すべてのツッコミが渋滞して、思わず笑ってしまった。そもそも、弓って構えている間に気付かれる確率高そうだし。

それに弓の心得がある人ってそんなにゴロゴロしてんですかね。一瞬で退場する必要があったのでしょうが、なら投げナイフでよかったんじゃないか。

②宗一のかすり傷

がっつり銃で撃たれたのに、「かすり傷です」と言い張る宗一。いや、直撃してたと思うんですけど。 あ、振り返ってみるとそんなにツッコミどころでもないな。

そして、響の髪の毛が一部白メッシュになっていたのは白髪なんだろうか。汚れなんだろうか。

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