「iゾンビ」シーズン4・第11話『ばい菌だらけの世界』のネタバレ

iゾンビシーズン4

カーティスを案じているリヴとレヴォン。一方、ペイトンはワシントンDCに出張に行くというが、ラヴィにはなにか隠しているようだ。一方、イゾベルは突然鼻血を出して倒れてしまった。と思いきや、彼女のジョークではあったのだが(イゾベルは生きていた)、持病が悪化しているのは真実だ。ジョークはイゾベルなりの気遣いだったということがわかり、リヴとラヴィはやるせない。

遺体安置所には、動物病院の駐車場で亡くなった女性が運ばれてきた。だが、その人は女装した男性だった。上司の退職パーティで、女装して同僚のシーラのものまねをしたらしいヴィンス。犯人はシーラなのか?
リヴは彼の脳みそをハンバーガーにして食べる。

チェイスは脳みそチューブの盗難に頭を悩ませ、ハイテク防犯機械を導入していた。被害があれば位置情報が送信される仕組みとなっている。

トリプルクロス教会で、アンガスの説教を撮影しようとしているドン・Eとカール。ドン・EはMV監督の脳を食べたおかげで、仕切り屋になっている。

リヴがベネデッド刑事の脳を食べて、サーモンでフリーバッグを殴り倒した時のドライブレコーダー動画を笑いながら見ようとするデイルとキャヴァノー刑事。しかし、クライヴがミシェルとキスをしたこと、さらに彼が父親になりたがっていることをデイルは知ってしまった。

取り調べで、シーラはいじりには慣れているし、そもそもヴィンスのものまねは面白くなかったと主張する。しかも彼のほうが変わり者だと証言する。遅れてきたリヴはヴィンスの脳の影響を受けて、潔癖症になってしまっていた。
シーラのひとことをきっかけに、リヴはビジョンを見る。ヴィンスは事件当日、泥酔していた男にナンパされていたようだ。

ラブ牧師(アンガス)の撮影が始まる。ドン・Eのアドバイスを全然聞き入れないアンガス。
その動画をネットにアップするドン・E。エッチなハッシュタグをつけようとするドン・Eを、下ネタ嫌いのカールが怒っている。

ペイトンの両親と食事会をすることになったラヴィ。ペイトンの父親は検事で皮肉屋で、しょっちゅう娘を怒らせようとする。父親をスマートにやりこめるラヴィに、ペイトンも母親も嬉しそうだ。
だが、両親はロサンゼルスに出張に行くペイトンに「そこにとどまったほうがいい」と助言する。市長代理としての務めがあると怒るペイトンだが、ラヴィもペイトンの両親に同意する。その考え方に、ペイトンの父はますます彼のことが気に入ったようだ。

すべてを知ったデイルはクライヴに別れを告げる。ショックなクライヴだが、デイルも本心で言ったのではない。でもそれを隠して彼に最後のハグをする時、見えないように泣きそうな顔をしている。

翌日、ヴィンスをナンパしたロンを署に呼び出していたクライヴだが、デイルとの別れで気もそぞろだ。だが、ロンは殺すほどのことではないと主張する。しかも、ロンはヴィンスの喧嘩の様子を目撃していた。ヴィンスとシーラが駐車場で話をしていた後、男性がヴィンスにキレて殴りかかっていたようだ。それがシーラの夫かもしれない。

ラヴィは遺体安置所で具合が悪そうなイゾベルを心配していた。彼女に希望を持ってほしくて、運転を教えることになってしまったラヴィ。イゾベルはラヴィのことが大好きになったようだ。

フィルモア・グレイブス社では、チェイスがメイジャーと脳みそ盗難の件でこっそり話を進めていた。そろそろ、ラスの組織の親玉にも会えそうなのだ。しかし、ラブ牧師の説教動画が拡散され、さまざまなゾンビがその考えに影響されている。
ロサンゼルスで共存の可能性を訴えようとしていたペイトンだが、この流れを知って絶望する。しかし、彼女は出発しなくてはいけない。しんみりするリヴとラヴィ。ペイトンは帰ってくると約束するが…

帰宅したリヴは、また死んだふりをしているイゾベルを見つける。彼女が鼻血を出す回数は明らかに増えている。
イゾベルは、自分が死んだら脳はリヴに食べてほしいと願う。そうすれば、少しだけでも誰かの記憶に残れるから。

巨漢のゾンビを取調室に連行してきたクライヴとリヴ、エンゾ。容疑者はなんと、泣き虫カールだった。彼は犯行を認める。エンゾはカールをフィルモア・グレイブスの冷凍庫で保存すると主張する。
そこに、リヴのもとへレネゲードの仲間のスキが検問で足止めをくらっていると連絡が入る。

ペイトンのフリをしてスキを助けに行ったリヴだが、逆に市民に囲まれてしまう。

目隠しされ、脳みそチューブ工場に連れてこられたメイジャー。目の前にはラスとAJがいる。親玉がAJだと知ったメイジャーのテストをするというのだ。拷問を受け続け、嘘がつけなくなったロシア人の脳みそを食べさせられるメイジャー。脳の効き目が出てきた頃、ペラペラと真実を話すメイジャーだが、すべては彼とチェイスの計画通りだった。彼はGPSを飲み込んでいたのだ。彼の部下たちが、AJたちを鎮圧する。

ミシェルの家に来たクライヴ。どことなく後悔しているように見える。帰ろうとする彼だが、ベッドに入るように説得される。

リヴが帰宅すると、イゾベルが倒れている。しかし、スキが連れてきた女性の声でイゾベルは飛びあがる。イゾベルのママが来たのだ。2人は感動の再会を果たす。

脳みそチューブの回収に成功したチェイス。スクラッチング・ポストで打ち上げをして盛り上がる兵士たち。
しかし、ジョーダンとフィッシャーが浮かない顔で店にやってきた。不測の事態が起きたと報告する。ラスがジョーダンの武器を奪って脱走したのだ。メイジャーはジョーダンをかばい、ラスを捕まえると誓う。
だが、ジョーダンの体を銃で撃つメイジャー。フィッシャーは反射的にチェイスを撃ち、それは首を貫く。チェイスは正確に、フィッシャーの頭を撃ち抜いた。メイジャーはチェイスを睨み、チェイスはそっと店外に出ていく。
(ジョーダンは生きています)

トリプルクロス教会で、アンガスに陶酔している信者たち。そこに、タッカーの人間時代の友達がやってくる。彼はこっそり銃を隠し持っていた。タッカーはアンガスを救い、友達を見捨ててしまう。
「あいつは、食料です。それだけです」

ラヴィはヘルメットをつけ、リヴの家を訪れる。イゾベルに運転を教える約束なのだ。しかし、イゾベルの母が泣いていて、リヴとレヴォンもしんみりしている。すべてを察したラヴィ。リヴの寝室で眠ったように死んでいるイゾベルを見て、ラヴィは彼女を起こそうとする。
「僕はサヨナラを言えなかった」
遺体安置所のロッカーの中に入れられるイゾベル。
彼女の生前の言葉が、レヴォンの撮影した映像の中に残されていた。

感想

イゾベルが死んでしまう回なのですが、非常に泣けるエピソードです。しかし、カールが犯人として逮捕されたり、ジョーダンがいきなり殺されたりとショッキングな展開がてんこもり。最初の女装男殺人事件はなんだったんだと言わんばかりです。