「ゾンビ・アット・ホーム」シーズン2・第1話のネタバレ

In-The-Flesh

「ゾンビ・アット・ホーム」のシーズン2について!実はもうかなり前に見ていたのですが、ほったらかしてたよね。このドラマはゾンビドラマのなかでも、湿っぽくて繊細で大好き。

前シーズンまでのあらすじ

・主人公のキーレン、自殺するもゾンビとして蘇る
・待っていたのは、実家のある田舎での差別だった
・自殺の原因となった幼なじみの恋人を失い、キーレンは絶望するも、家族に支えられてこのまま生き続けようと決める

今シーズンではゾンビを卑下する人間たちに復讐しようとする過激派が登場。キーレンには好きな人が登場して……??とドキドキの展開。なお、キーレンさんは相変わらず同性愛者です。

登場人物

キーレン:前シーズンで、幼なじみの恋人(男)・リックを失ったゾンビ。普段は心優しいが、親しい人や家族のためには立ち上がる強さがある。
エイミー:キーレンの親友の女の子ゾンビ。皮肉屋である。
サイモン:エイミーと共に村を訪れた謎の男。エイミーの恋人のように振る舞うが、その本心は……??

ジェム:キーレンの妹。兄との確執を乗り越え、普通の高校生に戻るが……?
キーレンのパパ:前シーズンとは異なり、おしゃべりキャラに変化。
キーレンのママ:前シーズンより出番が減る。優しいがいつでも息子の味方。

マーティン:ヴィクタス党議員。村に巧みに入り込んでくるが、彼女にはある策略があった。
ゲーリー:元HVF隊員。ゾンビを敵視している。

フィル:キーレンの幼なじみ。行政委員をしている。エイミーのことが気になっている。
シャーリー:フィルの母。カタブツの息子が心配。PDS患者たちの強い味方

ヘンリー:ジェムに恋するゾンビ青年。彼女と生前にキスをしたこともある。
サンドラ:議員に間貸しする家の女性。義母のゾンビに悩まされており、ヴィクタス党を支持している。ゾンビ嫌い。

ネタバレ

PDS患者が社会復帰してから1年半。「過激派」も出てきて、人間たちを襲うものも出てきます。

キーレンの隣人だったケンは、都会に出てきているよう。 彼は子供と一緒に歩いています(養子?)。 ゾンビをバカにする彼を戒め、電車のホームに向かうケン。

その一方で4人の患者たちの姿も出てきます。 しっかりメイクをして、黒ずくめの恰好になり、部屋の中のものを壊しまくります。 そしてその部屋をきれいに片付けて出ていきます。

ケンの乗っている電車に乗り合わせた4人の患者たち。
彼らは「生と死を知る我らはこの世で唯一の存在」「我々は永遠に生き続ける」「死も地獄も我々の手中にあるのだ」と熱弁をふるいます。そして化粧を落としながら青いドラッグを吸い込むと、彼らはゾンビに戻ってしまいます。罪もない人たちを襲う彼ら。子どもを逃がそうとするケンは、その直後にゾンビに襲われてしまい…!

※そして、今回からOP映像が挿入されています。
以前はスタッフ名とタイトルだけ挿入されました。実写じゃなくてイラストレーションなので特筆することはなし。

患者を弾圧しようとする「ヴィクタス党」と過激派「不死の解放軍」の対立が激化しているというニュースを見ているキーレンの両親。

自室にいるキーレンは、親友・エイミーから来たハガキを見ています。
そこにジェムがやってきます。制服姿で髪の毛も真っ黒に染めたジェム。エイミーも解放軍にいるのではないか?心配するキーレンを慰める家族たち。無口だったパパは、おしゃべりキャラになっています(おそらく前作のエンディングが関係している)。
ジェムは高校に戻り、進学を考えているよう。兄にネクタイを結んでもらいながら、今後の話をしています。友達の話をされて、気まずそうにする彼女。
一方、長期旅行でベルリンに行く予定を立てているキーレン。しかし、ジェムはパリに進学すべきだという話題をふっています。

一方、エイミーは預言者のもとに集まった患者たちと一緒に暮らしています。彼女はどうやら、村に戻るよう。しかも、いかにも謎の多そうな男患者と一緒に……。

目が乾くと、診療所の医者を訪れたキーレン。そこにはシャーリーの姿もあります。
「1日中コンタクトをつけている」というキーレンに驚くシャーリー。
「“肯定”は続けてる?」という言葉に、嫌そうなキーレンです。
自分は患者である、自分は(患者だから)悪くない!という肯定作業はいかにもバカバカしい感じ。ベルリンではなくパリに行こうと思うと話すキーレンに、医者はややシニカル。シャーリーが黙らせてくれます。

