「Zネーション」シーズン2・第11話のネタバレ

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唐突に推理話になるこのエピソード。
・マーフィが撃たれる。誰が犯人?
・密室状態のホテルで起こった事件の真相は?
という、ちょっとしたミステリー風のお話。

第11話のあらすじ

「危険なゲーム/CORPORATE RETREAT」
ゾンビウイルスに感染しなかったサラリーマンの集団が、あるホテルに隠れていた。チームは、そのホテルでかくまってもらうことになり、そこで彼らの社内政治を目の当たりする。そしてチームは、彼らと信頼関係を築くためにゲームやアクティビティに参加する。だがある日、誰かがマーフィを銃で撃ち殺そうとし、そこに殺人者がいるという可能性が浮上する。チームは犯人捜しのために“推理ゲーム”をする。もちろんゾンビも一緒に!
http://wwws.warnerbros.co.jp/kaidora/znation/ep.php

ネタバレ

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美しい光の中。森の中を、バットを振るい続けるアディ。彼女はロベルタの名を呼び続ける。ロベルタやヴァスケスも口を覆ったまま、ゾンビたちと戦い続けている。ドクも、10Kもだ。
(画面が真っ赤なのは、山火事があったからのようです)

激しい煙の中、見つけたホテルに入ろうとする彼ら。だが、中では生存者たちが相談している。ほとんどの者は彼らを入れないほうがいいというが、ある男が彼らを中に入れてしまう。

グループのまとめ役のギデオンとロベルタは交渉する。彼らは打ち解けるため、「発言の棒」(これを持っている人しか話せない)を使って会話を試みる。ギデオンはコミュニケーションの専門家であり、他の生存者は週末の日、彼のセミナーを受けていたようだ。
ギデオンはそれぞれの印象について述べ始める。
ロベルタ:生まれながらのリーダー。賢い。だが、何かを失った。
ヴァスケス:用心棒タイプ。タフ。心の傷で判断が鈍る。
アディ:強い人だ。だが、何かを失った。悲しみを抱えている。ロベルタに頼りにされている。
ドク:悲しみを刻まれた顔をしている。それでもユーモアを失っていない。
10K:優しい。少し怒っている。マーフィを嫌っているし、お互いに嫌い合っている。
マーフィ:世界を背負っている。仲間思いだが、それが伝わっていない。

ギデオンとデイナ、アディとロベルタで代表の話し合いをする。デイナが選ばれた瞬間、他のセミナー仲間は少し嫌な顔をする。

外では、ゾンビたちが興奮している。マーフィがいるからだろうか。
ギデオンは、ロベルタたちがルールに従うなら、火事がおさまるまでいてもいいという。ロベルタも急いでいるとはいえ、申し出は歓迎する。彼らは友好ムードだ。

マーフィはソファーを独り占めして寝転び、大声で食料を要求する。ヴァスケスは彼に座るところをとられ、イライラしている。

10Kとドクは、クルクルパーマの男・イギー(ロベルタたちを中に入れてくれた張本人)に建物内を案内されている。キッチンでピクルスを味見させてもらう2人。ホテルに泊まるのは初めてだからプールで泳ぎたいという10Kだが、彼が今飲んでいるのがプールの水だ。男はろ過装置を自作して水をキレイにしたという。彼は楽しそうにいろいろ見せて回る。

デイナとアディは屋上で話している。アンテナがあるが、ほとんど使い物にならない。このホテルにいた人のなかには、逃げ出した人や追放された者もいた。だが、彼らは少ししたら戻ってきた。ゾンビになって。だから、デイナたちは終末の日以来、このホテルから外に出たことがないという。

ゾンビたちがドアを叩くので、ヴァスケスが様子を見に行く。マーフィはその隙に移動するが、ある男が後をつけていく。

デイナは早く外に出ていきたい、天井のない場所に行きたいと語る。アディはデイナに「夢を壊すようだけど、世界はめちゃくちゃよ」と言う。

ふと、銃声が鳴り響く。
ある部屋の中で、マーフィをつけていた男とマーフィが倒れている!

マーフィと男の具合をそれぞれ調べる仲間たち。男は既に死にそうで、マーフィは撃たれたものの弾は貫通している。だが、頭を強く打っているようだ。ヴァスケスはこの状況にイライラして威圧的になる。男に慈悲を与えるかどうかで、皆が揉め始める。

マーフィは夢を見ている。ゾンビ津波で崖下に転落したゾンビたちのことを思い出しているのだ。

ヴァスケスとロベルタは推理をしている。被害者は2人、弾は1発。ヴァスケスの意見だと、犯人はマーフィを狙い、発砲した。その弾が、後をついてきた男にも当たったのだろう。だが、それなら男は変異しないはずだ。でも、男はカサンドラの時と同じようになっている。
ギデオンは話し合いで問題を解決したいが、ロベルタは「それは難しいのでは?」と言う。ロベルタは犯人が、ホテルにいた人間たちの中にいると断言する。

彼らは話し合いを始める。
ホテル側の人間たちは、現場で10Kを見かけたという。
だが、アディは「10Kなら、殺したいと思ったら確実に殺してる」と断言する。
(なお、この時にデイナがアディに発言権を譲っている)
10Kも、もちろん犯人ではないと主張する。

そこに、ヴァスケスが荷物を持って現れる。大量の食糧が入ったバッグ。犯人はこれを隠していたのだ。逃げ出すために溜めていたのだろう。マーフィはそれを見つけて、撃たれたのだ。

