いしだ壱成の狂気に刮目せよ!サイコがたっぷり詰まったネタ映画『それ ~それがやってきたら…』

それ

2018年の映画『それ ~それがやってきたら…』を見ました。邦画です。

主演は元SKE48の平松可奈子、さらには椎名ひかりも出演。タイトルからもわかるように、『It』をモチーフにしています。この映画も殺人ピエロが登場しますが、それを演じているのがいしだ壱成さん。さらに、かもめんたるの岩崎う大さんも登場しております。

この映画、とんでもねぇ内容。アイドルが出演するホラーの中でもすさまじくストーリーが薄っぺらいのですが、とりあえず本編を振り返りつつおすすめのポイントを書き散らしていきたい。

そう、私はこの映画嫌いじゃないんですよ。

登場人物がなぜか多いのですが、驚きなのがなんとほとんどが子役。わりと演技うまいのが悲しい。

主人公の絢香と友達のすみれはキャンプの指導員として子供たちを連れて山にやってきます。しかし、いじめで同級生を飛び降り自殺させた響、勇太、拓哉はちょっと暗いムード。それもそのはず、死んだ同級生の父親(これがかもめんたる)が「お前らも殺してやるよ!」と責めまくってきたから。自殺シーンでは学校を借りるお金がなかったのか、バラック小屋みたいなところから飛び降りています。お父さんに責められるシーン、マジで怖い。ただ、自殺させたことに悪びれていない小学生も怖い。

なお、メンバーにはまったく関係ないぽっちゃり少年・稔や女子のまゆ、レナもいます。

この時点で少し萎えるのが、キャンプの指導員の服があまりに映えなさすぎる。ホラー映画なのに… 椎名ひかりちゃんかわいいのに(声も顔もかわいいと思う、ホラー向き)、なんでボーイスカウトみたいな服なんだ!

そしてその夜、突然森で女の子が発見されます。その美咲という女の子、「もしかして死んだ同級生と関係がある?」と心配になる響たち。しかし、絢香は彼女になぜか見覚えがあり…??

さらに深夜、下痢でトイレを占拠する稔に困った勇太は外で用を足そうとしますが、なんとピエロに捕まってしまいます。

このあたりがもう唐突すぎるんですよね。子どもが下痢で苦しんでる映画も初めて見たけど、唐突なピエロにもひっくり返ります。

翌日、すみれは下山して助けを呼んでくることに(携帯電話が通じなくとも、固定電話はないのか…??)。響はコテージに残って美咲を見守り、他のメンバーはバラバラで勇太を探すことにします。その結果、子供たちはめちゃくちゃに喧嘩を始めますが、なんと昼間にも関わらずピエロが出現。そしてななな、なんと!皆殺しであります。子どもがですよ?なにこの話!

難を逃れた響ですが、勇太の遺体を発見して美咲に煽られます。絢香(コイツうろうろするだけで子供を見ていないのがいらつく)は響と合流しますが、そこには美咲とピエロが待ち構えていた…!

またここでも気になるのが、とにかく画面が暗い!映画館でも何をやってるのかよく見えないレベルなんじゃないか。イライラしながら見進めますが、正直、ピエロと美咲のツーショット、さらには美咲がぼんやり闇に浮かんでいるところは幻想的で美しい。

実は彼らの目的は絢香でした。彼女は幼い頃、父親に虐待され監禁されている美咲を発見したのですが通報せず、そのまま彼女は死亡。ただ死ぬ前にピエロが彼女の願いを叶え(かわいそうな彼女に同情したみたいな流れ)、彼女の父を殺してあげたものの、美咲は死亡。

死んだ彼女はピエロと行動を共にするようになり、絢香に復讐しようと狙っていたのです。

このピエロ、子供をさらうのではなく味方のようなのですが、それならなぜ罪がない子供たちまで殺したのかはよくわからない。絢香が通報しなかった理由も明確に明かされないし、絢香よりも圧倒的に父親が悪いんじゃねえかなぁという後味の悪さ。絢香も子供だったわけだし…

そして響も殺され、すみれが戻った時には狂った絢香のみがそこに残されていました。子どもたちの大量虐殺の犯人として逮捕された(というか、精神病棟に収容されているっぽい描写)絢香ですが、ピエロは病院まで追ってきて彼女を殺します。

屋上から空を見上げるピエロと美咲。そしてタイトルがドーンと出て闇に溶けて終わり。冒頭でも出ていた覚えのあるタイトルを、しかもそんなにいいタイトルでもないのになぜ噛みしめなきゃいけないのか。余韻ゼロであります。

この病院のシーンも全然病院に見えないんです。だって枕元にポット置いてあるんだぜ。公民館じゃないんだからさ、枕元にアツアツのお湯あったら危ないよ。

この映画で噛みしめたいのが、いしだ壱成という存在。いや、わりとハマってるんだよね、殺人ピエロ。この俳優さんが殺人鬼っぽいということでは断じてない!サイコなシーンでは甲高い声でギャハハハハ!と笑って、女の子が死んだときにはピエロのメイクを崩しながら泣いて。演技、うまくない?わりと。今流行の刑事ドラマとか監察ドラマとかにはなんとなく不向きっぽい気もしますが(顔立ちが童顔ぽいので違和感ある)(それにお父さんがお騒がせしたのもあって大変そうですね)『あなたの番です』の袴田吉彦みたいに、何かがハマれば再ブレイクしそうな気もします。

っていうか、かもめんたるはなんだったんだ。あの熱演は… いじめで死んだ男の子もピエロの仲間になっているんだったらストーリーにつながりがでた気もする。

映画の前半で、このいじめられっ子の父親らしき人がハアハアしながら子供たちを追いかけているような場面があるのですが、これも結局ピエロだったのか。いや、どのタイミングで聞いてもパンティー泥棒の吐息にしか聞こえなかったですけど… 

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