アイルランド映画「フロム・ザ・ダーク」を見ました。2014年の映画です。
この映画はあんまり話すべきことがないですね。レンタルしてみたので借りたものの、ほめるところがよくわからないなあ。
あらすじ
旅行中にエンストしてしまった車。サラとボーイフレンドは田舎のある街で立ち往生してしまうが、そこに怪物が現れる。
ネタバレ
墓穴を掘っている老人。スコップが爪の長い死体に触れる。
日が暮れてきたところで、この老人は墓穴に引きずり込まれてしまう。
ドライブしているカップル。主人公のサラは、なぜか彼のマークが髪の毛を切りすぎたことをいじっています。唐突に「俺は結婚しない!結婚とは奴隷制である!」と言い出すカレ。しらんがな。特に意味はないシーンですね。
車が立ち往生して、彼が他の家まで見に行きます。サラはただひたすら車でダラダラして、タバコを吸ってます。そしてその家に彼女を連れてくるカレですが、このあたりでげんなり。全然話が始まりません。
誰かがいる!?→後ろを見ると誰もいない→やっぱりいる?→サッ!隠れた!この繰り返しですが、どうやら襲って来ているのはさっきの老人。
そして、このモンスターは明かりに弱いということもわかります。
そして、彼らに噛まれるとモンスター化するというお決まりの展開。もちろん、カレのほうが噛まれちゃいます。
彼女はモンスターから逃げるために「静かにして!」と彼にいいますが、すねがぐちゃぐちゃに切り裂かれていたら静かにできんだろとは思いました。
唐突に「いぶりだし」という人間らしい手法を使い出すモンスター。火も苦手なんじゃないのか??何とかするために、サラが老人の車を盗みます。車のライトに照らされ、土になって砕けてしまうおじいちゃん。
しかし噛まれたマークもおかしくなって、サラは明かりを奪われたり、彼を閉じ込めたり、スプレーで火を燃え上がらせて威嚇したり、とだらっとした展開。
結局サラはマークがいる家屋に放火して、そのまま逃げた先で自身の噛まれた指を切り落とします。 そして追っかけてきたマークを殺すべく、電灯をつけます。
電気がついたせいで土になり、さらさらと崩れるマーク。
なんだよ!電気がつく家もあるのかよ!という気持ちにもなる。
このへんでサラは革ジャンを脱いで、タンクトップになります。ホラーでいう正装ですね。
この後は外に逃げ、用水路のように掘られた穴をつたって逃げるサラ。
途中でワナらしきものを踏んでケガして焦ったりもしつつ、追いかけてきたモンスターをオイルで燃やして水たまりのなかに沈めちゃいます。
そして朝が来た……的な感じの爽やかな終わり方です。なんで爽やかなのか知らない。ホールズのCMみたいだわ。
そもそも、このモンスターは何なのか?
彼らは何の目的で、主人公たちを襲ったのか?
(肉を食べたいのか、侵入者だと思ったのか?どっちでもないような)
「光が嫌いで、当たると土になる」「噛まれるとモンスターになってしまう」という設定は、ヴァンパイアのようなゾンビのようなトロルのような、よくわからない感じ。
とにかく、話の全景が見えてこないのでぽかーんとするしかありません。
個人的には、ヒロインが白の革ジャンを着ていたのはかわいらしいと思いました。革ジャンの主人公ってクールだね。