2016年のアメリカ映画「X-DAY 黙示録」を見ました。24時間、あるグループが悪魔の襲来から耐えられるかどうか？という話。悪魔の造形がクレイアニメ風なのですが、これってどこまでCGなんだろう？
ものすごく予算がある話ではないのは残念ながら見てわかってしまうのですが、それでも作りこんであることは感じられます。
登場人物
デビッド：軍人。妻とは離婚しているが、息子との関係は良好。
ローラ：教師をしながらタイラーを育てている。ミルトンという同僚とデートする仲。
タイラー：スケートボードが趣味の高校生。
マディ：タイラーの恋人。彼女の家族については全く語られないんだけど……生きてるの？
ミルトン：ローラの現在の恋人。メガネの教師。デビッドとも顔見知りの関係である。
ネタバレ
かつて、世界は悪魔に襲われてた。24時間で多くの人間が死んだ。時空の裂け目から悪魔たちがやってきて、帰っていった。生き残った人間はその裂け目を監視しながら、その恐怖を忘れ始めていた。
15年後。
離婚した息子と過ごすデビッドだが、その途中で悪魔が再来してくることを知る。
①海洋生物の大量死②動物の集団移動③月食と怒り、徐々にそれは確信に変わる。ミルトンが予約した避難所に逃げ込む5人だが、子供と女性しか入れない。ミルトンとデビッドは外にいるしかないが、タイラーが列を抜け出して父を追い、結局5人ともシェルターに入れないままさまようことになる。
車に乗る時点で揉めたデビッドとミルトンだが、ミルトンが悪魔にテイクアウトされ、そのまま死亡。4人はあっさり非難する。悪魔は寒さと塩に弱いらしい。
飛行タイプの悪魔だけでなく、牛タイプの悪魔も登場し、車を襲ってくる。燃料切れで新しい車を物色するデビッドだが、そこには本来の車の持ち主がいた。彼らは悪魔を騙して逃げようとするが、本来の車の持ち主だけが殺され、4人はやっぱり逃げる。
デビッドは、砂漠にある親戚のシェルターに逃げ込む。そこにはおじさんのテッドと、おばのステラがいる。だが、テッドはなかなかドアを開けない。ギリギリでドアが開き、逃げ込むと、そこには知らない軍人・ギャレット伍長もいた（彼が明らかにテッドを脅していた）。
ローラはギャレットが悪人であることに気付かず、デビットの目配せを無視してしまう。ギャレットは本性を剥きだすが、そこで虫のような悪魔がシェルターに侵入してきていることがわかり、それがステラに噛みついてしまう。悪魔に噛まれると、それに感染する。
彼らはシェルターを捨て、トンネルから外に逃げることにする。
外に出たら悪魔の死体があり、つい触ろうとするマディ（なぜ触る？）。それは生きており、マディにつかみかかるが、あっさりと助かる。ギャレットも一緒に逃げているが、彼は既に噛まれている。
彼らは悪魔がやってきた裂け目＝ゲートに向かい、悪魔から逃げることにする。
逃げてきたステラだが、限界がきてしまう。彼女は悪魔のいいなりになりかけるも、そのまま悪魔に身を投げ、自分を殺す。ラジオでは、彼が逃げ込もうとした避難所が全滅したと伝えている。
ゲートに行くも、軍はいない。あと2時間。ギャレットは自分だけ閉じこもってしまう。
人型の悪魔も出てきて、彼らを襲う。
デビッドとローラは復縁（ミルトンが死んだばかりなのに……）したもののデビッドは自分だけ捜索に出るという。
テッドは他のものを守るために犠牲になり、塩水スプリンクラーが作動したおかげで施設内の悪魔はだいたい片付く。だが、虫の悪魔になったギャレットが彼らを襲う！だが、爆弾を使ってギャレットを爆発させ、気が付かないうちに24時間経過。彼らは生き残る。
人間たちは「次があっても負けない」と誓い合う。
感想
・悪魔の造形が「鉄男」のそれとどうにもダブる。
・主要キャラ以外が死ぬという、ある意味わかりやすいホラー。
・ローラがギャレットが悪人だと気付かずにデビッドの邪魔をしたり、マディはつい悪魔に触ろうとしたり、女がアホ。
・にしても、マディの両親はどうしたんだろうか。そして悪魔がやってくるという時に、2人は公園に寝そべって涙をツウッと流していたのでした。う～ん、アホっぽい……。