AIにストーキングされた結果、夫が殺し屋に狙撃されちゃった…トンデモ映画『シャットダウン』

シャットダウン

ツタヤディスカスでレンタルする映画って、到着した頃にはなんで借りたんだか忘れてるんだよなあ。この映画もそう。

なんと、初めてかもしれないチェコ/スロヴァキア映画。2018年の映画『シャットダウン』。AIがすべてを管理するオシャレハウスに住むことになった開発者・アンドレイとその妻・ズザナ。このズザナが主人公なのですが、AIが暴走したせいで殺人に巻き込まれ、彼女も危険にされされます。

さて、犯人は誰??というスリリングな内容。当初は「わぁ、見飽きた設定…(AIの暴走)」と思っていたものの、けっこう引き込まれちゃいました。途中で犯人が誰だか本当にわからなくなるからかな。

アーティストのズザナは制作活動もうまくいかず、単身赴任中の夫ともギクシャク。しかし、夫が開発していたAIがすべてを管理してくれるモデルルームに試験的に住むことになります。

で、この家がスロバキアの片田舎にあるのですが、ホントにオシャレ。でもホントに山奥。民家もスーパーも全然なくて、近くに住むのは管理人だか森番だかよくわからないおっさん・マックスのみ。

最初はうまくいっているようにも思える新生活。しかし、不満は徐々にたまっていく。夫は仕事ばかりで家にいないし、制作活動はやっぱり思うようにはいかない。夫と遊びにきた親友がな~んかイチャイチャしているのもムカつくズザナであります。

異変の始まりは花。突然贈られたバラはネットでアンドレアが買ったような形跡があったものの、彼は何も知りません。

さらに、お風呂のジェット機能をズザナの股間に当ててくるAIくん。戸惑いつつ受け入れるズザナ。えっ、気持ち悪くないの…??絶対裏でおっさんがウヒヒウヒヒしてるパターンのやつじゃん。

さて、ここで犯人が誰なのか?皆さんはわかりますか?

  1. 夫のアンドレイ。菓子箱の中にモデムを隠していたことからズザナは夫を警戒。ちなみに、浮気疑惑の動画がズザナに送られてきた。
  2. 隣人のマックス。ズザナを「美人」とほめ、キノコ狩りと称して家の近くをウロウロしていた。実は家にプロ顔負けのパワーのパソコンルームを有しているが、アプリ開発者だと言い訳している。
  3. 親友のモニカ。男日照りですぐヤケ酒に走る性格だが、ズザナとアンドレアとの関係を妬んでいた?
  4. アンドレイの上司。ズザナとも顔見知り。夫婦を頑なに家に住まわせ続けようとする。

なんと… 全ハズレ!

AIが暴走しまくった結果、家から逃げようとするズザナの目の前に突然現れたマックス。パニックになったズザナだが、マックスは感電死して死亡。そして彼は犯人ではなかった(単なる親切なスケベおじさんだった)ことがわかります。ごめんね、キノコ狩りまで疑って…

じゃあ夫が犯人?と思いきや、アンドレイも突然狙撃されるのです。しかも、彼本人が殺し屋に依頼していたと警察から聞かされるズザナ。えっ、チェコとかソロバキアのあたりってそんなフランクに殺し屋依頼できるの…?? ダークウェブまでアクセスしたのか…??

とモヤモヤしているうちに助けに来たモニカも感電で気絶させられ、やっぱり犯人はAI。結局ぶっ壊してなんとか夫婦は助かる(モニカも助かるが誤認逮捕されててかわいそう)のですが、途中で警察にズザナが車の窃盗犯だと偽情報を流したり、病院の監視カメラを乗っ取ってカルテまで書き換えたり、電車を動かしたり、そんなことまでできるのか?と言いたくなるような万能ぶりを魅せてくれます。

結局夫婦はAIの手が届かないキャンピングカーで生活し(そのおかげかズザナは妊娠した)、AIが自分たちを忘れてくれるまでそのまま暮らすしかないというラスト。しかしアンドレイの上司が「AIはまだ君のことを忘れていない」「そもそもAIがやったことはもともと君が望んだことなんだ」みたいなことをわざわざ言いに来ました。でも解決していないと。まぁ、嫌な人ですね。欲求不満だって言いたいのかしらこのおじさん!

ちなみに、ズザナの作っていたアートですが、AIが誤認で室内スプリンクラーを稼働したせいで少し溶けちゃうのですが、そのおかげで現代アートとして評価されて脚光を浴びるという皮肉な展開もあります。

私は気味が悪い家を見るのがけっこう好きなのですが、この映画の家も瞬くように電気がつけたり消したりしてみせ、それだけでもけっこうドラマティックで美しかったです。

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