「iゾンビ」シーズン4・第10話『ダイ・ハード・ゾンビ』のネタバレ

iゾンビシーズン4

フィルモア・グレイブス社では、チェイスを助けたメイジャーが新人たちから憧れの目で見られている。チェイスからの信頼も厚いメイジャーに、ラスもご機嫌だ。だが、彼は脳みそチューブ横流しの黒幕が誰かは明かさない。

イゾベルはシアトルの外にいるママを説得しようとしている。彼女の母とラヴィは電話で話すが、母はラヴィに娘を委ねてくれた。

殺された市長の件で、ブレインのもとを訪れているデイルとキャヴァノー刑事。だが、ブレインは思いっきりしらばっくれている。デイルは市長が殺された時のビジョンを見て、ブレインとドン・Eが犯人だと確信する。

レネゲードとその仲間たちの集まりで、彼女とできちゃった婚をするというコヨーテのカーティス(彼は人間)。仲間内の会議では、1人新しい仲間が加わるという話になる。一方でイゾベルはゾンビID偽造を手伝い、ラヴィの研究に協力し、「ゾンビ・ハイ」(以前、このドラマでも登場したドラマ内ゾンビドラマ)のDVDをリヴ、レヴォン、ラヴィと見る。仲間は増え、ゾンビIDの偽造も本格化していき、研究も進んでいく。

そして、以前クライヴやリヴともトラブルを起こしたベネデッド刑事が教会の懺悔室が射殺される。彼は重罪犯のガンスを追っていて殺されたそうだが、その相棒はジン(久しぶりの登場。ギャング集団・ブルーコブラのAJとして以前逮捕された)だ。また、もうひとりの仲間「フリーバッグ」(ノミの寝袋)もいる。この3人のうち、誰かがベネデッドを殺したのだとクライヴは推測する。
ベネデッドの脳みそをそのまま食べちゃうリヴ。

IT捜査官のスティーブでも、ダークウェブで治療薬を売っていた人間のしっぽをつかむことはできない。その犯人は大バカのドン・Eなのだが…

月曜のゾンビランチ会で、食事をしているアンガスとブレイン。アンガスはブレインを恨んでいるような素振りを見せず、反対に教会に誘う。アンガスは息子をイエス・キリストだと信じている(おそらく井戸に幽閉されていた時、脳みそを投げ入れていたブレインの声を神の声とダブらせている)。

ベネデッドの影響を受けたリヴとクライヴは張り込みをしている。リヴは喫煙者ではないのにタバコを吸いたがり、クライヴとミシェルとの恋愛模様を下品に聞き出そうとする。クライヴはデイルを愛しているのと同じくらい父親になりたいと考えていると話す。
リヴは一瞬「夕食の買い物をしたい」車の外に出ていくが、クライヴがミシェルから送られてきた動画(イヌのかわいい動画)を見て目を離したすきにうちに、金庫破りのフリーバッグを見つけて鮭でボコボコに殴りつけていた。
そのせいで、リヴは停職処分を命じられる。しかし、デイルにも反抗的な態度をとるリヴ。

「ゾンビ・ハイ」を見続けているイゾベルやリヴたち。リヴとレヴォンはベッドに行ってしまい、突然イゾベルはテンションが下がってしまう。自分が死ぬことをふと思い返して、これから経験できないことがたくさんあることに気付いて落ち込んだのだ。

制作費がないから会話劇で済ませるというゾンビドラマあるあるを、次のシーンでクライヴが実際にやっている。
彼はガンスの恋人の家に行き、AJを追い詰めることに成功したのだ。AJの取り調べに参加することになったリヴだが、AJの頭をひたすらバシバシ殴りまくる。AJは自分が更生したとい、ベネデッドがおいかけていたのはガンスではなく彼らが持っている宝石だと主張する。

