「ロスト・ソウルズ」

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2000年のアメリカ映画「ロスト・ソウルズ」を見ました。
ウィノナ・ライダ-主演ですが、カワイイね。
でも、このお話はなんだか、どうにもね。

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あらすじ

ニューヨークの神学校で働くマヤは信仰に救われた若い女性。失敗に終わった悪魔払いの現場で謎の暗号を受け取ったマヤは、そこから悪魔が復活のために宿ろうとしている人物の手がかりを掴むが……。
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=161817

ネタバレ

この映画はすごい前提のもとに成り立っているのですが、
「近親相姦で生まれた子供は悪魔となり、この世を終わらせる」んですって。

そして、それを信じる悪魔祓いのお仕事をする女性(子どもを失った過去がある)・マヤと、この悪魔となるかもしれないピーターが主人公であります。

悪魔祓いをするも、失敗して神父さんがおかしくなっちゃうというミスを犯すマヤ。
そもそも悪魔祓いを信じていない人も多く、彼女は神学校においても、やや浮き立った存在であります。

ピーターは殺人犯の本を多く手掛けているノンフィクションライターです。
彼は夢の中にたびたび「XES」という文字が出てきて悩まされていますが、それを打ち明けた人には「それってSEXじゃ~ん!いやらしい~!ヒョー!」みたいな反応をされて困ってます。

ここで、彼とコンタクトをとったマヤは「XES」は悪魔からのメッセージであると主張します。
いや、私はシティーハンターに仕事を依頼する時のアレしか思いつかない。
しかし、駅にあった伝言板って今の若い子は知らないのね。「知らない」ってもったいないですね。「シティーハンター」と「キャッツアイ」は読んだほうがいいと思います!
それはどうでもいい。

実は悪魔祓いの対象になっているバードマンという男は、自分の家族を皆殺しにした男であります。マヤはこのバードマンに追い詰められる幻覚ばかりを見ているため、より憎しみが強いよう。
この精神病棟にいるおじさんが騒動に関わっているのですが、あんまりエピソードに影響しているわけでもないのでう~んという感じ。

さて、マヤの仲間である助祭が男性に危険だと警告をしにやって来るのですが、なぜかこの男に殺されそうになるピーター。
しかも騒音にうるさい隣人が自殺しているのに、それでも隣の部屋からゴンゴンと変な音がしている……という不気味な展開もあります。

まあ、なんだかんだモメまして(飽きたのである)、この男性のガールフレンドも悪魔に魅入られていたというすさまじい展開のなか、自分が親が近親相姦して生まれた子供であることがわかるピーター。
そしてこの男が悪魔になるのよ!ということで、その直前にマヤがピーターを射殺してガックリ。なんだこの話。

いろんな意味で後味が悪く、そしてあまり面白いわけでもないのでボケーッとしちゃいました。あんまりおすすめでもない。