ギデオンは、食料庫の鍵を持っているイギーが怪しいと言い出す。彼にはお菓子を盗んだ前科もあった。有無を言わさず、イギーは外に放り出される。食料も何も渡されない。ただ、トンカチだけを握って。
証拠もないのに彼は放り出されて、困惑するしかない。
ロベルタとヴァシケスは「証拠もないのに、かわいそうだ」と主張するが、彼らは聞き入れない。
粉塵の中で彷徨うイギーの前に、突然何かが現れる!絶叫するイギー。

マーフィはうなされている。彼は森を彷徨っているゾンビたちと呼応しているようだ。
まだ彼を動かすことはできない。危険すぎるのだ。
だが、ゾンビがホテルのまわりに集まり始めている。
ドクは実験の一環として、マーフィの体を貫いた銃弾が体内に入った怪我人に、さらにマーフィの血を与えてみる。すると、男はどんどん回復していく。その代わりに、顔色が青っぽくなってきている。
ロベルタはもう一度、ギデオンと話しに行く。

ギデオンの仲間たちが言い争いをしている。彼らは反抗的なイギーがいずれ追放されるはずだったこと、デイナが“ポップコーンの輪”(話し合いをこう呼んでいる)を仕切っていることに苛立ちを感じているとこぼしている。さらにデイナとギデオンと肉体関係があるはずだと語る(これは言いがかりなのだが)。
この人物たちは、ロベルタたちにも食料を分けたくないと考えているようだ。しかし、すべてを10Kが立ち聞きしている。

ロベルタとギデオンは話し合っている。
最初はワークショップに120人いた。だが、1時間で半分になった。大勢の人が亡くなっており、ゾンビがいる部屋はそのまま締め切っているという。ギデオンはロベルタに、イギーへの対処のことを謝罪する。

ワシントンという男に「食事にしよう」と呼びかけるギデオン。だが、キッチンはめちゃくちゃだ。そして、ワシントンは既にゾンビになっている。襲われたロベルタは彼を外に蹴り出す!通路に転がり出た彼は、別の女性を襲う。10Kがワシントンにとどめを刺すが、ゾンビになった女性に襲われた10Kを、今度はヴァスケスが助ける。
誰か食糧をとった人間が、ワシントンを刺したのだ。それとも、どうにかして中に侵入したイギーの仕業なのか?

別の場所でまた銃声がする。ドクが撃たれかけたのだ。
ロベルタとヴァスキス、デイナとアディが巡回する。
「ゾンビかしら?」
「人間よ。ゾンビなら立ち止まらない」
アディとデイナはゆっくり進む。
アディが部屋の中の捜索をしている間、デイナは廊下を見張る。ふと、食糧を持っている男が見えるが、デイナは彼に目配せする。デイナも仲間だったのか!?

だが、そこにゾンビが何体も現れる。
アディたちは部屋のクローゼットに隠れるが
「連れていって、死にたくない」
と突然デイナが呟く。その声で、クローゼットの外にいるゾンビが引きつけられる。
デイナはアディに抱きつくが、次の瞬間、通りかかったロベルタたちがゾンビを射殺する!クローゼットから転がり出るアディたちに「何してるの?」とロベルタは不思議そうに尋ねる。

男を追うロベルタたち。だが、通路を抜けた先にはギデオンがいる。
ギデオンはデイナに話があると言う。

ゾンビたちはホテルめがけて突っ込んできている。何かに導かれるように。
ホテルの壁を破って頭を突き入れたゾンビまで出て来る。生首を切り、頭を破壊するロベルトとヴァシケス。
「まるで、ゾンビがこのホテル目指してやってきたみたい」という声に、マーフィのせいかもしれない?と彼らは思っている。

マーフィの血を、撃たれた男にどんどん飲ませるドク。

窓は破られ、ゾンビたちが部屋に侵入してくる。
マーフィのいる部屋に逃げ込んでくる生存者たち。彼らはてんでに好きなことを言うので、ロベルタが「黙れ!」と叫ぶ。そして、棒を使って話すことにする。
だが、ちょうど撃たれた男であるグレッグは目を覚ます。ドクに言われるがまま、彼は犯人を指す!

そこには、ギデオンのセミナーを受けていたせいとのひとり、トラヴィスがいる。デイナは彼に呼ばれていく。彼はトラヴィスと外に出ることを選ぶようだ。デイナとギデオンは言い争いになる。
ここでトラヴィスがギデオンを撃とうとするが、トラヴィスはグレッグに撃たれ、グレッグももちろん射殺される。混乱する現場。

デイナはアディに弁解しようとするが、彼女はデイナから離れていく。
ギデオンはロベルタに出て行くように命令するが、マーフィが治るまで、ロベルタはここから出て行かないと誓う。

ドアをノックする音がする!ゾンビならノックはしないだろう。そこに立っていたのはイギーだった。彼は血まみれだ。トンカチだけで、ゾンビに立ち向かったのだ。ギデオンはイギーに謝罪する。
イギーは最後にひとつだけ言いたいと発言の棒を受け取るが、その棒でギデオンをブン殴る!そして、その瞬間にマーフィは立ち上がる。
ゾンビたちはあっという間にホテルから離れていく。

イギーたちは立ち去るロベルタに感謝の念を述べる。イギーたちも旅に出るらしい。デイナを仲間に入れることは拒否したが、いつかまた会えることを信じて、デイナとアディは別れる。

感想

・犯人は……トラヴィスでした!と言われても、誰?でした。
セミナー仲間の紹介がないのですよ。
・ギデオン、最後はどうなったか不明。言ってることばズバズバ当たってるけど、殴られて退場してしまった。
・変異のくだりやら血を飲ませるくだりやらが、見ている時は何も思わないけど、説明するとなると非常にめんどくさい。
・どうでもいいけど、ホテルで数年間も閉じこもって生きられるものなのでしょうか。スゲエ。
・イギーはいいキャラなんでまた登場してほしい。