「ストレイン」ファイナルシーズン・第5話『窮地』のネタバレ

ストレインs4

第5話 「窮地」のあらすじ

ニューホライズンズの正体を探ろうとするエフたちは、ある町にたどり着く。そこは住民がいない無人の町だった。一方、必死で核兵器のピットを探すフェットたちは行く先々でマスターの手先に出し抜かれてしまう。焦るクインランの脳裏に、ある女性との思い出がよみがえる。そしてダッチの前にはアイヒホルストが姿を現わす。
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第5話のネタバレ

ペンシルバニア州
クオリーヴィル
ルート732

車が燃料切れを起こしたエフとアレックス。徒歩で近くの町に向かう。

ペンシルバニア州
クオリーヴィル
1丁目

町には住人たちは誰もいない。戦った形跡はないが、人がいない理由は何なのか?落ちていたスマートフォンを拾い(よく電池あったな)、中身を調べるエフ。このスマートフォンの持ち主の女の子・エミリーは、家族がニューホライズンズに心酔し、農場計画に巻き込まれたようだ。彼女は農場に行きたくないので、部屋の奥の秘密のスペースに隠れようとしたと映像の中で語る。だが、その隠れ部屋には彼女自身の姿はない。彼らはエミリーの家で休むことに決めた。
一緒に寝るか聞かれたエフは、それを断る。ごちゃごちゃ理由を並べるエフに、「そういう意味じゃない」とあっけらかんとした態度をとり、そのまま寝てしまうアレックス。

ノースダコタ州
基地H-11
第302ミサイル部隊

化け物たちに先を越され、ミサイルをとられているヴァシリー。遠くから双眼鏡で観察しているヴァシリー、クインラン、シャーロット、マーロン(寝ながら並んで観察しているのがかわいい)。
彼らはマスターの「番犬」(ストリゴイの進化形?)を連れている。土の上で焼かれ、2回の満月の間、例の虫を授けられるとそうなるらしい。彼らは強い。現在の襲撃は自殺行為だろう。移動中に襲うことにする彼ら。

ノースダコタ州
第302ミサイル部隊
近くの側道

ピットを手に入れるための計画を立てるヴァシリーだが、彼の人間の仲間はその計画に協力するつもりはない。クインランをバカにする彼ら。彼らから抜いた血を飲んで、クインランは食いつないでいるからだ。
侮辱された彼は、1人で立ち向かうと言い出してヴァシリーを困らせる。説得しようとするヴァシリーだが、シャーロットは頭を使って仲間を騙し、協力させることに成功する。賢く、自分にも分け隔てないシャーロットを見つめるクインラン。

1888年
イングランド ロンドン
イーストエンド

牧師の娘・ルイーザは、何かを探して怪しげな店を訪れている。彼女は弟のために、不死の者を探しているのだ。夜中、歩いていると酔った男たちに乱暴されそうになった彼女だが、クインランが助ける。彼女はクインランが不死だと知り、親しくなろうとする。

ニューヨーク ブロンクス
スロッグスネック イーストトレモント街

囚われているダッチ。男たちに監獄の外に連れ出される。
彼女はある部屋に押し込められる。その部屋は暗いが、立派なテーブルと燭台がある。そして目の前にはアイヒホルストがいる。彼はダッチの血液型が好ましいと褒めるが、仔牛と同じく、Bプラスの赤ん坊の血はさらに美味だと語る。
アイヒホルストの目的は、エイブラハムだ。彼の居場所を探している。ダッチはエイブラハムが既に逮捕されていると言い、殺されて血を抜かれて遺棄されていると推測する。アイヒホルストが彼の目の前で勝利を宣言することは、永遠にできないだろう。

デサイのもとに連れてこられたダッチ。アイヒホルストはエイブラハムは生きているかもしれないと考え、デサイに施設にいる人間のリストを見せるように言う。自ら確認しに行くというアイヒホルストだが、デサイからダッチをどうするか尋ねられ、満面の笑みで(エイブラハムが確認でき次第)「血を抜け」と笑う。

エイブラハムは老人たち専用の部屋で生かされていたが、眠ったまま血を抜かれ続けているようだ。アイヒホルストは彼の心臓に手を置き、生きていることを確認する。しかし、実験中の彼の体には強い麻酔が投与されており、無理に起こそうとすると心臓に負担がかかって死んでしまうかもしれない。しかし、アイヒホルストはそれでも彼を目覚めさせようとしている。

一方、ヴァシリーたちは、待ち伏せをしている。

1888年
イギリス
ロンドン・タウン

ルイーザは弟のためにクインランを探していた。不死身の力を得るために。死の床にある彼は、生き永らえるために黒魔術に傾倒し、クインランの存在を知ったのだ。彼女は弟のために、自分の身を差し出す覚悟があるようだ。だが、クインランは不死の体質を他人に感染させることはできない。

弟に会ってくれるよう頼まれるクインランだが、何もすることができない。弟は梅毒に感染している。彼を殺し、解放してあげるように言うクインランだが、女は「双子の弟は殺せない」という。そこに、彼女の娘・リディア(かわいい)が出てきて、クインランにかわいらしく挨拶をする。

