「ストレイン」シーズン2・第13話のネタバレ

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第13話「夜行列車」(NIGHT TRAIN)

ブロンクス スロッグスネック イーストトレモント街
アイヒホルストが工事中の工場に姿を現す。何かの出来栄えに感動しているアイヒホルスト。上しか開かない檻や、動物をひっかけるためのフック、焼却炉も用意している。マスターとアイヒホルストは巨大な“動物”処理場を作っているのだ。

ブルックリン レッドフック リチャーズストリート
トラックを加工しているヴァシリー。ウインドウに金網をつけている。隠れ家の部屋の写真をとっているザック。名残り惜しいのだろうか。エイブラハムは何かを考え込んでいる。さよならを言ったザックに「気を付けていきなさい」と声をかけるエイブラハム。写真を撮ることにする。「笑って、皆ですよ」エイブラハムも不器用に笑う。
エフとノーラ、ザックはこの朝に発つようだ。ノーラはエイブラハムの頬にキスをして祝福する。ザックとの別れを惜しむヴァシリー。エフはワシントンに寄ってくると彼に告げるが、彼らが戻ってくる頃、ここが残っているのだろうか?と不安が残る。ノーラは「探し出す」と言い、3人は出ていく。

マンハッタン 西57丁目 156番地
マルジェラはパーマーに、アイヒホルストたちの言いなりではいけないと主張する。2人はキスをする。

ヴァシリーとエイブラハムは車の中で会話をしている。どうしても本を手に入れたいエイブラハムは、競りに勝つか、本を奪うか、死ぬかの選択肢しかないという。
ヴァシリーは「最後の選択肢はできるだけナシで」と言う。

マンハッタン ペン駅
駅は混乱状態にある。最終便に乗れるということがわかったエフたち。発砲事件すら起こる。列車がいつ来るのかもわからない。
「正しい選択に苦痛はつきもの」
ノーラは彼を慰める。ワシントンD.C.で、生物兵器をいちから作り直そうとノーラに持ちかけるエフ。ノーラは彼にイライラしているが、エフは彼女に手を差し出し、ノーラはそれを握る。それを暗闇から、ケリーが見ている。

元囚人たちに、クインランを紹介するガス。ストリゴイそっくりの彼の容貌に、1人の男が銃をつきつける!だが、その男はすぐに首を折られてしまう。
「人の命ははかない。私は死を見てきた。善人にも悪人にも死は訪れる。人の価値を決めるのは、人生において大切な時にどう行動したかだ」
クインランは囚人たちに、最高の戦士として死ぬべきだと煽り続ける。
「(人間の血である)赤と、(ストリゴイの血である)白の対決」
今日、自分で死にざまを決めろ!というクインランに、単純な囚人たちはすぐ同意する。

列車が到着して、エフたちは座席に座る。エフの隣に座ったのはラドヤードだ!

マンハッタン ルーズベルト島 グッドシェパード教会
教会にやってきたセトラキアンとヴァシリー。金(きん)の信託口座を確認される。
そこに、アイヒホルストもやってくる。パーマーの代理だと言うアイヒホルストだが、「金の取引で決着がつくとは」という彼に「我々の決着は“銀”でつくと決まっている」と言うエイブラハム。また、エイブラハムはボリバルに忠誠を尽くさざるを得ないアイヒホルストを皮肉る。だが、アイヒホルストは彼を変成させ、この結末を見届けさせるのをマスターが望んでいると言う。エイブラハムは、反対に彼を殺すと言う。火花を飛ばす2人。ヴァシリーもアイヒホルストを挑発する。

競りは、あっという間に2億ドルまでつり上がる。クリームは、口座の残高が多い方の勝ちにしたらいいのではないか?と主張して、2人ともそれに応じる。
エイブラハムのほうの口座には、3億2300万ドル。アイヒホルストのほうの口座には……3億5180万ドルだ!アイヒホルストは勝ったのだ。つまり、マスターの勝利だ。
だが、クリームは部下に呼ばれ、アイヒホルストの口座が取引できなくなったという。アイヒホルストはクリームにくってかかるが、彼の部下が一斉に銃を向ける。いくら普通の銃でもこれだけ囲まれていたら勝ち目はないだろう。
パーマーはアイヒホルストを裏切ったのだ。
エイブラハムは、信じられないという顔をしながら本を受け取って去っていく。

彼らはトラックで帰路を目指すが、エイブラハムは「襲われるかもしれない」と主張する。ヴァシリーは「応援を頼めばよかったのに」と、長老たちの力を頼ればいいと主張するが、エイブラハムは「言い忘れていたが、この本を長老たちに渡すつもりはない」と言う。ヴァシリーは「先に行ってくれてもよかったのに」と主張するが、その瞬間、車にトラックが激突する!そして、大量のストリゴイがトラックに群がる。車のエンジンはなかなかかからない。なんとか動き出すも、やはりトラックは立ち往生する。
そこに立っているのはアイヒホルストだ。
「お前の勝利は常にはかない」
トラックの荷台に隠れたエイブラハムたちだが、数百人のストリゴイがそれを揺さぶる。銀のマシンガンを撃つヴァシリーだが、そこに車が到着する。そこに乗っているのはガスだち。エンジェルもマスクをかぶっている。
「知らない奴らが加勢に来たぞ!」
ギャングとストリゴイが戦い始める。

