「逆殺館」

逆殺館

2016年の南アフリカ映画(!?)「逆殺館」を見ました。殺そうとした人に逆に殺されるから『逆殺』なんですね。ダジャレで映画のタイトルを付けてる人って何なのでしょうか。もちろん原題は違います。「FROM A HOUSE ON WILLOW STREET」、つまりは「ウィロー通りの家から」みたいな感じ。そして、製作したのは南アフリカってことですが、登場するのは全員白人です。

しかし、この映画はなかなか面白かったです。前半はあまり話が進まなかった(モタモタした誘拐事件って感じ)ですが、後半からはぐっと引き込まれました。とにかく、幽霊の顔が怖い!

登場人物

ヘーゼル:主人公。エイドと付き合っている。子供の頃、両親を火事で亡くしたことがトラウマ。
エイド:服役経験のあるチンピラ。かつて、友人を交通事故で失ったが、亡くなった友達を運転席に移し、自己の責任をなすりつけたことがある。裁判を控えており、それまでにヘーゼルと逃亡するつもり。
ジェームズ:エイドのいとこ。同じくチンピラ。仲が悪かった母(悪人のようだ)を亡くしている。
マーク:チンピラ仲間。娘のサラを亡くしている。

キャサリン:誘拐対象となった女の子。だが、誘拐された時点で傷だらけのボロボロだった。

ネタバレ

誘拐を計画し、ダイヤの強盗をたくらんでいるヘーゼルたち。娘を誘拐することに成功するが、その時点で娘は傷だらけのうえ、両親とはまったく連絡がとれない、ヘーゼルは娘を傷つけないと約束するが、逆に愚弄される。

突然様子が変わったキャサリンは、「私を自由にして。さもなきゃ、今夜全員死ぬ」と告げる。さらに、彼女はヘーゼルの両親が火事で死んでいることを言い当てる。

エイドとジェームズは両親の様子を見に、誘拐した家に戻るが、そこでベッドの中で死んでいる両親と、地下室で工具だらけで死んでいる神父2人を発見する。
しかも、エイドは写真の中の女性が動いているように見えたり、事故で死んだ友達・ジョージーの亡霊(顔がぐちゃぐちゃのゾンビ状態、「REC」レベルの造形で驚く)に襲われて驚いたりする。

一方、アジトに残っていたマークは娘・サラの亡霊を見つける。だが、振り返ったサラの顔はぐちゃぐちゃに崩れており、異常に大きくて不揃いな目を向け、こちらに歯をむき出す。

慌てるあまり、車を横転させてしまったエイド。ジェームズは森の中にさまよいこみ、舌にトゲのある女幽霊に襲われ、舌を口の中につっこまれてしまう。

ヘーゼルも、火事で死んだ母の幻覚を見ている。

ジェームズは母の幽霊を見たようだ。すっかりおかしくなり、泡をふく彼をエイドが連れ帰ってくる。
5年前にジェームズの母は死んでいるはずなのに(殺したのはエイド?)。

ヘーゼルは、彼女の両親の死や神父の不審死を知る。彼女の家には悪魔祓いのあともあった。
そして、キャサリンが撮影したビデオを見つけていた彼らに、恐ろしい事実が降りかかる。

キャサリンの調査によると、彼女が住んでいた家には恐ろしい秘密があるらしい。
・かつて住んでいた女性は、孫の喉をチーズおろし器で切って殺した。
・別の一家は、母が2人の子を洗剤で毒殺し、自分も目を抉り出した
・キャサリンの父の共同経営者もかつて、ここに住んでいたが火事で亡くなっている。娘だけが生き残った。その名前はヘーゼル。

エイドやマークは、ヘーゼルが復讐(というよりも、逆恨みに近いのかもしれない)のために自分たちを利用したのかと怒り出す。
だが、ビデオの中のキャサリンは「この家に誰かを亡くした後に住むと、トラングールの呪いに遭う」と続ける。彼女は、お腹の中の子供を諦めたばかりだった。そして、彼女自身にも異常なことが起こり始める。腹には突然、刻まれたような呪いのマークが浮き上がり、「頭の中に声が入ってきて、それに従うしかない」と呟くようになる。

繰り返し、楽しげに歌っているキャサリンの声に影響されるように、ジェームズは苦しんでいる。血がブシュブシュ飛び出している。

悪魔祓いの全容もテープに残されていた。実は、キャサリンの家は神が書いたとされる「写本」からもっとも遠い場所にあることから、悪魔に魅入られやすいところのようだ。神父は4人分の魂をトラングールが奪えば、彼は自由になれるはずだという。トラングールはその人間が一番恐れているものを見せるようだ。
全てをなかったことにするには、キャサリンの体を焼くしかない。
だが、あっという間に彼らは殺されてしまう。

ジェームズはアジトから逃げようとするが、突然浮き上がり、体の骨を折られてしまう。
エイドは車の事故の責任を死んだ友達になすりつけたことを後悔している。
悪魔はマークに「ヘーゼルとエイドの魂をとる手伝いをしてくれれば、サラに合わせてやる」と囁く。

ジェームズは乗っ取られ、悪魔の手下になってしまう。マークは悪魔に協力し、彼らを殺そうとし始める。

キャサリンの鎖を外してしまうマーク。だが、エイドやヘーゼルが実際に殺されかけているのを見て、彼は自分のしたことを思い知る。そして、自分が犠牲になって彼らを逃がすが、彼自身も悪魔の手下になってしまった。

キャサリンとマークとジェームズが追ってくる中、ヘーゼルだけを逃がし、犠牲になるエイド。

森の中に逃げ、エイドが横転させた車の中に隠れるヘーゼルだが、ふと気が付くと後ろにはキャサリンがいる!
(この間は完璧すぎて怖い。余計なBGMもなく、シンプルに背後に現れるので逆にビックリ!)
だが、外にいるマークとジェイムズを、誰かが焼き殺しているようだ。
ヘーゼルはキャサリンを拘束して車の外に出るが、自分を助けてくれたのが死んだ母親だと気が付き、驚く。そして彼女はキャサリンを車ごと焼き殺し、そのまま走って逃げていく。

感想

幽霊のメイクやCG、全体的にクオリティが高い印象。
ジェームズのママはボロボロで血だらけ、マークの娘のサラは目玉が異常に大きい青鬼顔、ジョージーはゾンビ顔とそれぞれ個性があるのも面白かった。浮遊シーンもユニーク。

だけど、
・ヘーゼルの父親はどこにいったんだ
・森の中でガソリンをまいて火をつけたら山火事になりそう(車だけ燃えているという都合のいい展開)
・そもそも、車の火事がCGすぎてスゴイ浮いてる
・エイドだけフツーに死んだの?
という疑問が色々残り、モヤって終了しました。

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