「iゾンビ」シーズン2・第5話『バスケコーチの死』のネタバレ

iゾンビシーズン2

5話の事件

警備員が殺される事件が起きるが、彼は事件に巻き込まれたのか?それとも彼がコーチをしていたバスケチームの生徒を虐待していた父親が犯人なのか?

5話の登場人物

マイク:被害者。警備員として働きながらバスケコーチをしていた。
TJライアン:マイクにバスケをコーチしてもらっていたRJの父。息子を虐待していたせいでマイクと揉めていた。
テリー:タコマで見つかったチンピラの遺体。マイクとは関係ないと思われたが…?
トランク:マイクの殺されたビルで働いている男。実は殺し屋…?
ハリー:マイクの殺されたビルで働いていた弁護士。

ネタバレ

メイジャーとキスをしたリヴ。リヴはキスのせいでメイジャーがゾンビにならないかと気にしている。ゾンビが感染しないと確実になるまで、今後彼とキスはしないと宣言した。
その頃、ビルの警備の男が誰かに襲われていた。

翌朝、リヴの家のリビングのソファで目覚めるメイジャー。久しぶりによく眠れたようだ。だが、リヴのコーヒーはいつものようにとびきりまずい。リヴはメイジャーがゾンビになっていないか慌てているが、大丈夫だった。
リヴはメイジャーとの間にキスもセックスもできないし、子供も産めないと考えている。さらに、もし彼女が彼を引っ掻いたらメイジャーはゾンビになるだろう。リヴはメイジャーに親友に戻ろうと告げる。

被害者のマイク(冒頭の警備員)は銃で殺されている。監視カメラは殺害直前に切られているが、それを切ったのは被害者本人らしい。その理由とは?

ブレインは葬儀社としての仕事をしているが、そこにガブリエルが戻ってきた。彼は脳みそを食べないまま耐えており、治療薬を欲しがっている。治療薬をもらえるのと引き換えに、不純物入りのユートピアムを用意するとガブエリエルは約束する。

バビノーはビルの訪問者のリストを調べ、身元不明者3人を洗い出した。その写真を見せられるリヴだが、まだマイクの脳みそを食べていないから何もわからない。バビノーはあっさり引き下がり、リヴは朝食を食べ始める(脳みそのオムレツ)。

マックス・レイジャー社の実験室で、脳みそを食べようともがきつつも道具を使うことすらできないゾンビに呆れているリタ。アーヴィング博士は、スーパーマックスを完成させるならばもっと知性があるゾンビの血液が必要だと言い、リタにリヴの血を1滴盗んで来いと言い出す。

バビノーはスズキ夫人に「夫が自殺した可能性がないか」と聞き、怒られていた。
そこにやってきたリヴは、彼の使っていたマグに入ったロゴを見てバスケの話を始める。バビノーは急にバスケに詳しくなったリヴに驚く。そこにマイクにバスケのコーチをしてもらっていた生徒たちがやってきて、犯人はわかっていると告げる。
実はマイクは彼らの元チームメイト・RJの父と揉めており、そのせいで首を締められたこともあった。その後、RJはチームを辞めた。少年たちはコーチを殺した男を憎んでいるようだ。

そのRJの父親・TJライアンのもとを訪ねたリヴたち。リヴは続けざまにビジョンを見る。マイクは彼の子育て(という名の虐待)を見咎め、児童保護局に通報したせいで首を絞められていた。RJは父親にひどく折檻されていたようだ。しかも、彼は異常に短気だ。
彼は事件当日、パブにいてバスケの試合を観戦していたことがわかる。

メイジャーはマックス・レイジャー社でトレーナーとして働いている。だが、そこにはリタもいた。メイジャーは彼女のメールを無視していたことを怒られる。それも手伝ってか、リタは今週2体のゾンビを殺せと命令する。メイジャーはその代わりに強力な麻酔を用意してほしいと頼む。

