「Zネーション」シーズン2・第10話のネタバレ

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前シーズンに「ゾンビ津波」略して「ゾナミ」という恐ろしくダサイワードを生み出したこのシリーズですが、今回も「ゾンビ津波」が登場します。
・ゾンビ津波再来!どうやって生き残る?
・先住民部族の生き残りと出会い、彼らと交流するが……?まさかのスーパーご都合展開もあります。

第10話のあらすじ

「迫り来る“ゾンビ津波”/WE WERE NO WHERE NEAR THE GRAND CANYON」
ゾンビが大群になって押し寄せてくる! 逃げ場を失ったチームは、安全のために別行動を余儀なくされる。ゾンビの大群から逃げるために、アメリカ先住民の聖地に足を踏み入れた一行は、別々の生き方を選択し、二つに分かれた部族に出会う。迫り来る“ゾンビ津波”。チーム、先住民部族、全員の命が危険にさらされる。二分された部族が互いを許し合い、共に生きていく方法は、果たして見いだせるのだろうか?
http://wwws.warnerbros.co.jp/kaidora/znation/ep.php

ネタバレ

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鉄条網付きの手榴弾が投げ込まれ、たくさんの銃弾をゾンビに撃ち込む人影が見える。ヴァスケスとロベルタが激しくゾンビたちと戦っているのだ。
戦闘の中、ヴァスケスと熱烈なキスをするロベルタ。だが次の瞬間、彼はゾンビに変わる。

目覚めると、そこは移動中のキャンピングカーの中だった。ロベルタは寝ていたのだ。すると、何かが進行方向に見える。アディは無線機を手作りしており、10Kがアンテナを外に出している。彼女は市民Zに呼びかけ続けている。

サイモンはいろんなところから湧いて出てくるゾンビに苦労している。どこから湧いてきているのか、彼にもわからないほどだ。
市民Zと交信して、ゾンビ津波(ZONAMI)が来ることを教えられる彼ら。
ここでキャンピングカーを捨て、バギーで移動することになる。バギーにはヴァスケスとロベルタ、アディとマーフィが乗る。10Kとドクは徒歩で逃げ、高台に登ってやり過ごす。

ロベルタたちが逃げた先には、カジノに籠っている部族がいる。部族は彼らを追い払おうとするが、ゾンビ津波を見るようロベルタに望遠鏡を渡される。それを確認した部族は、彼らを中に招き入れる。

ドクと10Kはクライミングで高台に登る。彼らはグランドキャニオンに登ったようだが、そこでまずドクが足をからめとられて転倒し、10Kも電気ショックで倒れる。彼らは襲われた。

カジノ施設の中では、市長のダニーが待ち受けている。マーフィは名前を聞かれて「ジョン・スミス」と名乗る。
ロベルタはボスにゾンビ津波の恐ろしさについて語るが、彼は楽観視している。10Kとドクのことを気遣うロベルタに、ボスは「息子と会ってなきゃいいが」と呟く。

10Kとドクは屈強な男たちに捕まっている。ドクたちは彼らの話している言葉がわからない。
そこには、白人たちが「ゼンディゴ」を広めているのだ、ゾンビ津波も白人を追いかけているんだと主張する男・ゴードンがいる。ゾンビ津波の話を聞いても、「先祖から受け継いだ神聖な土地を捨てられない」と主張する男たち。彼らを痛めつけようとする。
だが、ゴードンの妹であるアヤラが、10Kとドクを診療所に連れていく。

ドクは手当てをしてもらいながら、痛みを和らげるものを捜していると切り出す(ドラッグが欲しいということだろう)。そのまま、案内されて女についていく。
10Kとアヤラはゴードンについて語り合う。ゴードン(レッドホーク)は、もともとはインテリで、大学で教えていたほどだった。だが、父(市長のダニー)と対立して、仲間も半分は父に、半分は兄についた。兄は先祖の神聖な土地を守っている。
ゴードンが話していた「ゼンディゴ」について聞く10K。ゼンディゴとは魂の病のことを指す。人から何かを奪うことを差すのだ。
アヤラのことを見つめる10K。

アディはダニーの部下に助けられ、市民Zが送ってきたモールス信号に気付く。ダニーの部下の助けをさらに借りて、カリフォルニアの疾病対策センターの座標を聞き出すアディ!

