「トワイライド・シンドローム デッドコースター」

トワイライトシンドローム デッドゴーラウンド

2008年の「トワイライド・シンドローム デッドコースター」。「デットクルーズ」同様、同名のホラーゲームをもとにしています。あちらが船の上でのデスゲームが舞台なら、こちらは遊園地でのデスゲーム。ただし、友達同士ではなくゲーマーたちの集団。そのわりにちゃんと友情が描かれており、なぜこんなことになったのか?というアンサーも一応描かれています。監督は安里麻里監督。「劇場版 零~ゼロ~」や「バイロケーション」、「ゴメンナサイ」も手掛けてますね。

登場人物

メイ(NO.7):主人公。ゲームオタクの引きこもり。対人恐怖症で人と話すことができない。演じるは荒井萌。「富江 アンリミテッド」でも主演している女優さんらしい。
チカコ(NO.3):携帯とファッション大好きな女の子。見た目はギャルだが、メイにも本音で接してくれる優しいところもある。演じるは2代目なっちゃんで有名になった星井七瀬。
ケンタロウ(NO.5):フリーター。体力には自信があるが、知力はない。粗暴だが、メイのことを助けてくれる。
ショウ(NO.6):大学で社会学を研究し、ゲームについての論文を書いている。リーダー格。ちなみに、「相棒」にたびたび登場する『3人の元強盗犯トリオ』の中の1人を演じている俳優・金井勇太さんです。
コトミ(NO.4):ちょっと調子はいいが、知力・体力ともに申し分ないという設定の女子キャラ。貧乳なのが悩み。
ユキヒコ(NO.2):専門学校をやめてニートをしているデブ青年。ルックス・口調ともにオタク気質がにじんでいる。
タイチ(NO.1):調子のいい青年。冒頭で違反をして、即退場をくらう。

マキノ:「トワイライトシンドローム」を作ったクリエーター。

ネタバレ

トワイライトシンドローム デッドゴーラウンド3

「トワイライトシンドローム」新作ゲームのイベントに招待された7人の若者。遊園地で待つ7人の前に、赤毛のピエロが登場する。ゲームが始まった瞬間、園内からは他の人がかき消えてしまう。しかも、開始早々、ゲームのことをネットに書き込んでいたタイチは違反行為で辞退させられてしまった。
まず彼らに課せられたのは、園内に散らばった風船の中に入っているゲームのカートリッジを探しだすことだった。

ひとりだけ見つけられないケンタロウのために、カートリッジを見つけるショウ。だが、「1人1つしか所有できない」というルールに反するとして、ピエロは彼を罰する。観覧車のしかけが作動し、木片がショウを貫き、城を模した建物の上までショウは飛ばされ、磔になる。
(死のピタゴラスイッチ→棒が胸を刺し貫く→そのまま空をぶっ飛ぶ→数十メートル上の位置に磔になる)

コトミは遊園地の外に逃げようとしてしまい、通電して黒焦げになって死んでしまう。
「あなたたちがゲームでやっていることと変わらない」「ゲーム中毒者にも痛みを実感してほしい」とか言い出すピエロ。ケンタロウはピエロを殺すが、別のピエロが出てきてその体を回収して去っていく。そして、ゲームが再開される。

次のゲームは、命を持つ風船の赤ちゃん「ファタロウ」くんから逃げるというものだった。風船に手を噛まれるユキヒコ。メイを助け、ケンタロウは風船に飲み込まれてしまう。風船の中から、ケンタロウの顔が透けて見えるが、すぐに見えなくなる。メイはファタロウの囮となり、そのメガメで(偶然ではあるが)風船を割ることに成功する。風船の破片のまわりには、ケンタロウの骨が散らばっている。