診療所ののロビーで、ケンが患者によるテロで死んだことを聞き、驚くキーレン。 そこにゾンビを連れたゲーリー(元HVF隊員)がやってきます。ビル亡き今、人間の悪人代表と言ったらこの人なのか?ゾンビを無傷で捕まえたと報奨金をもらうゲーリーですが、キーレンは「彼は銃で撃っている」と受付に告げます。しかし、減額されてゲーリーはがっくり。キーレンをにらみつけます。
檻の中のゾンビはへたりこんでしまいます。それを見ているキーレンです。

神父はまた過激な説教を続けています。信者は数人に減ってしまっています。そこに、ヴィクタス党の女性議員が登場。議員のマーティンは、襲撃事件の慰問に訪れたそう。ケンの事件があったからでしょうか。彼女は村人と触れ合うために、パブを訪れます。

そのパブでは、キーレンがアルバイトをしています。キーレンがパリに行くかもというので、店を継いでよ!と言っている女主人・パール。(前作ではビルと喧嘩をしていた。当初は患者に否定的だったが、現在はキーレンを可愛がっている様子)

パブに来たゲーリー。女主人は彼の銃を押収します。しかし、一部の客たちは患者(ゾンビ)に反感を抱いているよう。

ゲーリーはHVFで一緒だったディーンを見つけて話しかけます。しかし彼はすっかり改心したようで、PDS患者・フレディとつるむようにすらなっています。感染者扱いをされて怒った彼は、ゲーリーに冷たく当たります。

ジェム。学校で孤立している彼女は、他のテーブルの女の子たちを羨ましそうに見ています。しかし、それを「自分を見ている」と勘違いしているPDF患者の男子高生・ヘンリー。ジェムのためにアクセサリーを手作りしたという彼を、仲間はバカにします。元HVFだし、人間とゾンビだし、叶う恋じゃない。でも、目が合うとニコッと微笑んでくれるジェムにときめくヘンリー。

パブに議員がやってきます。ケンの死を「自業自得」という村人たち。しかし、襲撃事件は「この村で起こるはずがない」と信じています。議員は実はこの村の出身のよう。おかわりを購入しにいった議員は、キーレンに話しかけます。話しながら彼の手を握った議員。ですが、その冷たさから表情を変え、彼が患者だと気が付きます。フィルから彼女の情報を仕入れるキーレン(2人はもともと幼なじみ)。フィルは「どうせ短期滞在さ」と肩をすくめます。

家に帰って、議員について調べるキーレン。彼女はPDS患者を完全排除しようとする過激な論者の持ち主。彼らを「冷酷な殺人鬼」とまで言い捨てます。

パリのガイドブックを眺め、PDS患者も宿泊できる施設にマルをつけるキーレン。

フィルの思惑とは別に、彼女は長期滞在することになったようです。神父はフィルを彼女のお目付け役にしたよう。

花を持って、お墓を訪れるキーレン。もちろん、リックの墓を訪れたのでしょう。彼の墓の横で座り悩みます。村を出るべきなのか、それともパブで永遠に働くのか。うじうじしているキーレンの背後に、エイミーが登場!ハグする2人。

散歩する2人。「残念なお知らせ、私たちの結婚は中止よ!」なんて冗談を言うエイミーですが、恋人を連れて帰ってきたことを明かします。自分は恋人を作ることはないだろうというキーレン。リックの家の前を通りかかります。すっかりさびれてしまっている、彼の家。

住民名簿を探せと命令されているフィル。議員は何をたくらんでいるのか?

初めて死者が蘇った村だとされている、この村。
(※初出情報。前シーズンでは「初めて義勇軍が誕生した土地」とは言われていた)
預言者に会うことができなかったというエイミーですが、明日に控えたパリへの出発を伸ばし、エイミーと一緒に過ごすことにします。

「何事にも理由がある」「運命なのよ」と語るエイミーに、「ゾンビ界の仏陀」とからかうキーレン。しかし、「ゾンビ」「部分死患者」という言葉に反発し、「私たちは不死者」というエイミー。その表情はどこか危なげです。

やたらと住民記録を欲しがる議員に、危機感を持つ神父。議員を追い帰そうとしているようです。

住民・サンドラの家に宿泊することになった議員。実はサンドラも、ヴィクタス党の支持者。彼女の家には患者(義理の母)がいるのですが、口うるさくて意地悪いババアにサンドラもイライラ。その影響でヴィクタス党を支持することになったようです。
議員はひとりになってからカバンを開け、木製の機関車のおもちゃを取り出します。

キーレンの家。父親はエイミーが村を襲うためにやってきたのではないかと心配しています。
そして、キーレンもそうだと知らずに「人を襲ったゾンビはコワイね~」なんて茶化します。
父に本当のことを言おうとするキーレン。しかし、ジェムが機転を利かして話題を変えます。
パパのファッション(デニムonデニム)をいじる家族たち。

