「CLOW’S BLOOD」Episode5のネタバレ

CLOWSBLOOD

野尻葵の両親が帰国し、彼女を連れて帰ると明言したことを知り、怒りだす瀬戸教授。しかも既に葵の両親は娘を連れ帰っていた。おろおろする新しい助手に物を投げつけ、教授は助手を追い出す。
教授は自身の経過をメモし続けている。

密閉された中でストップウォッチを出し、首をかっきる教授。だが、すぐに起き上がり、それにかかった時間を書き止める。黒い血は滴り続けている。

愛の終わりはいつも、善悪を越えたところで起こる(ニーチェ)

警察に怒られた沢田と薫。林間学校に行くと言う薫に、沢田は何があるかわからないと反対する。さらに、薫は彼にしばらく会わないほうがいいとも言う(理由:もう少しで前科がつくところだったから)。

林間学校当日。
葵の姿を見かけて駆け寄る薫と級友だが、彼女を守るように真希、麻衣、千沙、しのぶが現れる。葵は真希と麻衣に、守られるように手をつながれる。

バスの中では、全員が眠ってしまっている。薫も眠気を感じるが、ふと振り向くと真希、葵、麻衣の3人だけが目を見開いて座っている。
もう一度振り返ると、真後ろに真希がいる。彼女は薫に「友達になりたい」と言うが、真希は嫌悪感を表す。沢田に会いに行った真希に怒る薫だが、真希は父につきまとった彼への苛立ちを明らかにする。
「そろそろ、私の秘密、全部バラしちゃおっかな」

また病院の受付で追い返される沢田。知恵を絞り、医者のコスプレをして病院に侵入する(こんなことできるわけないと思うの)。瀬戸教授の部屋に入りこむ沢田だが、そこにちょうど教授本人から電話がかかってくる(ただし、教授は隠れてしまっていて見えない)。すべてを話すから、協力するようにと頼む教授。沢田は彼に協力すると明言する。

林間学校の施設についた薫。だが、なんと真希と同じ部屋だった!

友情についてのディスカッションをさせられる薫や真希たち。
「友情とは心の底から友達を信頼すること」と言い、友達と好きな人と間を取り持てれば友情がある、と断言する。
だが真希は「それはただの理想論」と言い、「そもそも友情は人間にしかない」と続ける。友情はもろい。転校生が来ただけで友情は壊れる。友情は原始時代、脅威から身を守るために生まれた。今の友情はそれと比べると、なんと壊れやすいのか。
ファッションや彼氏で壊れてしまう友情ならば、いらないと真希は言い放つ。

部屋に戻った薫は、真希のベッドの上にある何かの入れ物に気が付く。
中を見ようとするが、緊急集会が開かれるとクラスメートが呼びに来る。

緊急集会では、校長から近くで土砂崩れがあったので外出禁止だと告げられる。しかも、固定電話も通じない。携帯電話はもちろん電波が入らないし、近くに店もないのだ。薫は不安を感じる。

沢田は瀬戸のオフィスを改めて訪れる。
「君は、協力すると約束したな?どうか、その言葉を忘れないでもらいたい」
沢田は瀬戸に近寄るが、後ろ向きだった彼が既に絶命していることに気が付き、驚く。その声は、パソコンに動画で記録されていたものだった。
瀬戸教授はボイスレコーダーに残された指示をもとに沢田に行動してほしいと頼む。彼にすべてを終わらせることを託したのだ。
「突然変異した細胞の最後の目的は、感染を広げることだ。頼む。真希を、君に止めてもらいたい。手遅れになる前に」
彼はバッグに詰められた薬剤を持って出て行く。だが、入れ替わりで看護師が瀬戸教授の死体を発見し。

食事の時間。薫の友人の一人・奈美が姿を現さない。他にも姿を見せない者がいる。薫は姿を現さない者を探すが、彼女たちは部屋にいない。

ボイスレコーダーを聞きながら、車を走らせている沢田。
副作用で凶暴性が出たことを自覚している沢田は、娘が今までそれをどう抑え込んでいたかに驚く。

薫は奈美を見つけて、真希の正体について説明する。だが、奈美はぼんやりしている。話の途中で落雷が落ち、部屋が真っ暗になってしまう。

沢田は薫のために車を走らせていく。

薫は奈美の横に座るが、鼻をすする奈美は、ティッシュで顔を抑える。
「薫は、出ないの?」
「何が?」
「真希は別に普通だよって言ってたけど。皆もすぐこうなるみたいだよ。後で説明してくれるみたいだけど」
顔を上げた奈美は、真っ黒な鼻血を出している。奈美は真希が集会をやるはずだと言い、そのまま部屋を出て行く。

ボイスレコーダーの教授の声。ホルムアルデヒドの効果のスピードには想像がつかないという。感染者の年齢が若ければ若いほど、効果は早くなるだろうと予測する彼。そして、「真希や他の感染者が味わった苦しみを、自分も知るべきだ」と自らにホルムアルデヒドを注射したと説明している。
「救ってくれ、手遅れになる前に」

沢田の進もうとしていた道の前には倒木が見える。立ち往生する車。
「くそっ、薫……」

大きな部屋にボンヤリ立っている女生徒たち。薫はそれを隠れてみている。奈美もそこに加わっているのが見える。と、千沙としのぶが拘束された校長や教師たちを駆り立ててくるのが見える。
そして、真希が姿を現す。生徒たちは全員整列するが、彼女たちは全員黒い鼻血を出している。
「私たちの世界を、作ろう」

まとめ

・医者の格好で警備がごまかせるわけないだろ!いいかげんにしろ!
・別所哲也の熱演がスゴイ。さすがハムの人。
・友情のついてのディスカッションシーンが何だったのかしらん……。
・真希が持っている小さな入れ物は何が入っているのでしょう?
・次回は最終回?大感染祭りの始まり。