「ウォーキング・デッド」シーズン11・第6話『オン・ジ・インサイド』の感想・解説(ネタバレあり)

すっかり忘れていたコニーちゃん、もう失踪してからどのくらい経ったのか誰もわからないんですけど、ず~っと森をウロウロしていた模様。そしてこちらも忘れていた!コニーと一緒にいるのは、一度はミショーンを監禁しようとした男・バージルです。

心を入れ替えたバージルと行動を共にするコニーですが、手話が通じないため意思疎通が全然できないというなかなかの設定。このエピソードはスリリングで面白かったのですが、先に言ってしまうと、なんと四つん這いになって人間を食べる犬人間みたいな集団が出てきます。いやいや、四つん這いに特化しないだろ… ぶっちゃけ別映画みたいな感じですが、コニーも、そしてバージルも熱演しているので非常に盛り上がりました。

そしてダリルとマギーにも進展が!

コニーとバージルはゾンビに追われ続け、何日間も眠っていないままある廃墟に入り込む。彼女を仲間のところまで送り届けることが今まで不幸に追い込んだ人たちへの贖罪になると信じているバージル。しかし、コニーは館に違和感を覚え、探索を始める。

壁の中にいる誰かと目があったコニー。しかし、それは眠っていないから見た妄想だったのか?

実は家の中には四つん這いで人肉を食べる集団が隠れており、コニーとバージルはそれぞれ彼らに襲われてしまう。コニーも一瞬間違われてバージルに襲われるが、なんとか合流に成功した。

このあたり、声が出せないし、手話も通じないからこそのスリルに満ちています。敵か味方かわからない、わかってもらえない。襲来を知らせたくてもできない。もどかしい。その状況がよく表現されていて集中して見てしまいました。

アレクサンドリアではコニーを探そうと計画を練るアーロンとキャロルたちの姿があったが、彼女が生きていると知ったケリーは勝手に拠点を抜け出してしまう。

追いかけるキャロル、ロジータ、マグナ。

バージルは自分が犠牲になると申し出るが、コニーは2人で一緒に脱出しようと誓う。しかし、館から出ようとしてやはり四つん這い集団に襲われてしまった。たまたま倒れていた遺体から内臓を引き出して体に塗りたくり、大けがをしたバージルをかばいながらコニーは扉を開け放つ。なだれこんできたウォーカーと四つん這い集団が対峙し、その隙に脱出したコニーとバージル。追いかけてきた四つん這いもいたが、それを倒したのはケリーだった。

姉妹は涙の再会を果たす。

一方、ダリルはマギーの部下のフロストの拷問を任され、指を切り落として家の情報を吐かせる。偵察に出掛けた彼らだが、ダリルはマギーのいる家の隠れ部屋をなんとかごまかそうとして怪しまれてしまう。なんとかごまかし、マギーたちを脱出させたダリル。

しかし、教祖のもとに戻ると、フロストはさらに拷問を加えられて殺されており(ウォーカー化)、「ほかにも必要な情報を聞き出した」と教組は意味ありげにダリルを見つめている。

四つん這い集団、ちょっとパルクールっぽい動きもしながら走ってくるのがなかなか怖い。一様にロン毛だし。肌が真っ白なのは家の壁の塗料??

しかし、人肉だけであんな人数が長生きできるわけない(そもそも生肉って病気になりそう)し、地下室みたいなところにキレイな白骨だけたくさん落ちていてちょっと笑ってしまった。そんなにしゃぶりつくせるわけないだろ! ちなみにキャストの方は男女ともにいらっしゃったのですが、ガリガリの俳優さんを選んだんだろうとはいえ、だいぶガタイがいい感じは拭えず。まあ、少し前に人食いにジョブチェンジしたのかもしれないけど…

でも、バージルとコニーの、家族でも恋人でもないけど、絶対に生き残ろうね感はなんだか泣けた。

そしてダリルはまったく信用されていないのですが、ウソをつくのがヘタなのがリアルでしたね。教祖に「おめぇ信用してないけどな」的オーラをガンガンに出されていたけど、あれはあれですごくつらそう。元カノもめんどくさいし。早く脱出できるといいですね。

しかし、コニーとバージルが合流して話がどう進展するのかな??

次はユージーンたちの裁判の話か、マギーたちが追われる話になりそうですね。

あと、アレクサンドリアが教祖たちに襲撃されそうな気もしてきましたね…!