「ウォーキング・デッド」シーズン7・第9話「戦いの礎」のネタバレ

wds71

「ウォーキング・デッド」シーズン7の後半がスタートしましたね。

前半のおさらい
・リックたち、救世主たちに負ける。グレンとエイブラハムが犠牲となってしまう。
・ダリルは人質となる。かつて助けた夫婦と再開するが、妻はニーガンに寝取られ、夫はニーガンの子分となっている。
・カールはニーガンの部下を殺して捕えられるが、彼の組織には恐怖政治しかなかった。
・リックとミショーンと仲を深めていく。
・マギーとサシャはジーザスと仲を深め、ヒルトップも少しずつ変わっていく。
・キャロルは孤独であることを選ぶ。モーガンはエゼキエル王のもとに留まっている。
・タラは救世主から逃げた人たちのコミュニティに紛れ込むが、逃亡する。だが、彼女はコミュニティのことを誰にも言っていない。
・ジーザスはダリルを助ける。
・ニーガンはスペンサーとオリビア(倉庫の管理係)を殺し、ユージーンを捕虜にして去っていく。リックたちは復讐を誓う。

という感じ。
メインキャストが大幅に入れ替わりましたね。

第9話 戦いの礎(Rock in the Road )

生きるために、仲間のために闘うことを決めたリック。ダリル、マギー、サシャとも再会を果たし、皆と共に決意を新たにする。そしてヒルトップのボス、グレゴリーに共に闘うことを要請するが、グレゴリーは救世主を倒すと言いながら失敗し、さらに危険を増やしたリックに、取引も友好関係も終了だと町から出ていくよう告げる。アレクサンドリアに戻ろうとする一行にジーザスは、エゼキエル王を紹介すると言い、王国に連れていく。
http://tv.foxjapan.com/fox/program/episode/index/prgm_id/20608

ネタバレ

アレクサンドリアの夜。ゲイブリエルが見張りをしている。彼は聖書を片手に、食糧倉庫に入っていく。箱に食料を入れ、武器をありったけ車に乗せ、ガソリンを足し、彼は街を出て行く。聖書だけが床に落ちている。

ヒルトップでは、グレゴリーがリックたちと揉めている。救世主を殺せなかった彼らを、グレゴリーは怒っているのだ。「借りは何もない」「むしろ、“難民”たちをかくまってやった」というグレゴリー。リック達はヒルトップの住人たちに戦いの技術を教えるべきだというが、彼は反対する。
交渉は決裂するが、マギーに救われた住人たちは、救世主と戦うつもりがあることを明言する。

だが、それでも人数が足らない。ジーザスはニーガンたちから無線を盗んでいるので、相手の動きを把握できるという。まだダリルの脱走はバレていない。今のうちに、彼はエゼキエル王を紹介するという。

王国へ向かう彼ら。リチャード(ニーガンの部下に殴られていた人。救世主を殺したいと思っている一派である)が彼らを迎えるが、あまり協力的な印象はない。王国にはたくさん人がいるが、戦力にはならないかもしれない。
王国でモーガンを発見する彼ら。リックとダリルは、キャロルの行方を聞く。ダリルは心配そうにしている。
モーガンはキャロルが殺されそうになったこと、彼女を殺そうとした男たちを自分が殺したと告白する。そして、キャロルが今、人を避けて暮らしていることも明かす。

王に謁見するリックたち。お付きの男・ジュリー(気のいい男)や、王がかわいがっている青年(モーガンが棒術を教えている)ベンもいる。虎に驚くリックたち。
救世主たちのことを伝え、協力を持ちかけるリック。モーガンはエイブラハムやグレン、オリビア、スペンサーが殺されたことを知る。そしてダリルが人質にされて脱走し、追われていることや、ユージーンが捕虜になっていることも理解して、ショックを受ける。ヒルトップもウォーカーを放たれ、脅されている。
アレクサンドリアは戦闘力が高いが、武器がない。王国には、人と武器がある。リチャードも王を説得しようとする。王はモーガンに意見を求めるが、彼は救世主だけではなく他の人も死ぬ、だから別の道を探すべき(ニーガンだけ捕獲する)と主張する。
リックは王の心に訴えようとするが、王はとりあえず今日は泊まっていくように命じる。彼は明日の朝に結論を出すつもりなのだ。

