ガタイができあがってる女性を怒らせるとマジで怖いという戒め『ザ・フィクション』

ザフィクション

わたくし、フジテレビの「ザ・ノンフィクション」を15年以上ほぼ毎週見ています。そう気が付いたら怖い。

ドキュメンタリーは面白いですよね。でも、映画で“フィクション”を扱うとなんだか、楽しむのが難しい…

いや、もちろん映画の裏側を見せるドキュメンタリーとか、社会に切り込むドキュメンタリー映画とかのことではなく。

マーダーフィルムをテーマにした映画になかなか名作がないように。

2019年カナダの映画『ザ・フィクション』も名作とは程遠いような気がする。

※DVDジャケットの水着のおねえさんはでてきません。あと、襲われている人は主人公じゃないよねコレ

小説家を目指す主人公は、ある高名なホラー作家の助手に起用される。彼の作家としての意欲を刺激するために、さまざまなゲームに参加させられる(といってもウソ発見器とか、寝てる間にドッキリされたりとか、怖い映像を延々と見せられたりとか)主人公。

しかし、地下室に監禁されている女性を見つけた主人公はとうとう壊れてしまう。小説家はシリアルキラーなのだ!自分のした殺人をモチーフに小説を書いていたんだと思い込む主人公。

しかし、追い詰められた小説家は、監禁されている女性は女優だと言い出し…(主人公の反応を見て小説に反映させたかったらしい)

途中までは主人公に肩入れして見ていたのですが、主人公がブチ切れてしまってからはもう怖すぎて怖すぎて… わりとガタイがいい・眼の瞳孔が常に開きっぱなし・血まみれの女性が「嘘をつくと指をきりおとーす!」と言いながらグイグイ迫ってくるんですもの。

実際のところ、小説家の言っていることは真実なのです。

ラストは「小説家を解放して自分は死亡する」エンディングでありながら、「小説家を殺してから、彼に襲われたと主張。彼の執筆していた小説を自分のものとして発表する」というエンディングもあり… ただ、後半のほうのエンディングは死に際の彼女が見た妄想なのかなぁと思いました。

小説家志望と言いつつ、テレビのショーに出演している自分の想像しかしていないという時点でなかなかですよこれは。 といいつつ、私も雑誌に少しだけ記事をのせていただいた際にホラー映画×おじさまコラムを書くと言っていてまだ実現していないんだ… 許してくれ… 自分で自分の首を絞めて苦しむだけの感想だった。

まったく関係ないですが、物語の舞台となっていたログハウスがわりとしょぼくて、学生用の合宿所みたいでした。売れっ子小説家はああいうところに滞在しないと思う。イスも硬そうだし。痔になるよ!!!それともドーナツクッションを持参しているのでしょうか。それならカワイイ。