トワイライトシンドローム デッドゴーラウンド2

次のゲームは、移動する乗り物についている風船をボウガンで射貫くというものだった。いつまでゲームが続くのかと問うチカコに、「最後の1人になるまで」とピエロは残酷に告げる。
脚をケガしているチカコ。ユキヒコは彼女を見捨てようとするが、結局助ける。2人はクリアするが、メイはなかなかうまくいかない。ジェットコースターのレーンに乗り、目を閉じて集中し、なんとか風船を割る彼女だが、今度は暴走するジェットコースターに引かれそうになる。
しかし、その乗り物にはタイチが乗せられており、ボウガンの矢に射貫かれて彼も死んでしまう。
ピエロをも撃ち抜くことに成功した生存者たちだが、仮面がはがれたピエロはゲーム制作者のマキノ氏その人だった。
ゲームは中断され、突然「園内に侵入者あり」とアナウンスされ、大量のピエロが湧きだしてきて彼らを探す。 (主人公たちはほったらかしになる)

生き残っているメイ、チカコ、ユキヒコのところに、本物のマキノ氏が現れる。彼はゲームを盛り上げるために隠しコマンドをゲームに作ったところ、ゲームの中で増殖した“ピエロ”が勝手に裏面が作ってしまった。そのせいで、プレイしている一部のプレイヤーたちが催眠状態になっており、ゲーム内で死ぬと現実世界でも死んでしまうと明かされる。そのためにも脱出しなければいけないが、脱出口はイベントステージにある。マキノ氏を追いかけてくるピエロ(なお、腕が伸びて四つん這いで追いかけてくる。中身はダンサーさんに変わった模様)。

しかし突然ユキヒコの腹にホースが刺さり、腹がふくらんでいく。「いけ~!」と叫び、ユキヒコは破裂して死んでしまう。後には水しか残らない。マキノも襲われてしまう。
脱出口(時空の裂け目)から逃げようとするメイとチカコだが、チカコはマキノに脚を引っ張られて逃げられない。

メイは家で目を覚ます。ニュースでは、ゲーム仲間(ショウ)が現実世界で突然死したニュースが報道されている。彼女はチカコを助けるため、ゲームを再開させる。

トワイライトシンドローム デッドゴーラウンド1

マキノは既にゲームに乗っ取られている(顔がぐちゃぐちゃになり、片目にピエロの眼球がはまっている。口はピエロのメイクのように上向きに引き裂かれている)。マキノの中でピエロと本人の人格がケンカをして、「死霊のはらわた」状態になる(ひとりで会話して、腕をおさえたり暴れたり)。
ここで、時空の亀裂にバグの入ったゲームソフトを投げ込むことを提案するマキノ。だがチカコは殺されそうになる。しかし、颯爽と登場し、ピエロをゴーカートで轢くメイ。2人は名前を名乗り合い、現実でも再会することを誓い合って脱出する。

生還するメイ。彼女が普通に話しているのを見て、母は驚く。
すっかり前向きになっているメイ。だが、彼女の家の上に、遊園地にあった時空の裂け目と同じものが光っている。

感想

ピエロの見た目はちょっとマク○ナルトのド○ルドみたいな感じですね。胸に「M」と入っているのはマキノのMだったのか……?ゲームのプレイヤーが集まって最後のひとりになるまで殺し合うのかと思いきや、友情ルートに入り、そのまま熱く展開していきます。乱暴な描写も多いですが、エネルギッシュでパワフルなので、嫌いになれない。ピエロのチープさもいい感じです。ただ、ゲーム内のバグが増殖してプレイヤーを催眠状態に陥れ、現実世界にも影響がある形で殺す、という意味がわからない。そんなことしたら誰もプレイしてくれなくなるじゃない。なお、ニンテンドーに許可を得たのかはわかりませんが、「デッドクルーズ」も「デッドコースター」もDSが出てきます。トワイライト・シンドロームのハードってDSだっけ……?
「デッドクルーズ」が友達同士なのに殺し合い、脚を引っ張り合う。「デッドコースター」は他人同士なのに、友情と善に目覚めて他人のために犠牲になりながら、必死に生きる。という、まったく異なるタイプの作品になっています。「デッドクルーズ」はゴア描写的なグロ怖さがメイン、「デッドコースター」は……そんなに怖くないけど、アイデアがいちいち面白いなあという感じ。ホラーコメディに近いのかもしれません。

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