「Zネーション」シーズン2・第12話のネタバレ

znation-s2

12話は、とうとうゼロに潜入します!
・ヴァスケスの宿敵が見つかった!
・とうとうゼロのリーダーである、ラレイナが登場します。
・そしてあの男も再登場……!

第12話「ゼロズの女王/PARTY WITH THE ZEROS 」のネタバレ

znation2-12

※このエピソードも、2016年5月時点で公式HPにあらすじ掲載ありません。

アメリカとメキシコの国境の上から、カメラが落ちていく。
それはドローンだ。ドローンを掴むゾンビが見える。

ひとつのドアに、ゾンビたちが群がっている。だが扉の内側から、銃弾が貫く!ヴァシケスだ。彼に続けて、仲間たちもドアから出てくる。彼らはゾンビを殺しながら、走り続ける!

アメリカとメキシコの国境を歩いてきたが、行き止まりに出てしまったのだ。マーフィに特殊能力を使うように命令する彼らだが、彼はフラフラしていて使い物にならない。だが、次の瞬間、援護射撃がなされる!エスコーピオンだ。彼に招かれるまま、施設の中に入っていくロベルタたち。

だが、全員に銃を向けられる。エスコーピオンの前に出て行くマーフィ。彼は、自分がマーフィだとバラす。ロベルタは慌てて、マーフィは自分たちのものだし、奪うなら彼の頭をぶっ飛ばすという。

エスコーピオンはマーフィに興味津々だ。マーフィは服を抜いで、自分が本物だと証明する。ラレイナ(組織の女王)がマーフィを捜しているというエスコーピオン。彼らはエスコーピオンの後をついていく。

エスコーピオンはゾンビを“資源”だと思っている。ゼロは、ゾンビを燃やしてエネルギーを作っているのだ。マーフィはゾンビのいる焼却炉を、じっと見つめている。

エスコーピオンはメキシコ国境を越え、ある場所に彼らを案内する。たくさんの見張りがいるなか、美しい自然が残っているエリアだ。

ラレイナは、マーフィを捜していた。ドローンもそのために飛ばしていたという。彼を連れてきた(というていの)ロベルタたちに、CDCよりも素晴らしい報酬を彼らに与えるという。

バラの咲き誇る大きな屋敷で、とうとうロベルタたちはラレイナと面会することになる。
ラレイナはマーフィのことも、ロベルタのことも知っている。彼女がマーフィをここに連れてきたことに感謝して、見事なバラを渡す。
ラレイナはマーフィを捜していた理由を聞かれても語らず、どこかに彼らを案内する。どことなく不気味で、掴めない女性だ。彼女は何かをマーフィたちに見せようとしている。アディはロベルタと相談して、マーフィを連れて殺される前にここを脱出するという。

このエリアには、豊富な資源が残っている。彼女は「希望」を理由に、崇められているのだ。
マーフィやラレイナが生き残っていることには、理由があると彼女は言う。マーフィの血からワクチンを作って世界中に流通させる。それは、ゼロにしかできないことだ。彼女のお抱えの博士は、もう少しでワクチンを完成させられる。
だが、ラレイナのお抱えの博士として彼らの前に現れたのは、あのクリアンだ。

ロベルタはクリアンを殺そうとするが、踏みとどまる。ラレイナは、ロベルタがどうしてクリアンを殺さないかを問うが、彼女は「クリアンがワクチンを開発できる最後の人物かもしれないから」と言う。
マーフィは相変わらずクリアンを嫌っているが、今は彼に従うしかない。だが、クリアンはもしかしたら、マーフィを傷付け、殺しかけるかもしれない。

ロベルタたちは褒美として、相当なガソリンや銃弾をもらえるらしい。だが、ラレイナはロベルタに「可能性を感じる」といい、外に残るよりもここに残るように暗に命じる。ヴァスケスはロベルタに耳打ちして、外に出ると言えば殺されると告げる。
ロベルタは提案を受け入れるが、その代わりにテストを受けなければいけない。次の瞬間、彼らは頭に袋をかぶせられる!

クリアンとマーフィは残されたまま、話している。実はクリアンはワクチンなんて作っていない。そんなフリをしているだけだ。彼につかみかかるマーフィだが、彼らに本当に必要なのは「ワクチン」ではない。マーフィも同意する。

