「ウェイワード・パインズ 出口のない街」前篇・第2話のネタバレ

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第2話 守るべき掟(Do Not Discuss Your Life Before)

異様な街への不信感を募らせるイーサン・バークは、「街の掟」の存在を知る。また元同僚のビルの遺体から、街の脱出方法が描かれた地図を見つける。そんな中、彼の協力者であるビバリーの現在の実年齢が判明。だが、そんな彼女はケイトの家での食事会で過去の話に触れてしまい、脱出の願いを果たせぬまま掟破りの罪で公開処刑される。一方、イーサンの妻テレサは捜査の進展のなさにしびれを切らし、自ら夫を捜すためアイダホ州を目指す。
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ネタバレ

森の中で、保安官に捕まったイーサン。保安官はイーサンにホールドアップを求める。エヴァンスを殺しのたのはイーサンではないか?と言い出す保安官。とにかく、彼が街をうろつくことを好んでいないようだ。

アレックスという青年たちが自転車で通りかかり、
「街を出ちゃダメだ、バークさん。それが掟だよ」
と言い残す。

翌日ホテルでまた目を覚ますも、パソコンも新聞すらもない。また勝手に外出をするイーサンは、再び捜査官・ビルの死体があった廃墟を訪れ、ポープ保安官と再会する。イーサンはブーツの底に泥や松葉がついていたことを見抜き、彼は森で殺されたと指摘。だが、ポープはどうしても彼を追い出したいようだ。

ビバリーのもとを訪れる彼。捜査官(ビル・エヴァンス)のことを聞き出そうとするが、唐突にビバリーはイーサンをダンスに誘う。盗聴されないために、ごまかしのチークダンスを踊りながら耳元で会話をする2人。ビバリーから真相を聞き出すため、2人は後で密会することにする。

電話をかけるも、やはり妻や上司にはつながらない。ひっかけの質問をするイーサンは、交換手の女性がやはり偽物であることを見抜く。コーヒーショップでケイトのことを聞き出すイーサン。

テレサはイーサンを案じているが、ベンは「父は女と一緒にいるのでは」と想像している。

おもちゃ屋で働くケイトを見ながら、かつて好きだった彼女のことを思い出しているイーサン。店で働く彼女に話しかけ、真実を語るように迫る。だが、夫のハロルドが出てきてうやむやになる。
ふと混乱するイーサン。この街で使われている金は、1988年より前に作られたものであり、しかも偽札であることに気付く。ケイトはビルがこの街で結婚していたことを暗に伝え、妻・パトリシアについてヒントを出す。

イーサンはヒントを頼りに、パトリシアの家を訪れる。彼女はイーサンを追い返す。「ビルは殺されたんじゃない、自殺したんだ」と言ってドアを閉めてしまう。

また保安官事務所を訪れるイーサン。またアイスを食べているポープ。彼はイーサンになにもするなと警告するが、イーサンは言うことを聞かない。

彼は病院に侵入し、安置所にあるビルの死体を確認しようとする。彼の靴の中に隠されている(ポープと廃墟で鉢合わせした時に目視した)逃亡計画のメモを手に入れる。すると、今度はパムと鉢合わせする。パムはテレサのことを話題に出し、イーサンを挑発する。その次の瞬間、イーサンは病院の廊下で担架に乗せられて運ばれるテレサとベンを目撃する。

しかし、イーサンは彼らを見つけることはできない。その間に居合わせたドクター・ジェンキンスがイーサンをなだめ、脳手術を勧めてくる。

テレサはアダムに苛立ちをぶつけている。イーサンとケイトが(ウェイワード・パインズの最寄りの都市である)ボイシにいるのではないかと推測するテレサだが、アダムは詮索をやめるように言い続けている。

ビバリーとイーサンは墓場で密談する。逃げるために、イーサンは足から埋め込まれていたチップを抜き出す。1999年に交通事故に遭い、数年間ここで過ごしたらしいビバリー。2014年現時点を生きるイーサンだが、彼女が嘘をついているとは全く思えない。
墓場の墓には、名前も何も刻まれていない。
そしてビバリーは恐ろしい事実を明かす。ポープが、ビルの喉を皆の前で切り裂いて殺したのだというのだ。

ビルはビバリーと共謀していたが、単独で逃げた。そのせいで、ポープに殺されてしまったのだ。その代わり、ビバリーは助かった。カメラはチップの動きを追っているのだということを知るイーサン。「ここにきて、飛行機なんて1台も見ていない」と嘆くビバリー。

通りでケイトとハロルドに会い、食事に誘われる2人。ビバリーは不審がるが、イーサンは誘いに乗る。

テレサは、自分の妹(姉?)にイーサンを探しに行くことを告げる。それについていくというベン。親子はイーサンを探す旅に出る。

次の日の朝。イーサンはホテルで、ビルの書いた地図を見ている。そしてチップをベッドの中に置き、部屋を出る。バーでは、保安官事務所の受付の女性とパムがイーサンの噂をしている。パムはビバリーに、イーサンと過去の話をしているのではないかと警告する。

イーサンは森の中でビルの荷物を回収する。森の中にはハンターもいるようだ。

ビバリーとイーサンは夕食に招かれる。ケイトとの夕食会の途中に脱走しようというのだ。夕食中にトイレでビバリーがチップを抜き、そのままトイレにチップを隠す。そして夕食会が終わった後、逃げるという計画だ。ビバリーは不安そうだ。

ケイトの家で行われる夕食会。イーサンはホテルから回収したらしい自分のチップをテーブルの裏に張りつける。ビバリーは夕食中に、娘がいたことをぽろりと漏らしてしまう。ケイトは執拗にその話を続けようとするが(過去の話はご法度なのに?)、ビバリーは慌ててトイレに逃げ込む。そしてそのまま、窓から逃げてしまう。イーサンはその場を取り繕い、家を後にする。
ハロルドはケイトに問いかける。
「あの2人、逃げるかな?」
「間違いないわ」

イーサンはビバリーに追いつき、そのまま逃げようとする。
しかし、街中の電話がなりだし、全員が起きだしてくる。ビルが死んだ時と同じだ。イーサンとビバリーはバラバラに逃げる。ビバリーはもし自分が死んだら、残してきた娘に自分のことを話してほしいと託す。
イーサンは追いついてきた男を撃退するが、ビバリーは捕まってしまい、大通りの真ん中に置かれた処刑台にくくりつけられ、ポープ保安官に首を切られて死んでしまう。それを住人たちが見守っており、拍手や歓声をあげている。

テレサとベンは、アイダホ州に車を走らせている。