キーレンはメイクを落とし、コンタクトをとってみます。鏡にはタオルをかけています。医者にもらった目薬を差すキーレン。でも、自分の姿を鏡で直視することができません。

探偵ドラマを見ているサンドラ家と議員。ドラマの内容に「つまらない」「バカみたいな番組」と言い出す義母に「じゃあ墓に戻れば」というサンドラ。険悪な雰囲気に落ち着きません。そしてサンドラは猫にエサをあげるために外に出ますが、そこでゾンビに襲われてしまいます。屈強な男のゾンビに襲われ、悲鳴を上げるサンドラ。それを、議員が助けてくれます。頭に電動ドリルを突き刺して!ゾンビの目玉から、突き出す電動ドリルの刃。返り血を拭う議員。

神父は、妻・ヘレンの墓に花を手向けにやってきます。おそらく、彼は妻への思いからゾンビを排斥するような言動を繰り返しているのでしょう。そこに、墓の名前をメモする議員の姿もあります。神父はそれを見守ります。

スーパーマーケットでの悪夢を見るジェム。寝ながら叫んでいます。また、キーレンの父は患者に向けて高まっていく非難の声を心配しています。

キーレンはエイミーと約束していた墓場に出かけ、シニカルな男患者・サイモンと出会います。
預言者の弟子のひとりだというサイモン。キーレンのお墓に腰掛けていたり、やたらと生者に否定的だったりとあまりいい印象を残しません。人間の姿を模倣してはいけないという彼だが、「逃げるな」「ありのままで生きろ」というサイモン。

神父たちが会議をしている横で、住民と話していたらしい議員。(委員たちは神父・ティム、前シーズンに出てきたリサの父親、パブの女主人パールだと思います) その住民を送り出した後、会議に割り込んできます。 ゾンビを殺したことを告白する議員。凍る委員たち。
「地元民じゃないから安心して」という彼女に、「彼にだって親がいる」という人もいます。
「ゾンビだって人間だ」という意見すら、「人間は他者を食べないわ」と切って捨てる彼女。
自分よりも過激な意見の持ち主に、驚く神父。

母と共に買い物に出かけるジェム。

神父は議員を牧師館に招待します。その思惑とは?

パブでくだをまいているゲーリー。HVFの隊員は彼を入れて3人は残っているよう。金欠だし仕事はないしで、ゲーリーはキーレンに皮肉をぶつけます。ジェムを復帰させろ!という男たち。

例のスーパーマーケット(キーレンが人を食べていたとこ)に来た母子。ジェムは居心地が悪そう。キーレンのことで話しかけられる母・スーですが「彼には何か能力はある?」と聞かれて「はい(絵を描くのが得意)」と答えます。しかし「どんな超能力?」「うちのは予知能力なのよホホホ」と言われてドン引き。死者と交信できるのよ~!とまで言い出す彼女(実はヘンリーママ)の相手をするスー。ジェムはひとりでカートを押して歩きだします。

思い出の場所。兄が友人・リサの脳みそを食べていた場所。それを見ているうちに、過呼吸のようになってしまいかけます。店員に声をかけるジェムですが、振り返った彼は裸眼のPDS患者!パニックになって立ち去る彼女を、見つめている女の子がいます。

エイミーはドレスを着て、頭に飾りをつけます。なぜか手が震えている彼女。着替えをしているサイモンは、背中に大きな傷があるのが見えます。2人は腕を組んでどこかへ出かけます。

相変わらず、イジワルなゲーリーはキーレンをからかっています。パブに入ってきたエイミーとサイモンは、化粧もしていません。「遊びに来たの」と堂々と座る彼ら。避けるように逃げていく客。

神父と議員の密談。奴らを全員1人残らず裁くべきだという神父は、議員にあるものを見せようとします。

エイミーとサイモンをからかい続けるゲーリーに、「退店しろ」というキーレン。キーレンとゲイリーの喧嘩が始まります。ゲーリーはサイモンの首を絞めあげ、一触即発ムードに。女主人はゲーリーの銃をもって「全員動かないで!」と叫びます。近付こうとするキーレンにも、銃を向ける彼女。キーレンはカウンターに鍵を叩きつけ、そのまま店を去ります。

議員に、「第二の反乱」の話をする神父。「妻は第二の反乱で蘇る」という神父は、「今いるゾンビたちを全員殺せば、妻が蘇る」と信じているよう。「それは間違っている」とはっきり言う議員は、「私は第二の反乱なんて望んでいない」と断言。神父を責めたてます。そして 「あなたはクビよ!」と宣言、神父は激昂。そこで心臓麻痺を起こしてしまいます。急いで電話をかけようとする議員ですが、目の前に探していたものを見つけます。住民名簿でしょう。
議員はそれを手に、神父館を逃げ出します。

自室で、患者たちの写真をピックアップしている彼女。キーレンの写真をはりつけ、それを見つめています。