AJの顔からビジョンを見るリヴ。
ベネデッドはAJを瞬間接着剤つきの便座に座らせるといういたずらをしていた。それがAJのアリバイにもなっている。クライヴがそれを調べるために席を外した瞬間、リヴはもっと情報を引き出そうと彼を挑発し始める。
しかし、彼のアリバイは本物だった。AJが更生したのは本当だと信じたクライヴ。AJはガンスが競馬場に現れるはずだと情報をもたらす。

一方で、リヴはイゾベルを「ゾンビ・ハイ」に出演している俳優・パーカーに紹介していた。ラヴィはそれを知って、イゾベルがパーカーにちょっかいを出されるのではないかと心配する。

トリプルクロス教会に潜入しているブレイン、ドン・E、泣き虫カール。しかし、アンガスに指名されたブレインは信者たちに顔を見せなくてはいけない。アンガスは息子に埋め合わせをするといいだし、家政婦のフラウを呼び寄せる。彼女は子供時代のブレインを虐待し続けていた。アンガスは彼女に感謝しつつ、虐待をしていたフラウは罪人だと言い出す。そう言われたフラウはブレインがモンスターだったと怒鳴り、アンガスを怒らせる。彼の言葉をきっかけに、ゾンビたちはフラウ夫人を引き裂き、脳みそを食べ始める。

パーカーのSNSをチェックしながら、イゾベルの帰りを待っているラヴィ。まるで父親のようだ。
玄関でキスをしているパーカーとイゾベルだが、ラヴィが止めてもキスをしまくっている。ラヴィはイゾベルを怒りまくるが、イゾベルはラヴィを抱きしめて「大事に思ってくれてありがとう」と感謝する。
イゾベルとパーカーが関係を持ったのかどうか、ラヴィはやきもきしている。

チェイスはある人間の家に入っていくが、そこにはカーティスがいた。チェイスは彼にすべてを話すか、殺されて脳みそを食べられるのとどちらがいいかと尋ねる。カーティスはラブ牧師に頼まれたといい、10人密輸したらゾンビにしてくれるから取引したと嘘を語る。だが、それが嘘だと見抜いたチェイスは、カーティスの脳を食べると明言する。

遺体安置所にいるリヴのもとに、レヴォンからカーティスがいなくなったと連絡が入る。リヴとレヴォンは彼を助けに向かう。そこにクライヴがガンスを捕まえたという報告をしにやってきて、興奮してその場で再現する。

フィルモア・グレイブス社の兵士はトリプルクロス教会に潜入しているが、その過激な説教はもちろん、突然始まったブレインの弾き語りにも驚く。

カーティスを救おうとするリヴだが、無理だった。とりあえず時間稼ぎのために、リヴは彼をゾンビ化して立ち去る。
翌朝、チェイスにそのニュースが伝わる。チェイスは兵士たちのスマートフォンをチェックして裏切り者を探すが、メイジャーはうすうす誰が犯人なのか勘付いている。彼のポケットに追跡装置が入っていたからだ。

ラスは脳みそチューブの密造工場に足を運び、ボスと対面していた。そのボスこそ、更生したと主張していたAJだった!

メイジャーは追跡装置のことでリヴを責める。それが見つかっていたら、彼が殺されていただろう。レヴォンと喧嘩になるメイジャー。メイジャーはリヴがレネゲード(ママ・レオーネ)だと確信を持つが、リヴを激怒させてしまう。

感想

AJにフラウ夫人、パーカー、ベネデッド刑事と過去出演したメンバーがぞろぞろ出演する回です。AJはこれから後のエピソードにもちょくちょく出てきますね。意外といないアジア人枠??
この回も殺人事件はおざなりですがリヴのコミカル生鮭アタックを楽しむエピソードかもしれません。それにしてもメイジャーとリヴはお互い愛し合いながらも大喧嘩をし続けているという設定をいつまで続けるんだ!
ちなみに、アンガスは本当に神に陶酔していて、息子にしてきたこともすっかり忘れている感じ。いや、あんなに憎んでたのに…とりあえず、アンガスとブレインの関係にも大きな展開があります。