めっちゃオシャレなホラー映画って、疲れませんか。
怖いんじゃなくて、オシャレのほうにカロリー使っているなぁという映画。
ほんと、よくわからないけど全部見たぞ!『CRESCENT 冷たい海の底』。三日月なんて出てたっけ…
ものすごく変わった映画ですね。
モチーフとしては主人公が作家(絵を描くほう)で、いわゆるマーブリング(絵の具を水面に垂らして模様を作り、それを紙に転写させるアート)をやっている描写があるのですが、このマーブリングの模様が不安の象徴として映画で使われています。
もうひとつが水。映像をプール?水を張った床に投影して、水のさざなみで映像を揺らし、不安定さを表現している模様(この手法は私の想像です。合成の可能性もあるかも)。
- 主人公と息子(めっちゃくちゃかわいい)、海辺の家にバカンスに来る
- 変なおっさんに声かけられたり、深夜に誰かがベルを鳴らしたりと変な出来事が続く
- 主人公、どんどん翻弄される。マーブリングの絵の具が入った容器から、マーブル模様のじじいが出てきてそれが一番オシャこわでした
- 突然主人公が消える。息子のみ。荒れ果てた家のなか、ひとりで生活する息子
- 息子、父からのメッセージを受信。トランシーバーから聞こえる声「お前は今病院にいる。目を覚ませ」
- 変なおっさんが家の中に出現し、息子を追い掛け回す。逃げた子供を助けようとする夫婦だが、なぜか息子を海の中に沈めようとする。逃げる息子。
- 朝になると、倒壊した家のそばにいる息子の姿。親子が仮住まいしていた家は、本当はもう倒壊している?つまり、親子は現実じゃない世界にいる?
- 近くで知り合った女の子(小学校低学年くらい?)が遊びに来る。彼女が息子の面倒を見て、なぜか海辺に倒れている主人公を引きずって家のなかに運ぶ
- 主人公、変なおっさんが家に侵入して驚愕。おっさんを殺そうとするが死なない。
- 海辺に出ると、死んだはずの自分の母や、今まで出てきた人たちが待ち受けている。彼らは主人公と同じ死者。
- 主人公は息子を生き返らせるために、彼を抱いたまま海へ
- 生還する息子。主人公は死んだまま?
みたいなことだと思うんですけど自信がない。
息子がとっっにかくかわええのでひたすら和みますが、中盤の息子だけで生活する場面はほんとドキドキしました。2~3歳だからあんまり話せないし、よくここまで演技できたものだ。海に入るシーンは人形かな?
途中、主人公とその夫、息子でボートに乗る描写があったのですが、この時に事故にあったのかな?と推測。
あと、倒壊した家に関してはよくわからない。ある女性が血まみれのまま、ケガをした娘を抱き抱え倒壊した家から走り出てくる描写があったのですが。一瞬、主人公の子供時代の記憶?と思ったけど(つまり、絶対に存在しない家だと強調していた?)わかんねぇよ。こういう細切れの情報が続き、けっしてつながらないのですが、まぁそこまで気持ち悪くもないですね。つじつまが合わなくてもさほど気になりません。
こういう丁寧な暮らしみたいなの憧れる~と思ってたけど、洗濯中に子供が消えたシーンではマジで心臓が飛び出しそうだった。一番ドキドキしたかもしれない。