アイヒホルストは車の金網を破って侵入しようとするが、ふと気配に気づく。クインランだ。
「ザ・ボーン」
「私が見えるか?来なくて正解だったな。臆病な証だが、懸命だ」
「私は何者も恐れない」(マスターの声)
「私もだ」
追っかけっこが始める。

ガスはトラックに入るが、そこには誰もいない。脱出口を開けると、マンホールの穴が下に見える。そこにはふと顔を上げると、トラックの中には爆弾が!
次の瞬間、トラックは爆発する。エンジェルはおののく。生き残った者たちが、ストリゴイの首をはねている。
「私の行く手を阻むものはない」
アイヒホルストは去っていく。

列車に乗っているエフたち。ようやく出発するらしい。電車が走り出したが、何かを轢いたようだ。それはもちろん、ストリゴイだ。線路の上にはストリゴイが大量に立ち尽くしている。

アイヒホルストはパーマーのオフィスに入っていく。アイヒホルストに、パーマーとマルジェラにコケにされたことで怒っているが、彼がマルジェラのいいなりになっていることをアイヒホルストは見抜く。彼の裏切りについて、アイヒホルストはマスターの意見を求める。マスターはようやくパーマーの前に現れる。
「我々の契約条件は不変だ」
マスターはマルジェラの喉に噛みつく!彼女は呆気なく死んでしまう。
「今や彼女には新しい主人ができたのだ。献身とは、美しいことだな」
パーマーは泣いている。

列車は脱線している。武器を取り出した彼らに、ラドヤードは驚く。ザックもラドヤードのカバンから見えた大金に驚く。
食堂車に立っているエフを置いて、ノーラとザックは逃げるしかない!
エフが脇を見ると、ストリゴイが窓の外を這っていく。乗客は次々逃げ、ストリゴイが迫る。武器を持って、エフもザックを探して線路に降りる。ケリーの手下の感知者たちがまた現れるが、なんとか撃退するエフ。地下鉄の線路を逃げるしかないザックやノーラだが、そこにケリーが出てくる。
ノーラはケリーを撃ち、剣で斬りつけるが、ザックが叫んだ瞬間、彼女の手を舌で締め上げる。だが、ザックは母に頼み込んでそれをやめさせる。母の顔を見たザックは、それが明らかにストリゴイのものであると理解しながら剣を落とし、ケリーに抱きつく。ケリーはいささか驚きながらも、ザックを捕食せず、撫でている。そしてそのまま手をつないで、ザックを連れ去ってしまう。ノーラはザックの名前を呼び続けている。

ヴァシリーとエイブラハムは、マンホールから出てくる。エイブラハムはへとへとだ。2人は船で逃げるようだ。だが、ガスもそれを追いかけてくる。本を返さないと明言するエイブラハム。その後から、クインランとエンジェルたちも追いかけてくる。

だが、クインランに、エイブラハムは取引を持ちかける。
長老たちに本を返せば、本を破棄するだろう。しかしそれは、マスターの望みでもある。だが、本があれば、マスターはそれを奪いに来る。それが囮になる、マスターは必ず彼らの前に姿を現すはずだ。マスターと戦いたくてうずうずしているクインランは、やはりその提案に興味を示す。

エフはノーラを見つけるが、ザックは既にいない。そして、ノーラも感染してしまっている。肌の下には、大量の寄生虫が見える。ノーラをなんとかして治療すると言い張るエフ。
「いつも遅いのよ」
既に、ノーラの中にマスターの言葉が入りこんでいると彼女は言う。
「きっと私はあなたとザックを襲うわ」
「僕を置いていくな」
「おしまいよ」
ノーラは高圧電流に手を伸ばし、自ら感電死する。

船が走る。運転しているのはヴァシリー。エイブラハムと、エンジェルにガス、クインランも乗っている。
「こんなはずじゃなかったのに」
オクシド・ルーメンを読んでいるエイブラハム。時間がかかりそうだが、長老にマスター、盗んだ船に盗んだ本、知らない奴らと一緒に船に乗っているというこの状況に、ヴァシリーは珍しく焦っている。

「はるか昔 化け物退治に生涯を捧げると誓った
それ以来、大切なものを失い
知識や復讐を追い求める中で 己さえも見失った
勝利まであと一歩なのに なぜ喜びよりも不安のほうが大きいのか
マスターは人類に何をするつもりなのか」

※アイヒホルストが指示して作っていた動物(=人間)の加工工場が映し出される

「我々は傲慢な種に成り果てた
何も知らぬまま 自らの優位性を信じ込み
他の種を見下し、地球を我が物にした」

※パーマーがマルジェラの体から、臓器を摘出している。
それはエイブラハムがかつて妻にしたのと同じことだ

「我々は強欲さゆえに滅びるのか
それとも生き延びられるのか」

※地下鉄入口から、エフが出てくる

「最近になって、我々の現実は想像を超えてしまった
世界を取り戻すチャンスはたった一度だけ
マスターを倒すためには奴のように冷酷で無常で凶暴にならねば」

※エイブラハム越しにクインランが映る

「だが決して、自らが化け物になってはいけない」

船はあてどもなく、走り続ける。