日本刀集団が善人ばかりってどんな肩透かしなの『君と世界が終わる日に』第4話の感想(ネタばれあり)

「ツッコミどころ満載で面白い」から、「呆然とするほどつまらない」にシフトしつつあるこのドラマ。うん、飽きてきました。

日本刀集団に捕まっている響たちですが、彼らはゴーレムを操る手段に長けているよう。「人間のほうがゴーレムより怖いですからね」とお決まりのセリフを投げられます。

ただ、立てこもっている建物の配電盤が壊れたため、響が名乗り出て修理することに(車の整備工ってそんなことまでできるのかい?)。その後に脱走に成功。でも、彼女に渡すための婚約指輪を落としてしまいました。

「助けてくれるはず」と響のことを信じる仲間たちと、信じない等々力くん。ちなみに彼だけ銃を撃てるからか、めちゃくちゃ厳重に縛られています。

一方、響の彼女の来美も自衛隊とともに行動しており、響のいる建物までやってきます。ただし、彼女も日本刀集団に確保されてしまいます。ちなみに来美はゴーレムのワクチンを作るための抗体を持っている超珍しい体質らしい。その彼女、医師であることを見込まれ日本刀集団のケガ人を助けてくるように頼まれます。

つまり!実のところ、彼らは感染を疑われて初期に隔離された被害者であり、極度に人間不信なだけで悪人ではなかったことが判明。え~悪人のままでよかったんじゃないか。

そのグループのリーダーと響が再び出会い、真相を知る響。「人を信じるってサー」と、信頼や絆についてつらつらと語り続ける響くんであります。

そして響の過去も明らかに。お母さんは病気で亡くなっており、お父さんは失踪。今でもお父さんのことを信じ続けている(ただ失踪したのではなく、何か理由があるはず)と思っているのです。

ここで来美を守るために自衛隊が登場。投降せず、ゴーレムを解き放って時間稼ぎして逃げることにする日本刀集団ですが、女優の美亜ちゃんだけは「私、どうしてもあの人を見捨てられない!」とダッシュ。つまり、彼女が語った過去は真実だったということ。美亜ちゃんはゴーレム彼氏に噛まれて死亡しました。いや、とりあえず置いて逃げればいいのに…

自衛隊と合流した来美には、奇妙な縁で響の持っていた指輪が渡ります。指輪を見た瞬間に番組のテーマソングが流れるのが笑いを誘いますが、絶望しているのが響の仲間たち。檻の中にいるうえに外はゴーレムだらけ。しかし、そこに突然火のついた棒が!!そしてそれを投げたのはもちろん響であります。

いや、あぶねぇだろ!ゴーレムは光や熱に弱い、火を使えば勝てるということらしいですが、どんな生き物でも火は嫌うのではないだろうか。

そして等々力くん、逃げる際に死んだ先輩の仇を打つために手あたり次第に自衛隊を撃ちます。こいつホントにクソみたいなキャラクターでかわいそう。結局、イライラが募った等々力くんは自分と響のどちらがリーダーにふさわしいか、そしてどちらと行動したいかを皆に迫ります。

すると、グループの全員が響を選んじゃうわけであります。か、かわいそう… グループを抜けた等々力くんは気分を切り替え、来美が自衛隊の駐屯地にいることを知り、そこに潜入するのです。

研究者の首藤も悪人だとわかったところで回想シーン。お母さんが亡くなり、お父さんが失踪。もしかして首藤が響のお父さん?と思ったら、なんと担当医が首藤でした。つまり、お母さんの死、そしてお父さんの失踪に彼が大きく関わっているんですね。

とりあえず、日本刀集団が武器とルックスのわりにあまりに子供と老人に親切だったから引いてます。日本刀舐めながら脅したりしてほしかったわ。