性格の悪いばあさんの悪行だけが面白い謎ホラー映画『悪魔のビンゴカード』

2021年のアマゾンプライム独占配信『悪魔のビンゴカード』を見ました。

ここのところ、アマゾンプライム制作の映画をちょこちょこ見てるんですけど、いや~… ドラマは当たりが多いんですけど、映画はねぇ…

この映画、さびれた田舎町に突然ビンゴホールがオープンし、そこで大当たりした人は次々死亡!ホールの支配人の正体は悪魔だ!老人たちが立ち向かうぞ!!みたいなノリのお話です。しかし、そもそもビンゴホールを舞台にすることのなじまなさ、全体的にチープなノリ、それを上回れないストーリーという… 裏切りも驚きもないし、怖くもないし。

未見の方がいらっしゃったら、回避してもいいと思う…

結論からいうと、故郷に執着するのはやめよう。大事な仲間がいれば、そこが故郷だという学びがあるのですが、それ以外は何もないっス。

主要キャラは全員老人。

性格が悪くて(長谷川町子の「いじわるばあさん」的な性格)チャキチャキ明るいルピタ、嫁の動向に頭を悩まし孫を溺愛するドロレスを軸に、修理工のクラレンスとモリス、美人の美容師・ヨランダもいます。

で、ビンゴホールが新規オープンしてドロレスの嫁がまずビンゴを当てるのですがそのせいで狂って死亡、クラレンスもビンゴを当てて大金を手にして死亡。他の知人もどんどん狂っていきます。

しかし一人だけ正気だったルピタはビンゴホールの支配人が怪しいと睨み、ホールに突入。なんだかんだで目が覚めた老人たちと敵を倒し、正気を取り戻させます。

で、結論の「執着するのはやめようネ!」という発言。

本当に語ることがない映画だ。吹替が存在するので作業用BGMにはいいかもしれません。いや、いいのか?

冒頭、ルピタがカップルに割り込んでわざとぶつかってコーヒーこぼさせてたのが一番面白かった。こんなに性格が悪い主人公、なかなかいないわよ。