グダグダ寝ているメイジャーの部屋には、リヴがやってくる。体育会系教師のように彼を励ますリヴ。リヴはメイジャーのどこが好きだったか熱く語る。彼は小柄ながらアメフト部のスタメンになり、人気者だったのに「恩返しがしたい」とソーシャルワーカーの道を選んだ。リヴはメイジャーが簡単に諦めないと知っている。
リヴは既にメイジャーがユートピアム中毒だったことを知っており、部屋に薬物がないことを確認する。そして、2人は友達として映画を見る約束をする。

TJライアンの家に行って、彼を怒鳴りつけ殴るバビノー。彼がRJにふるった暴力は、彼を怒らせるのに充分なものだった。

バビノーは翌日に上司に呼び出された。彼の手の甲は真っ赤に腫れ上がっている。
父親を殴った件を怒られるのかと思ったバビノーだったが、スズキ夫人からのクレームの電話の件だった。めちゃくちゃ怒られるバビノーだが、FBIのデイル捜査官がこっそり彼を笑わせようとしてふざけているのが視野に入り、つい吹き出してしまう。

リヴはコーチのいなくなったバスケチームに、メイジャーを引き合わせる。

コーチを引き受けるメイジャーだが、それ以上にバスケ指導に熱を入れるリヴ。
しかし、子どもたちが喧嘩を始めてしまう。メイジャーはコーチらしく、彼らを指導する。

ラヴィのもとにドン・Eがやってきた。彼は船上パーティで使われたユートピアムをブレインに頼まれて運びに来たのだ。

料理をしているリヴのもとに、リタが帰ってくる。
メイジャーと知らずに、リヴはリタの好きな人の話を聞く。逆に、メイジャーとキスしたことをバラしてしまい、リタは彼が自分よりもリヴを優先したことを知ってしまう。リタはそのままリヴの手を金串で突き、彼女の血液を手に入れる。

ユートピアム入りの瓶を見て興奮するリヴ。だが、ラヴィは実験に数ヶ月かけるつもりらしい。
リヴは彼を煽って、もっと早く治療薬を完成させてほしいと頼む。
ここで、バビノーが新情報を持ってやってくる。マイクは、チームが合宿に行けるようにクラウドファインディングのサービスを利用していた。最終日に匿名で大金が入金されたらしいが、そんな奇特なことをしたのは誰なのか?

バスケコーチの仕事に熱を入れているメイジャー。リヴは様子を見に行くが、先日喧嘩していた生徒・チャーリーとジョーディがまた喧嘩を始めてしまった。
リヴはコーチの代理を頼まれて張り切るが、生徒たちは彼女が張り切る様子がおかしくてたまらない。だが、彼らはきついランニングを命じられ、彼らはすぐにへとへとになる。

メイジャーはその夜、ターゲットのバラカス検事に接触して彼がゾンビだと突き止める。だが、その直後に彼の家族も目撃してしまう。幼い息子を抱き上げるターゲット。メイジャーは自分の行いの罪深さに怯えている。

デイル捜査官はミート・キュート事件の捜査についてバビノーに探りを入れてくる。彼がどうして捜査から外されたのかを気にしているのだ。しかし、デイル捜査官は宇宙飛行士のアランの髪の毛(バビノーがカイザーに頼まれて殺した男)が、ミートキュートの店の排水口で見つかったと新事実を告げる。

リヴは実験用のネズミに名前をつけようとするが、バスケに関連する名前をつけようとしてラヴィは反対する。
バビノーは、クラウドファインディングの人物はビットコインを使用していたせいで追跡できなかったと報告する。しかし、防犯カメラに映っていた男の1人が遺体で見つかったと連絡が入った。しかも、その遺体はタコマで見つかったため、彼らはそこまで足を運ばなくてはいけなくなる。

タコマの遺体安置所にいたメッツガー博士は、ラヴィと因縁がある人物だった。シアトルの遺体安置所でのポジションを争い、ラヴィが勝ったのだが、メッツガー博士は彼が移民だったから有利だったのだと信じている。
被害者のテリーはビルのコンクリート基礎の中から見つかったらしい。メッツガー博士は事故死だと思っていたようだが、ラヴィは彼は鈍器によって殴られた痕がある、つまり他殺だと検死する。お互いに譲らず、口論になるラヴィとメッツガー博士。
テリーはギャングの一員で、前科もあったようだ。マイクが撃たれる前、テリーは14階にある法律事務所に行っていた。胡散臭い奴ら専門の法律事務所だ。テリーがビルから出てきたところは映像に残っていない。彼は殺されてタコマで捨てられたが、その経緯はまったくわからない。
そしてもうひとり、14階に向かっていた男の存在に気が付くバビノー。

