「フィアー・ザ・ウォーキング・デッド」シーズン2・第11話のネタバレ

Kim Dickens as Madison Clark, Cliff Curtis as Travis Manawa , Lorenzo James Henrie as Chris Manawa, Alycia Debnam-Carey as Alicia Clark, Rube Blades as Daniel Salazar, Frank Dillane as Nick Clark, Mercedes Mason as Ofelia Salazar and Colman Domingo as Victor Strand in Fear the Walking Dead, Season 2, 2016, gallery, Photo credit: Frank Ockenfels 3/AMC

第11話に登場する人物

アレハンドロ:ニックのいるコミュニティで、すべてを取り仕切る薬剤師。住人たちは信仰深い彼の言葉に支配されている。ウォーカーに噛まれても平気だったという、免疫の持ち主らしいが…?

エレナ:マディソンたちの味方になってくれたホテルスタッフ。一部生存者から恨みをかっている。
ヘクター:エレナの甥

オスカー:ウォーカーが出てきた当日、ホテルで結婚式を挙げていた。花嫁を感染で失った花婿。生存者のリーダー格。
アンドレアス:オスカーの弟。医学の知識がある。
アイリーン:花嫁の母。ウォーカーと化した花嫁に固執する。夫と娘を失っている。

バーカウンターに閉じ込められたマディソンたちはどうなっていたのか?マディソンもストランドも果敢にウォーカーを殺しつづける。だが、キリがない。彼らはウォーカーの血や臓物を体に塗り、逃げる作戦を思いつく。
静かなウォーカーの群れの中を、歩き続ける2人。外に逃げるも、乗ってきたトラックは既にない。アリシアたちを探しつつ、隠れ場所も探す2人。既に気付かれている2人を、ウォーカーが追ってくる。リフォーム中の物件の足場によじのぼって逃げる2人だが、その改装中の建物の中に入り込む。母はアリシアが死んでいないはずだと主張する。彼女は娘を強く育てたのだ。

朝。ストランドは水を集めているが、娘を待ち続けているマディソンを気にしている。だが、突然の物音に走るマディソン。アリシアとエレナ、ヘクターが地下通路の扉から駆け込んでくる。ストランドはエレナたちを警戒して、メキシコの言葉で話しかける。

ニックは薬剤師(今話でアレハンドロという名前だと判明)の男のもとを訪れ、薬を水増ししようと提案する。アレハンドロはそれを止めるが、ニックは「自分はヤク中だ、信じてくれ」という。薬を砕き、水増しし、形を作り直すニック。見事な出来だ。時間稼ぎにしかならないというアレハンドロだが、ニックは希望が何よりだという。

オフェリアはトラックで逃げたのだろうか?アリシアは彼女の意志だと主張する。
彼らが籠城している場所には飲み物はあるが、食べ物はない。エレナはひどく恨まれているからだ。生存者のリーダー・オスカーに交渉に行くマディソンとストランド。マディソンはホテルに残ると言い、生存者たちは彼女に中に入るように命じる。

薬の水増し作業を続けているニック。アレハンドロに何があったかを尋ねる。ルシアナが彼がウォーカーに噛まれてもなんともなかったという話を持ち出して、それが本当か尋ねる。彼は信仰の力だというが、ニックは奇跡も信仰も信じないと言う。

マディソンはホテルを要塞化することができると提案するが、オスカーやアイリーンは彼らを受け入れる代わりにエレナを追い出せと言う。マディソンはエレナが悪人ではないと主張し、病気のせいで被害者たちは死んだのだという。そして、みんなが同じような経験をしてきたとも話す。アイリーンは容易にその話を受け入れられない。さらに、マディソンは残虐な略奪者から身を守るためにも、自分たちが欠かせないと売り込む。オスカーはマディソンたちに鍵を渡し、ウォーカーたちを一掃する計画をまかせる。

アレハンドロは、以前ヤク中の少年が仲間におり、感染者と間違われてさらわれたと話し出す。その助けに向かった時、アレハンドロはウォーカーに噛まれた。死を覚悟したが、彼はなぜか生きている。少年は殺された。ニックは危険を求めており、それが心配だというアレハンドロ。まるで母親のように、彼のことを心配する。
子供たちとサッカーをしているルシアナのところにかけより、ニックもサッカーを始める。
だが、そこに血だらけの男が飛び込んでくる。「パブロ」が見つかったらしい。子供たちだけが無邪気にはしゃいでいる。

パブロはルシアナの兄弟だった。彼女は母も既に失っている。心が折れそうな彼女を思いやるニックだが、ルシアナは抱きしめられてもすぐに体を離す。

アリシア、ストランド、ヘクターはホテルの部屋の中にいるウォーカーたちを殺していくことにする。死体は砂浜に集めて焼くのだ。その作業を手伝ってくれる生存者たち。だが、ウォーカーたちの始末をしている間に、略奪者たちがやってくるかもしれない。アリシアの強い意志や行動力を、母は褒める。マディソンは彼の夫が突然いなくなったこと、アリシアに無理をさせていたことを悔いているのだ。アリシアは海の中に歩いていき、何かを思いつく。このあたりは「荒波危険」「遊泳禁止」なのだ。

アレハンドロと打ち解けているニックは、新しく部屋をあてがわれる。ニックは固辞するが、「住民を守ってくれたお礼」と言われてしまう。

マディソンは海にウォーカーを誘導する作戦を進める。アリシアはバーで母親を見つけたと思ったのにウォーカーだったことがトラウマになっており、母の身を案じる。
かたっぱしから部屋の扉を開けていく者、誘導する者、それぞれが分担しながら海岸へと進んでいく。
ウォーカーは桟橋の上を歩いていく。マディソンは桟橋を進み続け、抜けた者たちはボートを出している。ヘクターとアリシアがマディソンを救いに行く役だ。計画は成功する。

与えられた部屋でくつろぐニック。そこにルシアナがやってくる。彼はスペイン語を練習している。アリシアの話をするニックに、興味を示すルシアナ。ニックの家族の存在が、なんだか信じられないようだ。家族の話をするニック。
家族が死んだことを聞き出したことを謝罪するルシアナ。
「みんな誰かを亡くした」

豪華な食卓を囲んでいるマディソンや生存者たち。だが、来ない者もいる。ストランドは様子を見に立ち上がる。花婿は花嫁の思い出を語っている。憧れの女の子と結婚出来て有頂天だったのに、そこから突き落とされたような気持ちが今も続いていること。ストランドは共感したというが、花婿は突き放す。花嫁・ジェシカはもう彼の花嫁ではない。死が人を分けてしまったから。花婿は涙を流しながら、その事実を受け入れようとする。

うたたねをしていたルシアナは部屋を出ていこうとする。ニックはルシアナに、アレハンドロが彼女は人を試すクセがあり、ニックも試されているのかと尋ねる。彼女は答えず、キスをしてくる。そのまま激しくキスをする2人。

ストランドは、花婿が前に立っていた部屋に入っていく。その部屋からは、変わり果てた花嫁の唸り声が漏れてくる。

感想

ホテルの人たちはいい人そうなので、逆に死にそうですね。それぞれ、どうなるかがわからない。ただ、トラヴィスが一番ヤバそうな立場にあるかもしれません。