ヘリ脱出・爆発・ゾンビの欲張りセット「クズ・ゾンビ」

クズゾンビ

アメリカ映画「クズ・ゾンビ」。2017年。出てくるゾンビがことごとくクズなのか?と思ったら、植物の葛と合体したゾンビが出てくるという内容です。とはいえ、ツルっぽい植物とゾンビはかなり相性がいいので、楽しみに見たのですが…

登場人物

ロニー:飛行機を運転できるわりにうだつがあがらない田舎の青年。普段はおじの仕事を手伝っている?
カイラ:ロニーの元カノ。現在は大学に進学してトレントと交際中。
トレント:チャライ若者だが、根は非常にいい人である。
ジェニファー:腕っぷしが異常に強い同性愛者。
トリシュ:ジェニファーの彼女。
ロビー:カイラの兄。

クライン博士:諸悪の根源の研究をしていた人。悪人ではない。
フクシマ博士:クラインのパートナー。仕事はもちろん、恋人でもある。

市長:よくわからないが、やたらと強い。

ちなみにパッケージで主人公に腰を抱かれている女性はヒロインじゃないんだよなあ…(ヒロインは白人ではなく黒人女性です)。

ネタバレ

ロニーはクラインとフクシマの仕事に協力し、畑に生物の外来種を退治する薬を散布していた。だが、その薬のせいでゾンビが発生し、薬物の売人の家を訪れたロビーとその友人が襲われてしまう。

村で行われるお祭りの準備をするロニーとおじさん。おじさんのミートパイは祭りでも評判だが、当日、ロニーは元カノのカイラと再会してぎくしゃくしてしまう。
その頃、湖から出てきたキノコつきゾンビが、祭りの会場を目指して進んでいた。

イチャイチャしているジェニファーとトリシュはテントの影で乳を引っ張り出してイチャイチャするが、そこにロビーとその友達が逃げてくる。
一方、おじさんのパイに嫉妬しているベンはピエロと共謀してレシピを盗もうと画策している。

およそ研究とは程遠そうなきたねぇ倉庫の机にテーブルクロスを敷いてお仕事しているクラインとフクシマだが、クラインが感染で倒れてしまう。

ロビーの友人で噛まれたアッシャーは腕から葛の葉を出しながら発症し、さらに他のゾンビたちによる感染も広まっている。しかもアッシャーはトレントを噛んだ。
市長は頭にネクタイをまいてギターでゾンビをぶん殴り、脱出しようとする。
ロニーたちはテントをゾンビに囲まれてしまうも、おじさん、おばさん、ベンと脱出を試みる。カイラ、トレント、ジェニファー、トリシュ、ロビーと合流するロニー。市長も合流するが、秘書が噛まれたうえにおっぱいから食べられてしまい、呆然とする。しかし、生き残りの軍人?たちにてきぱきと指示を出し、死者たちを始末するために懸命に働く。

襲ってくるピエロや火吹男を倒し、逃げ続けるロニーたち。
もらった車がエンコしてしまい、トレントは犠牲になり、ベンも噛まれてしまう。おじさんに殺してしまうベン。
しかし、おばさんとおじさんも噛まれて感染してしまった。死を選ぶ2人。

フクシマから散布した薬のせいでこうなっていると聞き出すロニーだが、止める方法は存在しない。フクシマは薬とともに自爆し、ロニー、カイラ、ロビー、ジェニファーとトリシュは飛行機で脱走することになる。
そしてロニーとカイラは両思いになる。

感想

もうムチャクチャな話であります。ミートパイで感染するのかと思いきやそういうわけでもなく、葛に侵食されたゾンビだからといって見て目がハデハデしいわけでもなく、淡々とメンバーが脱落していき、最後に爆発と脱出をセットで用意しているという欲張りセット。さらに、さっきまで別の男とブチュブチュキスしていたカイラが、ロニーへの思いを再確認して終わりって、どうなんでしょう。まったく信用できない女ですね。