頭の袋をとられたロベルタたちには、エスコーピオンが目の前にいる。ロベルタたちを、ゼロたちが高い場所から彼らを見下ろしている。彼らの受けるテストは「ゾンビ殺し」。最後まで生き残れたら、組織に入ることができる。拒否すればもちろん、殺される。
ロベルタたちはもちろん、チャレンジするしかない。ゼロたちは賭けを始める。
第1ラウンドが始まる。アディが1体のゾンビを素早く倒す。
「今度が最終ラウンドだ」
エスコーピオンは宣言する。すると、ゾンビの群れが、彼らのいる小さな部屋になだれ込んでくる!
彼らには銃ではなく、ハンマーやナイフしか渡されていない。
「情けをかけてやろう」
エスコーピオンのその声に、ヴァスケスは何かを思い出す。妻子を殺された時の記憶。顔を隠した男が口にした「情けをかけてやろう」は、エスコーピオンのそれと一緒だ。しかも、エスコーピオンは「早く終わらせるために電気を消そう」と言い出す。
「絶対勝つ」
真っ暗ななか、ロベルタたちはスピーディにゾンビたちをやっつける。エスコーピオンたちは暗視ゴーグルでそれを見ている。電気が付くと、ラレイナも笑いながらそこにいる。
「仲間に認めてもらえた?」
ロベルタは肩をすくめる。

クリアンは見張りをしていたゼロの男を連れてくる。そして彼に薬を投与する。彼はゾンビとなり、マーフィを襲おうとするが、彼の前で止まる。そして、動きをマネし始める。すぐに男は倒れてしまうが、博士はとどめとして、頭に釘を刺しこむ。
「もうしばらくしたら、ついに人間で試せるようになる」
「こいつも人間だろう?」
「意味わかるな?」

ロベルタやアディ、ドクやヴァスケスたちは丁重なもてなしを受けている。
髪を手入れされ、新しい服をもらい、マッサージやエステを受ける。そして、アクセサリーすら与えられている。だが、ロベルタは誰もいなくなった後に、口紅を思いっきり拭う。
「変な気分」
「私も」
彼らは正装させられている。

「ついてきなさい」
エスコーピオンが現れる。彼の腕には、子どもの顔のタトゥーが見える。
袋をかぶせられ、連れてこられた先は、パーティ会場だ。ゼロの仲間たちが酒や会話を楽しんでいる。そこにラレイナも登場する。
「死者たちの女王」であるラレイナ。
彼らは改めて歓迎され、再度、武器を与えられる(もともと持っていた武器を返却される)。

ロベルタはヴァスキスに、「(エスコーピオンの腕のタトゥーを)見たわよ」と言う。ヴァスキスはエスコーピオンに復讐心をたぎらせているが、ロベルタはもう少し待てと頼む。脱出にはヴァスキスに力が必要なのだ。だが、ヴァスキスは「俺は俺の目的を果たす」と言って立ち去る。

裏庭では、ピニャタのようにゾンビを吊るして体を割るゼロのメンバーが見える。ゾンビの体から、内臓と共にドラッグがボロボロと出てくる。

ゾンビの真似をする腹話術師が登場してゼロたちに芸を見せようとするが、あっという間にエスコーピオンに殺される。
「ゾンビの真似は禁止だ」

マーフィに謁見を求めるゼロたちは後を絶たない。広間の真ん中では、フラメンコが披露されている。ガイコツのメイクをした女の子が、10Kをじっと見つめている。「彼女、お前に気があるみたいだ」というドクの言葉に、10Kはゾクゾクする。

ロベルタはマーフィのもとに向かい、クリアンに何をされたのかを聞き出そうとする。ロベルタは何かを嗅ぎつけている。

ある瞬間、ヴァスケスはエスコーピオンを狙う。それをロベルタは止めようと走る!ロベルタは彼を止められたが、ヴァスケスは捕まってしまう。ラレイナはロベルタを「命の恩人」と言い、ヴァスケスは連れ去られる。

エスコーピオンはヴァスケスを拷問している。だが、彼にむごい拷問がなされる直前に、連絡が入る。

クリアンはラレイナの前に現れ、完成したワクチンを差し出す。そこに、ヴァスケスが連れてこられる。彼が実験体になるのだ。彼らは固唾を飲んで、それを見ている。

「次回へ続く……」

感想

・やっぱりエスコーピオンがヴァスケスの捜していた人物でした。
・ラレイナは不気味で残酷な女性なのですが、単なるマフィアのボスという感じ。人物的には、あまり魅力的な悪役ではありません。ただ、メキシコの風習と恐怖演出をうまく絡めている印象はあります。ピニャタみたいにゾンビを割るシーンは別映画で見たことがある気もするが。
・クリアンに便乗するマーフィですが、まだまだ恐ろしい事態が待ち受けていそう。もっとも悪者っぽくて(小悪党だけど)つい見入ってしまうのが、意外にもクリアンです。
・久しぶりにオシャレする面々。どうでもいいけど、ロベルタの胸がめちゃくちゃ大きい。スタイルいいですね。ただし、走っているシーンでちぎれて飛びそうなのが気になる。
・1話完結型だったZネーションですが、ここらへんから2話完結が多くなります。