「ウォーキング・デッド」シーズン9・第11話のネタバレ

ウォーキングデッド シーズン9

少し前の話。
エゼキエルとキャロルは、ジェリーとナビラに子供ができたと聞かされている。大喜びのエゼキエル。だが、そこに馬に乗ったジーザスとタラがやってきた。彼らは王国から薬を受け取っている。
ミショーンがしまっていたものをタラはエゼキエルに渡すという。マギーはミショーンをよく思っていないから、エゼキエルたちに預けたいのだ。それは憲章だった。
エゼキエルはジェリーに言われて憲章の中身を見ることにする。

「権利と自由の憲章」には、アレキサンドリア、オーシャンサイド、ヒルトップ、聖域がサインする枠が用意されている。それを読み込むエゼキエル。

現在。
鹿1を見つけたから狩りに行く王国民たち。王国は平和だ。
キャロルをクイーンと呼ぶエゼキエル。未だに2人は愛し合っている。

マスクをかぶった者たちは、ヒルトップの前に立ち尽くしている。アルファはあくまで娘を要求し続けるが、戦いを覚悟するダリルやタラ。しかし、マスクの人間たちがさらにアルファの後ろから出てくる。

ケガしているアール。タミーは引退してほしいが彼は言うことを効かない。アールは息子代わりのアルデンが消えて落ち込んでいるのだ。

ダリルはリディアが虐待されているといい、返してはダメだと言う。アルファは領域をおかされたことも仲間を殺されたことも不問に付すと言い、ダリルはひとりで外へ出ていく。

鹿を狩ったが、エゼキエルは戻らないという。キャロルに隠し事をしているエゼキエル。会議用に何かを入手したいようだ。なぜか映画館に到着した面々。そこはウォーカーでいっぱいだ。

ダリルは娘は返さないと宣言する。だが、マスクの人間たちの中に赤ちゃんを抱いている者がいるのを見つけるダリル。
「私達は動物、動物は外で行き子供を生む。子どもたちも外へ」
そこに人質のアルデンとルークが連れてこられる。交換を持ちかけられるヒルトップ。

映写機の電球を手に入れたいエゼキエルとジュリー。ヘンリーは映画が好きだった。そして、国民たちは自分たちの子供のためにも、会議のためにも電球を取り返したいと願っている。それを知り、キャロルも作戦に乗ることにする。カセットテープを流してウォーカーの気を引きつける王国民。
だが、目のつくところに電球はない。ポップコーンの機械の中に頭を突っ込んで皮がはがれるウォーカーも出てきてしまう。最後の砦となる映写室へ突入するジュリーたち。

一人、トウモロコシ畑に隠れているコナーに手話で危険を知らせるルーク。ダリルはリディアが消えたことに気が付く。ヘンリーが手引きしたからだ。
赤ちゃんを連れているマスク女のもとへウォーカーが迫ってくる。焦る女。アルファは知らんぷりをして、肩をすくめる。諦めて赤ちゃんを地面に置く女。アルデンはそれを見て怒り出す。彼女は赤ん坊を見殺しにしようとしているのだ。アルファは「自然淘汰だよ」と言い放つ。

抜け道から逃げ出したヘンリーたち。イーニッドと、ヘンリーに隠れ家を教えたひとり(メガネの女の子)がアルデンを取り戻すためにヘンリーの後を追う。ウォーカーたちがじわじわとアルデンとルークにも近付いていく。
コナーに赤ちゃんのことを知らせるルーク。コナーは飛び出していき、赤ん坊を助ける。しかし、ナイフを持った人間たちまで彼女を追いかけてくる。音のない世界で必死で逃げるコナー。だが見晴らしが悪すぎて何もわからない。死者たちに囲まれている!が、次の瞬間にダリル、ケリーたちが助けにきた。

電球を取り出そうとしているジュリー。慎重にやらないと割れてしまう。
一方、ポスターの額を取り出そうとしているエゼキエル。憲章を入れるために使うのだ。彼はアレクサンドリアが憲章に参加することを今でも信じているが、キャロルはミショーンが会議に参加しないと思っている。
しかし、ラジカセが壊れてしまい、群れが15分で到達することと連絡が入る。すぐにウォーカーが中に入ってくる。
ウォーカーが入ってきて電球を落としてしまったジュリー。死者が大量にいる劇場の中に、電球がある。

ヘンリーとリディアは隠れている。アルファがなぜリディアを迎えに来たのか、娘にもわからない。そこにイーニッドが来て事情を説明する。抵抗するヘンリーはリディアの返還を嫌がる。両親の死、カールの死がイーニッドを変えた。
「生きるのは生き延びることだけじゃない」と言われたことを思い出しているイーニッド。
「あなたのままでいて」
というイーニッドの声を聞きながら、リディアが出てきて投降するという。リディアはヘンリーにキスして感謝をする。

リディアが戻ってきた。ダリルが彼女をアルファに引き渡して解放されるアルデンとルーク。さっそく娘をビンタするアルファ。自分をママと呼んだ娘に、「みんなのようにアルファと呼びな」と囁く。
ダリル、タラ、ヘンリーはそれを見ている。

電球を落としたという話をエゼキエルにするジュリー。だが、群れがくるまで数分しかない。撤退しようとしているエゼキエルたちだが、キャロルは戦うつもりだ。皆のために。
電球を手に入れたキャロルたちは撤退する。
「私達はもう何も失わないかも」と言い出すエゼキエル。だが、看板の裏に謎のマーク??が見える。

ヘンリーは棒術の稽古をしながら、ダリルを睨んでいた。ダリルの決定に不服なヘンリー。
「耐えるんだ」
ダリルの背中に傷がある、だからリディアの気持ちが一番わかるはずなのに耐えられる?と問いかけるヘンリー。
「クソみたいな世界だ、だが耐えろ。そうするしかない」「すべきことをしたんだ」とダリルは言って去っていった。

憲章を額に入れたエゼキエル。王国の映画館も復活した。
ルークたち、酒を飲んでお祝いしているし、イーニッドはアルデンとイチャイチャしている。タミーとアール、赤ちゃんの面倒を見ることになってニコニコしている。

だが、眠れないヘンリー。そして、落ち込んでいるダリル。そこにメガネの女の子がやってくる。
「ヘンリーの部屋にこれが」
ダリルは彼女に渡されたものを見て、どこかに向かおうとしている。

夜中にヒルトップを出ていこうとするダリル。そこにコナーが現れる。
「耐えられない、リディアを探す」
「私も一緒に行く」
とメモを出すコナー。理由を問いかけるダリルに、コナーは「私も耐えられないから」とメモを見せた。
2人はヒルトップの外に向かって歩き出す。

感想

新しいキャラクターたちがそれぞれユニークなので、楽しく見ています。ユミコやマグナはカッコイイし、ルークは抜けているけれどまっすぐな感じ、ケリーは若々しくてコナーも苦しみを抱えているキャラクター。まさかダリルと絡むことになるとは!そして、ダリルがリディアをかばうようになるなんて!という驚きのある回。でもそういえば、ダリルはマギーと比べるとそこまで中身に変化がないキャラかも。
そういやロジータはどうなったんだろう。あと、終末世界でも妊娠・出産する人が増えているのも変化なのかもしれませんね。