「Zネーション」シーズン3・第9話「大統領選挙」のネタバレ

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第9話「大統領選挙」(英タイトル:ELECTION DAY)のあらすじ

ルーシーを捜しにイリノイ州へと向かうドクとアディ。そこにレトロな大統領専用リムジンが通りかかる。乗っていたのはスケッチーとスキージー。スケッチーは“終末の世界の大統領”に立候補していて、スキージーはその選挙運動本部長を務めているのだった。彼らの後を追い、ドクとアディはサウスダコタ州のウォール・ドラッグへと辿り着く。しかし、ウォール・ドラッグとその周辺の町は、奇妙な病気に悩まされていた。スケッチーの再選ムードが高まっていく一方、ドクは病気の原因を突き止めようとするが、近隣の町からやって来たゾンビの大群と、三角帽子をかぶった怒れる群衆“Z党”が現れる。
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第9話のネタバレ

キャンピングカーの男たちがどこかに向かっている。彼らはゾンビを跳ね飛ばしながら進む。

ドクとアディはルーシーを探すために車を走らせていたが、その車が故障している。アディは眉毛を整えるために10Kとお互いにお手入れし合っていることを明かし、ドクをドン引きさせる。
そこに現れた黒いリムジン。乗っていたのは、ドクの悪友であるスケッチーとスキージー(以前のシーズンにも登場、おバカコンビ)だった。彼らは今度は「大統領詐欺」をしているらしい。

スケッチーとスキージーの車に同乗する羽目になるアディとドク。ウォール・ドラッグという町につく。
スケッチーは大胆にもアメリカ大統領を名乗り、隠れている住人たちに挨拶する。セクシーなポンポンガールも出てきて、ダンスをする。住人たちは出てきて、スケッチーの話を聞かされる。スケッチーは徐々に住人の心をつかんでいるが、「町長」(リーダーの女性)は彼らを怪しんでいる。

だが、この町ではある奇病が感染しているらしい。スケッチーに「どうにかしてほしい」と頼んだ住人・エリン。だが、彼がその願いを無視したため、ドクが自ら治療を申し出る。町長に「大統領である証拠」としてパンツを見せるスケッチー(合衆国のマーク入り?)。

エリンの夫は息も絶え絶えで、黄色く目が濁っている。そして、今生存している住人たちも、同じように目が濁り始めている。すぐに死に至る謎の病にかかっている住人たち。原因は何なのだろうか?

スケッチーはアメリカ合衆国の真ん中に壁を作るという計画をブチ上げ、住人達から寄付を募る。エリンはアディが止めるのもきかず、希望にすがって結婚指輪を寄付する。
だが、そこにスケッチーに靴を投げつける男が現れる。次期大統領を名乗るラニスターだ。

ドクとアディは町を出ようとするが、お人好しのドクはウォール・ドラッグの住人を救いたいと言い出す。

スケッチーとラニスターは舞台裏で大喧嘩をしている。スケッチーたちは彼の詐欺プランやポンポンガールたちを盗んだのだ。
ラニスターは落とし穴を掘り、犯罪者をエサにして穴に落とそうというプランを住人たちに提案する。そして、討論会をしてから投票を行い、勝った人物が寄付を総取りすると言い出す。
そして、討論会の司会にアディが指名される。いやいやそれを引き受けたアディは、2人が詐欺師だと主張するが、うまくはぐらかされる。ゾンビに壁を作らせるというスケッチーを、ラニスターはバカにしている。

そこにローズバッドの住人が全員死んだと知らせが入る。そこにしか水源がないため、町長も焦りだす。スケッチーとラニスターはやってきた数人のゾンビ(ローズバッドの住人?)を殺すというが、結局アディが3人とも殺す羽目になってしまう。そのわりに、襲われているアディは助けないスケッチーたち。

ドクはローズバッドの知らせをもってきた男が奇病で死んだのを看取る。彼はローズバッドに向かい、住人たちの死の原因を探すことにする。討論会はグダグダで終了し、投票が始まる。

ドクはローズバッドで自殺している人物たちを見つけ、驚く。そして水源を調べるが、水を汲み出すポンプ部分にゾンビの生首が詰まっていたのを見つける。ぐちょぐちょの生首に驚いて腰を抜かすドク。ゾンビの生首の目は黄色く濁っている。

ドクは水が汚染されているとウォール・ドラッグに伝えに行く。住人たちは水が飲めなくなることにパニックを起こす。ラニスターはこの騒動を茶番だと信じているし、スケッチーは「証拠がないから信じられない」という。その時、町長が病気のせいで倒れてしまう。
アディに責められ、スケッチーもやや気まずい。

ドクは倒れた町長に炭を食べさせ、毒を吸収させようとする。

スケッチーとスキージーを襲撃する、キャンピングカーの男たち。彼らは以前、2人の詐欺で寄付金をだまし取られた者たちだった。スケッチーたちも詐欺だと開き直り、銃撃戦が始める。しかも、そこにゾンビがなだれ込んできて混戦状態になる。

だが、町長は炭のおかげで回復し、住人たちを指導。彼らはゾンビ相手に戦い始める。
(襲撃者たちはゾンビで全滅する)
ポンポンガールたちは死に、スケッチーとスキージー、ラニスターは寄付品を持ち逃げしようとして転び、泥の中で大喧嘩することになる。

アディとドクは、スケッチーたちのリムジンでサウスダコタに向かう。
町長はドクから習った「炭」で住人たちを救う。エリン夫婦も助かっている。投票の結果は明かされなかったが、全員がドクの名前を書いていたことがわかる。彼らの頭上にあるアメリカ国旗は、星がZの形になっている。

感想

・今回、コメディ回はかなり楽しい感じ。ゾンビコメディ映画・ドラマの多くの舞台が現代であり、人間たちの中にゾンビが混ざりこんでしまうことが発端となる展開(逃亡や隠滅、サバイバルなど展開は分岐するものの)が多いですが、終末を舞台にいろんなパターンのサイコパスとそれにまつわるコメディを作りあげているという点においては、非常にユニークなドラマであります。でも、おバカコンビがトリオになりそうな予感。
・炭ってそんなに役に立つんですね。ドクはディスカバリーチャンネルで見たらしいですが。
・ドクが見つけたゾンビの頭は、テレビドラマでやっていい枠をはるかに超えている。ゾンビ映画、ホラー映画を見慣れている私でも、吐き気を催すほどの気持ち悪さ。お話の内容がアメリカ政治や大統領選をコケにしまくっているのに、唐突にこういうシーンを差し込むセンスが素晴らしい。なお、食事しながら見ていましたが、本気で戻しそうになりました。