2016年のイギリス映画『ドント・ハングアップ』を見ました。この映画、ジャケット詐欺なんだよなぁ。メインキャラ、男子学生なんですよね。内容は思ったよりはよかったので、ジャケットで損してそう。
主人公はで、でたー!いたずら系動画配信者~!隣人にいたずらして怖いジジイに仕返しされる『グッド・ネイバー』もありましたが、似たようなテイストの映画ですね。悪ふざけ動画を撮りまくっていたら、そのいたずらのせいで復讐される… という、ある意味スカッと映画です。
登場人物は意外と多い。
グループのなかではまだ良識的なサム(どうでもいいがイケメンでかわいい)、悪ノリ大好きなサムの親友・ブレイディがメインキャラ。サムの彼女・ペイトンはなぜか彼を避けています。それには理由があって…!?
また、動画配信では中心になってはしゃぐロイ(映画にはほとんど登場せず)、いじられ役のモーズリー(ちょこっと登場)もいます。
舞台はサムの家。ブレイディとサムはいつもの悪ふざけでいたずら電話をかけまくって遊んでいましたが、反対に自分たちに電話がかかってきます。
「電話を切るな」と言われ、最初は信じていなかったものの、ブレイディの親が監禁されていること・彼らの個人情報がダダ漏れなこと、電話をハッキングされていることで徐々に縮み上がります。
さらにロイも監禁されており、モーズリーもサムの家の裏口で死んでいるのが発見されちゃいます。さらにペイトンも監禁されており…
電話口の男が提案したのは
ブレイディには「サムとその家を出たら2人は助けてやるが、監禁している家族は殺す」
サムには「ブレイディを殺せばペイトンやその家族を返す」
ブレイディはサムを選ぼうとしますが、サムはその親友と自分の彼女が浮気していた(しかもブレイディくんそれを撮影していた)ことを知り、大ショック。それでも友情を失わない2人、サムは外に出てすぐそばに駐車されていた車からペイトンを救出。
家の中庭のほうに出たブレイディは犯人に捕まり、サムは犯人と誤ってブレイディを殺してしまいます。後ろから現れた犯人はペイトンを射殺し、その罪をサムに着せて警察が来て終了。サムは殺人犯として逮捕される(ペイトンとブレイディの浮気を知って虐殺したというトンデモネー話。ブレイディの家族とロイとモーズリーを殺したのもこじつけて終わる)という衝撃のラストで終わりました。
実は若者たち4人がかけた電話のせいで娘と嫁を失った男が復讐のため、1年以上彼らのことを調べていたということもわかるのですが、みんなが死んだ後もリビングではペイトンとブレイディの浮気動画が延々繰り返されているのがシュールでした。
また、電話のハッキングってすごい難しそうだけどできるもんなんですかね。2016年公開の映画だからスマホじゃない(家の固定電話を使用していた)んですけど、それだから成せる技なのかしら??
かる~いホラーなので、さくさくみられるのはうれしい。DVDに入っていた吹替版がちょうどよかったですね。