第6話「オオカミと赤ずきん」（英タイトル：LITTLE RED AND THE WOLFZ）のあらすじ
けがを負い、独りきりでブースター注射の副作用に苦しむ10Ｋは、容赦なく追ってくるブレンドをなかなか振り切ることができない。ようやく逃げ切るも、今度はオオカミゾンビたちに追われるはめになる。意識が朦朧とする中、10Ｋのもとに５Ｋとレッドが現れ、10Ｋは生き延びるための精神力を取り戻す。一方マーフィは、無意識のうちにマーチ博士の脳を食べながら、博士の難解なメモを読み解こうとしていた。
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第6話のネタバレ
10Kは飛び込んだ川で流されている。溺れて、意識を失い、漂う彼。だが、立ち上がって川から上がる。そしてそのまま倒れ込む。
レッド（シーズン3の1～2話に登場。弟の死を苦に、自殺するようにゾンビの群れに飛び込んで死亡した）の声がしたような気がする10K。起き上がるが、彼はケガをしている。だが、橋からさほど離れていない場所だったため、彼はすぐに見つかる。逃げるしかない。
マーチ医師の死体を回収し、考え込んでいるマーフィ。彼女は“恐れの運命”を選んだが、自分たちは前に進み続けるというマーフィは、人間たちに拠点を強化し、電力を確保し、作物を育てろと命じる。前エピソードで恋人を亡くした黒人青年は、マーフィに感謝の意を捧げる。
森を彷徨う10K。追っ手が迫る。
マーフィはぶつぶつとマーチ医師の遺体に文句を言い続けるが、彼女の頭から飛び出した脳ミソを見て食欲を抑えきれなくなる。
10Ｋは水中に隠れ、追っ手をやりすごす。彼は5K（レッドの弟）を助けられなかったことを思い出し、うなされている。
マーフィはまだマーチに文句を言っている。彼は自分で正しい答えを見つけようとしているのだ。
森の中で寝ようとしている10Ｋだが、偶然にもそこにバイカーが現れる。バイクを強奪した10Ｋ。そのバイクでかっこよく走り出す。バイクを乗り回しながら、ゾンビに銃を撃ちまくる10Ｋ。だが、トラップにひっかかり、そのまま囚われてしまう（このギャップがコントのようです）。男女が彼のバイクやワクチンを盗んでいく。
10Ｋは自分を蹴り飛ばし、かつ自分を介抱してくれているのがレッドだという夢を見ている。だが、それは夢だった。彼は廃車にチェーンでつながれているが、その鎖や車のホイール、車のフロントガラス、さらには車の中に落ちていたクシを使って、襲ってくるゾンビを器用に殺していく。しかし、ゾンビの襲来はまだ終わらない。
彼を助けてくれたのは追っ手の男だった。男は10Ｋを介抱している時、首の傷（ワクチン投与の傷）に気が付く。マーチ医師が投与したワクチンが、他のワクチンとは違うと気が付く男。彼は10Kのワクチンを奪った男女を探しに行くという。
マーフィはマーチ医師が何をしたのかを考えている。彼はようやくマーチ医師がしたこと（マーチと10Ｋがマーフィの支配から逃げようとしていたこと）を知って、激昂する。
10Ｋは水を飲んでいる時に石を掴み、男を殴って逃げる。彼は目の前を走るレッドを追いかける。しかしまた捕まる。何度も逃げ続けているため、「痛みが好きか！」と傷口を指で抉られる10Ｋ。
10Ｋから盗んだバイクをいじっている男女。だが、何かが男を襲う。女は10Ｋのワクチン入りカバンを持って逃げる。
男と10Ｋは口論になる。10Ｋは彼が「安全の代わりに自由を売った」「洗脳されただけ」と言い、男はイライラする。そこにゾンビが現れるが、男はゾンビに襲われない。だが、10Ｋはゾンビに襲われそうになる（ワクチン投与したから）。10Kは助けてもらうために、屈服する。男はゾンビの頭を撃ち、彼を連れ帰る。
マーフィはフラついている。そこでマーチ医師の脳ミソが目に入るが、フルーツを食べようと頑張る。イライラし続ける彼。マーチ医師のノートを解読することもできない。
10Kと男はバイクと血だまりのあと（バイク泥棒の男の死体のあと）を発見し、ワクチンを盗んだ女の後を追う。だが、女を追う何かの存在や、食い荒らされた鹿の死体も見つける。10Kはそのシカの死体を利用し、服を血だまりに投げて、シカの死体と共に崖下に隠れる。
10Kの前で、いないはずのレッドが「静かにして」というポーズをしている。
「走るの、走って！」
レッドの幻影をまた追いかける10K。だが、泥棒の男を襲った何かが彼に迫る。
「戻って！」
またレッドが出てきて、10Kともみあいになる。
「つかまっちゃうよ、5Kに！」
「生きていたのか？」
レッドは消えている。
10Kは武器を作り、5Kを助けに向かう。泣きじゃくりながらうつぶせになっている5Kだが、それはよく見ると泥棒の女だった。そして彼女を追いかけていたのだ、軍人のゾンビだった。彼はワクチンを回収して、森を抜けようとする。だが、10Kは「何してるんだ」と自分にワクチンを打つ。
10Kのそばに、レッドも5Kもいる。幸せな光景。レッドにお礼を言うも、「私が幻だってわかってる？」と尋ねられる彼。
「だから、なんだ」
2人は夢の中でキスをする。
マーチ医師の脳ミソを食べながら、ノートを解析しているマーフィ。彼は急激に賢くなっている。マーチ医師の脳ミソの影響だろうか？だが、そこに10Kが死んだというニュースが入ってくる。だが、死体が見つかっていないなら彼は生きているというマーフィ。彼がロジータと合流して攻めてくるだろうと予測する。
「人類の存亡をかけた戦いがいま始まる。俺はこの戦いに、本気で勝つ」
感想
・賢い人の脳を食べると賢くなれるというすごい設定。
・ぶっちゃけ、10Kが逃げる→捕まる→会話する→逃げるの繰り返しのエピなので、長く感じました。10Kが好きでも、盛り上がりに欠ける回かもしれない。
・カサンドラとイチャついたことを忘れてレッドに夢中になっちゃう10Kくんであった。