ドクはドラッグでトリップしている。ドラッグをくれた女性に、白人と原住民の過去についてしっかり教えられるドク。

サイモンは、基地にいるゾンビたちを殺し続けている。とうとう、最後の1体になった!彼は覚悟を決めて、バリケードの外に出る。

ゾンビ津波が押し寄せてくる。
マーフィはカジノから逃げたほうがいいというが、ロベルタとヴァスケスは反対する。ガソリンもないし、どこに逃げればいいというのか?だが、彼らの立てこもるカジノは、簡単にゾンビ津波にやられてしまいそうだ。

先住民と打ち解けてきた10Kとドクだが、ゴードンたちに突然出て行けと言われる。そして彼らは追いやられ、そのまま罠にかかって吊るされてしまう。しかもドクはトリップ中だ。10Kは宙吊りになっているので、気絶しそうになっている(ドクは網の中に入っている。)
ドクはふわふわとした高揚感を味わっているが、そこにゾンビが近付いてくる。
彼は妄想の中で、自分がゾンビを殺している夢を見る。

と、現実のゾンビも死んでいる!10Kは何があったのかわからない。ドクは、自分が幽体離脱して殺したのだと説明する。
だが、新しいゾンビが現れる。10Kは落ちているナタを拾いたいが、手が届かない。ゾンビが迫るが、その頭は矢で射抜かれる!アヤラだ。彼女は馬に乗って、10Kとドクを助けに来たのだ。

サイモンは最後のゾンビと遭遇している。彼は最終兵器のロケットランチャーを使うようだ(武器に詳しくないので、違うものだったらスミマセン)。

アヤラは10Kとドクに、父(ダニー市長)のもとへ一緒に向かうように頼む。

サイモンはアディと通信して、ロベルタにロケランの使い方を習う。だが、バッテリーが冷えていて使えない。彼はパンツの中にバッテリーを入れて温める!

アヤラは父のもとを訪れる。市長は相変わらず、ゾンビ津波に対して警戒心が薄い。娘を中に迎え入れるダニー。ドクや10Kは仲間と再会する。

サイモンはまたゾンビに追いかけられている。だが、今度こそ温まったバッテリーをセットしてロケランを撃つ。命中したゾンビは溶け、サイモンは勝利する。

ゾンビ津波は全てをなぎ倒して進んでいる。ダニーも避難を決意する。だが、彼本人は移動しない。仲間だけを非難させることにする。ダニー曰く、妻との思い出があるこのカジノならば、必ず建物は残る。そして建物もろとも死ねるなら本望だというのだ。次の指導者に娘を指名して、彼だけはそこに残る。他の者は出発していく。

サイモンは「みんなは逃げられたか」と心配している。

ゾンビ津波を待つダニー。ゾンビのスロットで遊ぶが、大当たりする。「悪い冗談だ」と頭を振るが、次の瞬間、ゾンビが襲来する!

アヤラは遠くからビルを見ている。カジノはあっという間にゾンビに破壊される。

アヤラは部族の聖地に、仲間を連れて戻ってくる。ゴードンとアヤラは、抱き合って涙を流す。父も兄も頑固だ、と泣くアヤラ。ゴードンは後悔する。
ゴードンは改めてロベルタたちを歓迎する。通り道を封鎖してあるから、ゾンビたちはここには入ってこられないだろう。だが、その言葉もむなしく、谷の上からブラスターたちが落ちてくる。もう少ししたら聖地は、ゾンビたちで溢れるだろう。
だがドクは壁に残されている象形文字を見ながら、あることを思いつく。

燃える火。走るゾンビ。グループは野を焼いている。火で彼らの通り道を封鎖しているのだ。このままだと火に突っ込むだろう。
マーフィはゾンビたちを止めたいと飛び出す。彼らだって痛みを感じるのだと叫びながら。だが、ロベルタとヴァスケスがそれを制止する。
ゾンビたちは火に飛び込むことなく、向きを変え、崖の下に転落していく。ゾンビの群れの勢いは止まらない。

マーフィの顔は悲しみに満ちている。ロベルタはそれを見逃していない。

別れの時。アヤラは10Kにネックレスを渡し、ドクも女性からネックレスとドラッグをもらう。アディは、ダニーの部下の青年にラジオを返す。
落ち込んでいるマーフィのもとへ、ロベルタは足を運ぶ。
「殺す必要なかった」
だが、ロベルタは「何も間違っていない」と主張する。ロベルタはいつか彼が自分のアイデンティティを問われる時には、人間とゾンビのどちらが彼を思いやっているのかを思い出して、と言う。そして、彼の涙を拭う。
車はまた走り出す。

感想

・ゾンビにどんどん肩入れしていくマーフィ。彼は人間の救世主ではなく、ゾンビの救世主になってしまうのか?
・部族の問題を組み込んだエピソード。その裏に、父と息子の意地っ張りストーリーが隠れているのであった。という展開が、あまりにもお決まりすぎて。
・壁画にヒントを得る展開は面白いし、ゾンビがどんどん谷底に落ちるシーンはかなり目を引きます。ただ、火を避ける知能があるのか?
・しかし、ドクがトリップしている間にゾンビを殺したというシーンが謎すぎる。このシーズン、かなりこういう謎展開(都合よすぎ展開)があります。気になる人は気になるでしょうね。私はスルーしちゃったけど。笑ってしまった。
・カジノ施設のわりに、全然カジノの機械が出てこないのが……。
・ゾンビ津波にやられるカジノ施設のCGがひどすぎる。あれなら映像にしなくてもよかったんじゃないでしょうか……(音だけとか、伝聞でもよかったかも)。