キャロルは、森の中でベンに出会う。彼は訓練中だが、まだ経験不足だ。
エゼキエル王がキャロルを気にかけていると言い、自分もまたキャロルに会いに来ると語る。迷惑そうにしながらも、青年の天真爛漫さがキャロルの何かを刺激している。

王は、子供たちに絵本を読み聞かせている。ベンは王にキャロルに会った話をし、さらにリックの話を受けるべきだという。協力しないとアレクサンドリアは勝てないし、彼はアレクサンドリアを見捨てるのは違うと思っているのだ。

朝。王は、仲間を守るために戦わないことを選ぶ。その代わり、ダリルを匿うと申し出る王だが、ダリルは彼を挑発する。失望して去っていくリックたち。
ロジータはサシャと仲良くするつもりはないと言い、リチャードはリックを支持すると明言する。ダリルに王の説得を頼むリック。

移動中。ジョーイ(ダリルが殺した男)の話をしている無線を聞いている車内。突然、道路が車で塞がれていることがわかる。おそらく、ウォーカーの群れを殺すために仕掛けられたらしい、爆弾も見える。ニーガンとの戦いのために、爆弾を解除してダイナマイトを回収することにするリックたち。
まず、ロジータが爆弾を解除する(解除できるんですね)。
ダリルがいないことがバレたと無線でわかる。リックは急いで町に帰らなければいけない。爆弾を回収しているうちに、少しずつウォーカーの群れが近付いてきているのがわかる。ジーザスとサシャは徒歩でヒルトップへ逃げ(ちなみにマギーは来ていません)、爆弾を回収したリックとミショーンは、爆弾がくくりつけられていた鉄線付きの車を走らせ(車—取り外した爆薬がついていた鉄線—車 という配置)、ウォーカーたちをズタズタにする。
無事にロジータ、タラ、カールが待っている車に戻ってくるミショーンとリック。
「笑って、生きてるわ」「私たちは生きる」ハグする2人。

リックたちがアレクサンドリアに戻った瞬間、ニーガンの手下たちがやってくる。ダリルの行方をはぐらかすリック。だが、手下たちは捜索を始め、荒らしまくる。
食料が消えていることに気が付くリック。ダリルがいないため、部下たちは帰っていくが、ダリルへの執念をたぎらせていく。

食料がなくなった原因はゲイブリエルだ。しかし、リックとタラだけは彼が犯人ではないと主張する。聖書すら置いていったとは信じにくい。
「BOAT」というメモを見つけるリック。少し前にボートから食料などを大量に得たことを思い出したリックは、そこに何かがあると睨む。

アーロンが外出準備をしているのを見て、止める彼氏(サイモンだっけ?久しぶりの登場すぎて)。彼はリックのやり方に不安を感じているが、アーロンはリックと共に行動するという。彼もまた、ゲイブリエルを信じているのだ。

ボートのもとへ向かうリック、アーロン、ロジータ、ミショーン、タラ。足跡が残っている。
ふと、黒ずくめの若者が出てくる。1人、2人と増えていき、大量の武器を持った若者に囲まれるリックたち。リックは突然、大きく微笑む。

感想

・ワイヤーで大量ゾンビぶったぎりシーンなど、目玉となる場面を入れてくるのがさすがですね。
・今までグレンやエイブラハムがいたところに、タラとロジータがスライドしてきた印象。意外と男性キャストが減っているんですね(これから仲間になりそうなメンツはいますが)。
・ゲイブリエルはどこに行ったのか?
・たくさんの若者たちはいったい、誰なのか?
(前半でもチラチラしていたけど、こんなに大量にいるとはわからなかった)
・ユージーンは無事かな?
・ダリルがキャロルのことを心配そうにしているだけでああ、いいなあと思う。キャロル、ダリル、リックの友情が好き。
・毒が抜けて人を信じ始めたリック(ゲイブリエルが前半、強烈に自分が変わったとアピールしているからでもあるが)。そして、THE・いい人のタラとアーロンだけがゲイブリエルを信じています。しかしリックの笑顔は「ニーガンに対抗できる人員を確保できるかも?」という笑い?