こんなに性格が悪い主人公がいまだかつていただろうか…韓国ホラーアニメ『整形水』

整形水

2020年の韓国アニメ『整形水』を見ました。タイトルがもっちゃりしている印象がありますけど、原題は『ビューティーウォーター』なんですよね。『整形水』よりは、もうすこしぼやかしてある感じ。

主人公のイェジはタレントのメイクとして働きながらも、自身の外見コンプレックス(美しくない、太っている…)に悩まされてきたのですが、「整形水」で美しくなれることを知り、欲望のままに家族を巻き込んで行動し始める…

というお話。

このストーリーを語るうえで欠かせないのが醜形恐怖症とルッキズムではあるのですが、それにしてもひどい。

ひどすぎる。主人公の性格が。

こんなにねじまがってて自己中心的な女、どうなってもいいわい!という気持ちで見ていました。そもそも、美しくなる前から意地悪なタレントの悪口を掲示板に書き込んで憂さ晴らし、親には暴力的といいところがあんまりにも描かれない…

もともとイェジはバレエをやっていたけれど「自分が美しくないから」と挫折。コンテストで2位になったのも美しくないから!と決めつけているような…??

とはいえ、ネットでは彼女が出演した番組(エキストラがおらず駆り出された)のキャプチャーが出回り、まさにネットのおもちゃにされてしまう始末。ここから彼女は引きこもりに…

でも日本でも実際にいますよね、テレビ出演した瞬間をキャプチャーされておもちゃにされている一般の方…

で、映画の話に戻ります。

引きこもるイェジのもとに、なぜか送られてきた整形水。偶然にも「自分の体の肉を好きな造形に作り変えることができる」水を手に入れたイェジ、削げてなくなった肉は親から徴収(!)し、インフルエンサーやタレントとして活動をスタート。ただ、憧れの芸能界もキレイなものじゃない。憧れのイケメン俳優・ジフンとも仲良くなるも… そう、皆様お察しの通り、彼も整形水のユーザーだったのだ。

しかもこの人、男でもなくイェジと同じ外見コンプレックスがあるセレブ女性。その金に物を言わせて美女を集め、お気に入りのパーツを自分の体に寄せ集めていたのです。そしてイェジも、美しい瞳がターゲットとなり…

自分の顔に挿げ替えるんじゃなくて、体の表面にお気に入りのパーツを乗せてキープしているところが「んなわけあるかい」ではあるのですが、最終的にはイェジの瞳はイケメンの太ももに…!?

太もものあたりに目がついていたら邪魔じゃないか?

美とは一体…???

韓国のアニメ映画はモーションキャプチャーを使用して製作されたものが多いイメージですが(日本でいうとプリキュアのエンディングって感じ、造形がリアルな反面カクカクして見える時が多い)、絵柄自体はLINEマンガで掲載されていた『殺スタグラム』というホラー漫画を思い出しました。

変な話、不思議な話だな~という感想で終了!(オカルト系少女漫画みたい、御茶漬海苔先生が書いてそう)ではありますが、夜中2時くらいにテレビ東京で放送されていたのをまったく知識のない状態で視聴したらメチャメチャ怖いだろうなという気はしますね。

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