エミリーの家の子供部屋のベッドに寝転んでいるアレックス。天井を見つめながら話をする。
こうなっていなかったらどんな人生だったか?
エフは考えないようにしているという。だが、それがどんな暮らしであっても、今の地獄よりはマシだろう。
階下で音がする。誰か家に入ってきたようだ。エフたちが様子を見に行くと、そこには女性がいて、彼らに銃を突きつける。

この女性は、銃を下ろしてくれるが、既にストリゴイに噛まれていて、変成が始まっていた。ニューホライズンズから逃げてきたという女。嫌な予感がした彼女は、中に入る前に逃げ出したのだという。エフは彼女に、施設への道案内を頼む。

エイブラハムは目を覚ますが、布団の中からヘビが這い出して来る幻覚を見て驚く。
だが、気が付くとアイヒホルストが目の前に立って微笑んでいる。アイヒホルストは、エイブラハムに「お前の神は存在しないと認めろ」と迫るが、「自分のために、私の神がないことを祈れ」と返す。
「この次は、地獄で会おう」
「そうか。だがお前はもう、地獄にいる」

ダッチはたくさんの人間が何かを待っている部屋の中に入れられる。そこでは多くの者が髪を剃られ、準備されている。だが、本人たちはそれを知らない。ダッチの友達のロザリンダもすでにそこに連れてこられている。
しかし、ダッチは大声で真実を述べ、他の者に立ち上がるよう煽る。反乱が起こる中、ダッチはエイブラハムを探し始める。とうとうエイブラハムを探し出したダッチだが、その前にアイヒホルストが現れる。だが、お手製の火炎瓶を投げつけたダッチは、エイブラハムを無事に救い出した。アイヒホルストは激しく燃え上がり、苦悶する。

ノースダコタ州
ブラックヒルズ
ルート18

クインランは道の真ん中に立ち尽くしているが、前方の車を引き倒し、トラックの上によじ登る。マスターの番犬と走るトラックの荷台の上で戦うクインランだが、トラップに引っかかった番犬は上半身がちぎれて吹っ飛ぶ。
クインランは車を乗っ取り、護衛の車はトラックに衝突する。彼らは確実に敵の人間やストリゴイを殺していく。彼らは勝利したが、ヴァシリーの仲間はシャーロットに騙されたことを知り、彼らとピットをパートナーシップに引き渡すと言い出す。
しかし、生き残りのストリゴイが出てきて仲間が殺され、無事だった者たちも逃げてしまう。
慎重なクインランに「喜ぶのは苦手みたいだな」というヴァシリー。

クインランは、弟に会った後もルイーザの家に滞在している。弟に尽くす彼女を理解できないクインラン。彼女は娘のリディアと、クインランを支えに生きていると話し出す。ルイーザは、戦乱を生き抜いたクインランに尊敬の念を抱いている。
「頼みを聞いて下さる?」
女はクインランにメイクを施し、「とても美しい」と呟く。キスしようとする女だが、クインランは口から触手を出して蠢かせ、彼女を止める。
「あなたを、感じたい」
クインランを誘い、自分を噛ませようとする女。彼は触手を出して、彼女の太ももから血を吸う。

弟の葬儀には、クインランも参列している。彼を見て噂をしている親族。リディアは、そっとクインランと手をつなぐ。

しかしその土地にもマスターが現れ、人間の血を吸い始めている。

道案内をしてもらうエフとアレックス。ニューホライズンズの近くまでやってくる。ウェルカムセンターに続く道ではなく、抜け道に入っていく3人。女は何かを見つける。それは、ここに連れてこられた者たちの荷物の山だ。それらは山の中に投げ捨てられている。もちろん、エミリーのトランクもそこに落ちている。道案内をしてきた女は、そろそろ限界のようだ。だが、エフには殺されたくないと抵抗し、アレックスも本人の自由だと止める。

しかし、進もうとするエフの前に立ちふさがる、ストリゴイ化した女。
「グッドウェザー、戦うのだな」
それはマスターの声だ。マスターからザックが生きていることを知らされ、喜ぶエフ。「あの子の成長を見逃したな、卑怯にもニューヨークから逃げ出しおって」という言葉を聞き、エフは女を殺す。

そして、彼らの目の前には、ニューホライズンズの農場が広がっている。エフはそれを見ながらようやく悟る。
「僕ら(人間)は農民じゃない、家畜なんだよ」

感想

クインランの甘酸っぱいエピソードと、エフが人間農場を見つけるところがキモだとは思うのですが、この人間農場が遠景でしか描かれず、人間らしいツブが放牧されているのかも?というくらいの描かれ方しかされていないので、エフの視力の良さに驚いちゃう。どんな目してるの。
そして、クインランのメイクアップ後の姿=人間の姿も出てきます。素顔はイケメン(特殊メイクをしていてもイケメンではあるんだけどさ)ですね。でも、この当時のイギリスにがっつり人間の肌に見えるドーランが存在したのかな?など、どうでもいいことが気になってしまった。