その14階で働いているトランクに話を聞きに行くバビノー。
だが、彼はテリーのことを知らないという。

このビルのコピー機の暗証番号が各自に割り振られている事に気がついたバビノーは、ニューマン&ソルツ事務所のハリーを尋ねる。事件当日に彼の番号がコピー機に残っていたのだ。
彼はスポーツも好きだし、賭けも好きらしい。テリーと面識がないというハリーだが、リヴは彼のゴミ箱(ゴミをシュートすると歓声が流れるバスケットゴール型ゴミ箱)をきっかけにビジョンを見る。ハリーはあの日、マイクと一緒にバスケを観戦していた。彼はハースト大学が負けて落ち込んでいたようだ。
バビノーはハリーの部屋に飾られているサインバットから漂白剤のニオイがすると気が付く。
テリーはハリーに金の取り立てに来て、ハリーはサインバットでテリーを殺した。そして、バビノーはブラインドカーテンに血痕が残っていたことにもしっかり気が付いた。ガッツポーズするリヴ。

ラットにユートピアムを注射しようとしていたラヴィだが、そこにブレインがやってきた。彼は治療薬を欲しがっている。だが、こっそり忍び込んできたガブリエルはユートピアムを治療薬と間違えて自分に注射してしまい、そのまま倒れて死んでしまった。
ラヴィはゾンビを一瞬で殺せる薬を作ってしまったのだ。このユートピアムは前のものと違うと主張するラヴィだが、その薬自体にも利用価値がある。薬を盗もうとするブレインと、止めようとするラヴィはつかみあいになった。ラヴィはユートピアムの上に別の薬品を叩きつけ、この戦いに終止符を打つ。

ハリーはギャンブル癖のせいでテリーに追い詰められていた。テリーの遺体をタコマに捨てるため、マイクに頼んで監視カメラを止めさせ、テリーの訪問記録も破棄させた。マイクに合宿の費用を振り込むと約束したものの、やはり邪魔になって彼も殺したのだ。
しかしハリーはテリーの持っていたハンマーに反応して彼を殺してしまったものの、マイクの件は知らないという。事務所で雇っているフィクサー(トランク)が、ハリーの遺体の後始末を手伝い、マイクを殺したのだとハリーは主張する。

リタに嘘の報告をするメイジャー。そして、2人の関係を終わらせようとする。
だが、リタは彼の嘘を見抜いていた。

メイジャーはユートピアムをトイレに流して無精髭を剃った。そして、リビングに降りると、マイナーを撫でているリヴを見つけた。自分を支えてくれているリヴを突然愛しく思うメイジャー。元の2人に戻ろうというメイジャーは、「君といるといい人間になれる、やり直してみよう」と言う。

フィクサーはトランクだった。彼は既に勾留されたと連絡を入れるバビノー。
そこに、スズキ夫人がやってくる。しかし、彼女は彼が自殺だったのかもと言い出した。スズキ夫人は彼のミニ冷凍庫の中にあったタッパーを持ってきて、バビノーに託す。そこには脳みそが入っていた。

感想

バスケットボール推しかと思いきや、全然関係ないほうに話が転がっていく回。
このシーズンはちょくちょく巻き込まれて殺される人が出てくるので、普通にかわいそうだと思いました。ちなみにこのハリーは次のエピソードにも登場しますが、意外な展開を迎えることに…??
メイジャーがリヴとやり直そうと思い始めたこの回から、ぐっと2人の関係が良くなってドラマの展開自体も見やすくなります。メイジャーとリヴが喧嘩しているとドラマ全体が刺々しい雰囲気になるからあまり好きじゃないのであります。

One thought on “「iゾンビ」シーズン2・第5話『バスケコーチの死』のネタバレ

Comments are closed.